見出し画像

プレゼントがもたらす体験

今月頭、24歳の誕生日を迎えました。
年に一度の、たくさんプレゼントをもらう経験をして、あらためて気づいたこと。
それは、プレゼントがもたらすうれしさが、とても多様であるということです。

まずはプレゼントをもらった瞬間。

誕生日の翌日学校に行ったら、ある友人は会うなり「おめでとう!!!プレゼントあるよ!!!!!」と言って紙袋を渡してくれました。
私を喜ばせたいという気持ちが、とてもうれしかった。

ある人は、ロータスというシナモン味のビスケットをくれました。
たまたま少し前に、私がそのビスケットが大好きであるという話をしていたのです。
このときのうれしさは、私のことをわかってくれていることから来るのでしょう。

今まできちんと認識していたのは、このようなうれしさでした。
でも、うれしい体験ってもらったあとも現れるんだなあと、今年は強く実感したのです。

親友は、北欧デザインの写真がコレクションされた分厚い本をくれました。
さすが10年来の友人。私の好みのど真ん中だったので、もらった瞬間はそれはもう興奮です。滅多にないレベル。
この本を手にして眺めるたびに、そのときの驚きと強い喜びが蘇るのです。
もらった瞬間の感情を思い出すことが、私を何度もうれしくさせるのです。

ある人は、粋だなあと思ったのですが、とても高級なヘアブラシをくれました。
毎日髪を梳かすたびに、その人のことをちょっと思ってしまいます。
プレゼントされたものを使うことを通じて、相手とのつながりが感じられる(感じてしまう)のが、うれしい。

僕のバイブルです、と大好きな一冊をくれた友人もいました。
歌集なのですが、ああこういう歌は特に好きだな、なんでかな等と考えながら少しずつ読んでいます。
読み終わったら、感じたことを伝えたい。
プレゼントをきっかけに、相手とのつながりが深まることもまた、うれしい体験です。

自ら作ったサービスで、人に良い体験を届けたい。これが私の当面の目標なのですが、プレゼントを贈る・届けるというのは、人と人とのつながりがまさに作りあげるという意味で、究極の良い体験の一つであると思います。

このように、良い体験を自ら味わい、そして考察することが、良いインプットになりそうな気がしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?