見出し画像

合言葉は、ときめくものだけ!

ときめくものだけ集めること、
ときめかなくなったものは手放すこと
みんな、どれくらいしているのだろうか。

なぜ私がこの議題に辿りついたかといえば
父がたまに、私のお気に入りのペンを持っていってしまう、というイラ立ちからだった。笑

父にとっては、たかがペン1本かもしれないが
わたしにとっては、確か230円する、
かきやすさ抜群のバディ、大事な打ち合わせ、新しいアイディア出す時には必ず持ち歩くペン。
お気に入りの印に、ゴールドの星のシールも貼ってある。
(基本お気に入りのものしか持ち歩かないためほぼ星のシールが貼ってある。笑)

前にも同じことがあり、
私のものには星のシールが貼ってあるから!
と伝えたのだが今回もそんなことは気づかず、持っていかれてしまったのだ。

(ここまで読んだ人はもう私にペンを借りたくなくなっただろう・・ごめんそんなつもりはない・・笑)

私のベースにある考え方


私は人から借りたものは
”あの子がときめいたもの”借りている、ということを忘れてはいけない。と思っている。

借りるものや理由はそれぞれだが、お金や空間、時間にも言えることである。
そう思うと借りる時の意識は変わるんじゃないかなと。
(あの子がときめきながら稼いだお金、ときめくための時間、ってイメージ笑)

この考え方でいけば、借りるだけでなく、頂戴する時も
より大切な時間をありがとう。
大切なお金をありがとう!と気持ちよく受け取ったり、
有意義な時間を過ごそうという気持ちになると思う。

探して探した私のペン

結果、私のペンは父のペンコーナーに
芯が出しっぱなしのまま、無造作にしまわれていた。
(これは私にとって本当に激おこ案件だった。笑)

そのペンを私がどれだけ大切にしているか、
もちろん彼は理解していないことがわかる。
【芯が出しっぱなし→インク乾く→無造作に放り投げられ痛む→愛を感じられない。→ぎゃーー怒怒怒】という感じになった。

幸い、その時その場に、張本人はいなかったので
なぜこんなことが起こるのか、わたしは怒りを超えて考えた。

そのようにぐるぐると考えていたところ、
私の父は、ときめくものの更新をしていないことが分かった。

ときめくもの


若い時はクローゼットが空っぽだからあれよこれよと
自分探しするように色んなジャンルのものが集まる。

ある程度、あ、こんなものあったわ。
って忘れていたものが出てきた時が、整理整頓のタイミングだとわたしは今考える。

つまり、しょっちゅう、
あ、こんなものあったわ、と思う人は
本当にときめく、という感覚で手にしたものが
少ないのではないかな・・と思ったりする。
私の父は最近頻繁にこれは・・・いついつ買った?・・・
◯◯だっけな?ということが増えたからだ。

私には今までそういう経験がなかった。
だからたまに、自分が買ったものを忘れる、買っても開けずに収納する、という人の感覚が全くわからなかった。
買う時に、自分がそれを着用、使用して人が笑顔になる姿や
元気になるシーン、自分が心地がいい瞬間を想像して、2-3個そのシーンが見えたとこで買うのが、私の物の買い方。

安くても、高くても必ずそうやって手にとり、
その場で画が浮かばないものは持ち帰って考える。
(よっぽど迷うものはその時に在庫確認までしておくw)

で、12-13年も経てば趣味や思考がきっと変わる。
その中で、こんなの買ったなあ。ていう物が最近やっと出てきた。

そうして父の感覚を想像し自分の感覚を照らし合わせながら
私は新たなものの収納スペースを確保するため、自分を整理した。

自分更新とスペース


父とのことで比較し気づいたことは
思い入れのあるものを残していくのも素敵だけれど
時代と共に考え方も物も進化していくから
新しいものを取り込むスペースを作ることも必要ということ。
余裕があれば新しいものは果たして自分に合うものなのかを審査するための余白さえ作りたいと私は思う。

洋服のサイズが変化する人もいれば、
当時はあんなに嫌いと言っていたカラーを身に纏ってたり、機械は苦手と言っていた人が使いこなしていたり、
人は変わる。変われる。

それは
自分がより良い自分になろうと選んできた道にある今なのだ。

たとえ今が最悪でも、当時から更に悪くなるように、とは誰しもが思っていないはずだ。
だからこそ、どんな時でも
今の自分が、いい、心地いい、と思うものに囲まれて過ごすこと、今ときめかないものを感謝を込めて手放すこと、過去の自分に敬意を払うことは
今の自分をさらに向上するために欠かせないことなのだ。

人間関係や仕事も同じだと思う。
ちょっと冷酷な言い方になってしまうが
わざわざ、自分が悪くなるような環境に身を置く必要はない。

過去にときめいていたものが今も変わらずときめくならまだしも
勿体無い、こんなに苦労したから、悔しいから、お金が、プライドが、
と別の理由で手放すことを躊躇しているなら、
今の自分やその先にいる自分を明るくするために信じてみてほしい。

過去の自分より、今この一秒一秒更新される自分の方が断然に、経験も思考もアンテナも更新されているはず。

もしも一度手放した情報や物がもう一度欲しくなった時には、是非、再度購入なり検索をすればいい。
2度目に手にする時は、1度目より断然ときめきも強くなるだろう。

時間も場所も、記憶も有限。

有限のスペース管理は自分でできるということ。
PCに外付けのハードディスクがあるように自分の脳にもそれが必要だ。
デスクトップやフォルダ内のゴミ箱の中も
出来るだけ綺麗にしておけば、本体の容量も重くなりにくい。

今の自分がときめくものだけを常に整理しておけば
ときめかない誰かのものが自分のエリアに入ってきた時にすぐに気づくし、その違和感によって返却もできる。

一見眩しいほどのキラキラしたものにしか通用しないような気もするが
キュン(悲)とする気持ち、助けたい!協力したい。この人に頼りたい。頼みたい。とかっていう気持ちもときめきとして言えることであると思う。

そうしていれば自然と
自分のものを無くさないように大切に管理することができるだろう。
一つ一つを丁寧に選ぶことで大切にできる。
それはゆくゆく、巷で話題のサスティナブルにも繋がる。

手放す時は不安も多いけど、いざ手放すと、案外大丈夫なもんよ。良いことしか起きる気がしない〜!
なによりも、自分が一番スッキリするし、自分んで自分を楽しませ、楽しんで!

父を反面教師に今日も自分の中と向き合うきっかけになった。
どうか彼も1秒でも多く、感覚を研ぎ澄ませ
ときめくものの中で暮らしてくれることを願うばかりだ。
強制はできないし、それはそれで彼の選ぶ人生であるから、
ペンはサッと盗み返し、私はとにかく祈るしかない。笑


だからこそ
合言葉はときめくものだけ!

Have a great day!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?