見出し画像

母は強し

先日、母に付き添って病院へ行った。

母は2年ほど前に婦人科の手術を受けていて、
それの定期検診。

69歳での、全身麻酔を用いる手術。
いくら普段元気100倍の母とはいえ、すごく心配だった。

そんな手術を乗り越えて、数ヶ月後には普段の生活に戻って
テニススクール通いも復活していた。

その時のことについて聞くと
「それよりも大腸ポリープを切る手術の方が痛かった」とのこと。

なんでも、麻酔が十分に効いていない状態で手術決行され、
大悶絶したそう…
「お産なんかより死ぬほど痛かった」って
わたしはお産を経験していないけれど、想像を絶する…

母は本当に強い。

そして子どもたちのことを一番に考えてくれている。

照れ屋さんだから、
優しさが全面に出されているわけではないのだけれど
不器用な優しさが滲み出ている…というかなんというか。

子どもの頃はわからなかったけど、
今は母なりの心遣いや思い遣りをひしひしと感じることができる。

天然でおっちょこちょいで、
でも実はしっかりしている
そんな母が大好きだし、尊敬している。

まぁ、でも
すべてを崇拝しているわけでも、もちろんないけれど。

親だからこそ、反面教師にしている部分もある。

母は結婚も出産も遅い方だったのだけれど、
だからこそなのか
「子育て中、あれしておけばよかった、どこ行きたい…とか
思ったことなかった。
結婚前に十分遊べたし、したいこともたくさんできたから。
それに今も好きなことできてるし!」
とのこと。

それを聞いて、娘目線から良かったなぁ…
ってほっとする気持ちと、
そういう生き方もいいなぁって気持ちになった。

だからかどうかはわからないけれど、
母はわたしたちに全力で向き合ってくれていたと思う。

わたしは、そう思うけれど。

妹たちがどう感じているのかは、わからない。


今すごく思うのは、

お母さんかわいいなー!
大好きだなー!
わたしが守らなきゃ!

っていうこと。


母は「あんたらに面倒見てもらう気は無い」って
常々言っているけれど、
わたしは母の最後の最後まで寄り添っていたい。
後悔しないように。


今も週一でテニススクールに通っている母だけれど、
今年で72歳。

いつ何が起きてもおかしくない。

離れて暮らしているから、なお不安が募る。

電話をかける度、出るのが遅かったり
1回じゃ繋がらない時はいつも
「倒れていて電話に出られないのかもしれない…」
「どこかで事故にあっているのかもしれない…」
と考えてしまって、ドキドキ不安になってしまう。

そう考えてしまうのは、
不安神経症の後遺症なのかもしれないけれど。


あぁ、もう、どうか
母が末永く健康でいられますように。


取り留めもなくて、ごめんなさい。

ちなみに、タイトル画像は母と妹。
本気でボールを蹴ろうとしている母(70)と、
本気でゴールを守ろうとしている妹(31)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?