【起業のお話し】ちょっとやってみようかなが大事
昨日はTOKYO創業ステーションでオンラインセミナーだった。
対象は、起業を考えている人&起業して間もない人。
話を聞いてて感じたのが
「起業」
は大変なことだからと
「めちゃくちゃ頑張らなければならないもの」
と気合を入れすぎるがゆえに、ハードルが上がり躊躇してしまうということだ。
もちろん、ビジネスは甘い世界じゃないのは事実だ。
20年以上コンサルタントとしてビジネスの最前線に関わってきて
「事業を縮小」
したり
「廃業したり」
するケースもたくさん見てきた。
ただ、一方で
「事業を拡大」
したり
「新規事業を立ち上げる」
ケースもたくさん見て来ている。
どちらになるかなんて、残念ながら誰にもわからない。
ぼくらコンサルタントも超能力者じゃないので
「予知」
なんかできない。
ただ、言えるのは
「まずは始めてみないと何も始まらない」
ということなのだ。
■例えば・・
赤ちゃんにとって、立ち上がることってとてもハードルが高いことなのだと思う。
だって、それまで立ったことなんてないのだから。
でも、
「よ、よし!今日は立ってみるぞ!頑張ろう!」
と気合を入れているのかというコトだ。
とりあえずやってみる。
転ぶ。
また、やってみる。
転ぶ。
でも、そのうちにちょっと立てるようになる。
「おっ、コツわかってきたぞ!」となる。
そのうちに、だんだんと筋力とバランス感覚も養われて、いつしか立てるようになる。
起業もそんなものなのだ。
気合を入れすぎなくていいと思う。
■ちょっとやってみようかなが大事
昨日は、もちろん起業するために必要なことというテーマに沿ったコンテンツは伝えつつも、メッセージとしては、そんなことを伝えていたのだ。
そして、最後の感想では
「ちょっとやってみようという気持ちになりました」
「頑張らないといけないと思いすぎていたのかも」
といった声がたくさんあった。
それでいいのだ。
でも、もちろん、そのまま思いつきで行動するとやはり難しいので、準備を気合を入れてやるのはいい。
ただ、気合だけだと空回りして、ハードルが上がるので、そこはコンサルタントやビジネスコーチにナビゲートしてもらったほうがいいだろう。
ぼくは自分自身でもやっているし、自治体からの委託も受けているハイブリットタイプだが、お手軽にサポートをしてもらうのであれば自治体などのサービス、がっつり深く関わってほしければ民間がいいだろう。
なお、東京での創業であれば、創業前であれば、TOKYO創業ステーションの1FにあるStartup Hub Tokyo(スタハ)のコンシェルジュに相談する。
起業した人であれば、2Fのプランコンサルタントに相談する。(私も毎週金曜日に丸の内にいるので良ければ利用してみてもらいたい)
もちろん、それぞれの区や市でも同様の創業支援の場はあるのでそちらでもいいだろう。
そして、動いてみて、転んで。
相談して。
また、動いてみて、転んぶ。
そんなある日
「おっ、コツわかってきたぞ!」
となる。
■ただ、もし・・
ただ、もし、今、会社員や勤め先があり
「お給料」
がもらえているのであれば、週末や休みの日にプライベートとして、まずちょっとやってみるをおススメしたい。
中には
「よし!」
と気合を入れて、でも準備も何もしていないのに、いきなり会社を辞めてしまう人もいる。
もちろん、退路を断って死ぬ気で頑張るのはいい。
ぼくは嫌いじゃない。
でも、ある程度は準備はしておいた方がいい。
なぜなら、すぐには稼げないことが多いからだ。
少なくとも、それを欲しいという人たちがいる商品やサービスにすること。
さらに、そこに、自分ならではの強みや経験を加えて差別化しておくこと。
が必要だ。
そうした準備期間中に
「収入」
があるのだとしたらそれに越したことはない。
あ、もうやめてしまったって?
だったら、気合入れて集中して、商品やサービスを磨き上げて行こうじゃないか!
【追記】
8月からは4週連続で、アイデアを形にしていく連続セミナーをTOKYO創業ステーションで担当させていただくことになった。
ちょうど今日から募集が始まったようなので、興味ある人は下記の案内ページを参照いただきたい。
▼TOKYO創業ステーション「働き方リデザインコース」
https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0103?event_id=E000100107