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SNSやブログで今ひとつうまく集客につながらない理由

先日、ホンキ経営塾生の彼がこんなことを言っていました。

「お客さんから見た時に、オーナーの想いとか、スタッフの想いが自然と伝わるかどうかって大事なんだと気づいたんです。
 そして、自分のお店はどうだろう?って考えた時に、まだ、そこがもやっとしているんですよね」

実は、ここが大事なのです。


■こんな相談が多い

起業して立ち上がりの時が、一番迷うし、多くの人が思いつきで行動をして、時間がかかったり、迷走しがちです。

また、最近は資格を発行するところも多く、資格を取ったら仕事になるような印象を持たせてしまう。
そして、資格を取ったから、さあ!頑張るぞ!たくさんの人に喜んでもらおう!と思うのだけど、あれ・・
資格はもらったけど、どうやったらいいのか教えてもらっていない気がする・・

結果として、よくある相談が

「起業して、屋号も決めて、名刺もつくって、ホームページも作りました。
それだけだと集客できないからブログと、フェイスブックも始めたんです。 でも・・お客さんが来ないんです。TwitterとかLINEもやった方がいいんでしょうか?」

というものです。

でも、これだとダメなんです。
情報発信を始める前にやるべきことがあるんです。


■情報発信の前にするコト(その1)

僕らは、何か商品やサービスを選ぶ時に、何を基準に選ぶのか?

そう。
今自分に必要なもの、欲しいものですね。
より具体的に言えば、自分の課題や悩みを解決してくれるもの、自分が得たい未来が手に入りそうなものです。

例えば、今よりもあと、5kgダイエットして、あのお気に入りの洋服を着たいな♪
例えば、集客の悩みを解決して、楽しくビジネスしてお客さんに喜んでもらいたいな♪
例えば、もっと自分をスタイリッシュに見せて仕事がデキル人な感じの髪型や洋服にしたいな!

ということです。
これが、お客さんにとっての「価値」です。

だから、まず、大事なのがこの
「顧客さんにとっての価値設計」
です。

そして、だからこそ
「ペルソナ」
という顧客の具体化が必要になります。

なぜなら、顧客が
「どんな人か?」
がわからないと
「その人にとって価値あるコト」
が見えて来ないからです。


■情報発信の前にするコト(その2)

さらに、今の時代は「共感マーケティング」の時代です。
モノや情報は似たようなものがあふれています。

その時に選ぶのは「感性」です。
「何となく好き」「共感する」「自分に合っている気がする」

だから、最近のフェイスブックは「いいね!」ボタンなのです。
そして、インスタは♡マーク、このノートも♡(スキ)です。
では、その「共感」を生み出すものは何か?

それは、提供者が大事にしている
「価値観」
であり
「なぜ、そのビジネスをしているのか?」
「どんな状態、どんな社会を目指しているのか?」
です。


それがあることで
「あ、私と同じだ!」
「うん!それいいと思う!」
という
「共感」
が生まれます。


■準備してから情報発信する

「お客さんにとっての価値」
そして
「どんな状態、どんな社会を目指しているのか?」
「なぜ、そのビジネスをしているのか?」
の2つをまず明確化する。

その上で、情報発信することで、情報に
「明確な軸」
がうまれ、結果として
「自分の悩みがこれで解決できそう!」
「他よりも、こっちの方が自分に合っている気がするからこっちにしよう!」
と共感され、選ばれるようになります。

だから、まず2つのポイントをしっかり整理して明確化してから、

・ブログやSNSを使う。
・ホームページを作る。
・広告を出す、友達に口コミしてもらう、チラシを配る、人と会って伝える。

などをしていくといいのです。


自分の場合はどうだろうか?
そんなことを考える時間をぜひ作ってみてください。

【今日の経営のレシピ】

情報発信する前に、次の2つをやる

1.お客さんにとっての「価値(顧客価値)」を明確にする
2.自分の「価値観」「なぜ、そのビジネスをしているのか?」「どんな状態、どんな社会を目指しているのか?」を明確にし共感ポイントをつくる


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