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作品集

17
ぽえまーーーーーー
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#詩

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僕は君を大好きだけど
いつまでも伝わらないし、伝えられない

でも君が「みんなのことが大好き」
だなんて言うから
勘違いしてしまうよ、僕は

夏の鈴と書いて「かりん」

夏の鈴と書いて「かりん」

夏の昼下がり
僕の中に
なにか透き通るような
美しく儚い音が響いた

その音は僕の色を変えた
真っ白な世界を知った僕は
真っ直ぐに君を想う

変わりたいと君は言う
変われないと君は言う
変わらないでいいと僕は言う
僕を変えた君に
変わらないで欲しいと僕は言う

変わりたい君自身が
変わらない君ならば
僕のわがままは叶えられるかな

こんな僕のわがままに
変わりたい君と変わらない君は
どんな音をくれ

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銀杏降る冬

銀杏降る冬

見上げた瞬間、
青空に黄色い吹雪が散って
私はこれから変身でもするのかと思った

目に入るのが怖くて
何度も下を向きたくなったけれど
それよりもこの瞬間を
わたしの瞳のシャッターに
収めたいという気持ちが勝って
一生懸命、上を向いた

これならいいでしょ?

これならいいでしょ?

恋は人を駄目にするから
そんなものしないと誓っていたけれど

愛は人を優しくするから
僕は恋する代わりに君を愛した

差が気になるのが人の性

差が気になるのが人の性

僕の中と君の中
中身はこんなに違うんだって
思ったところで
そういう思いもきっと君とは違うんだろう

君形のラヴ

君形のラヴ

愛にカタチは無いというけれど
そんなことないと僕は思うよ
僕の愛は君のカタチをしている
君の全部を愛しているから

きらきらほろり

きらきらほろり

悲しい理由じゃなく、誰かのために泣いたり、
誰かの言葉や行動に泣いたり。
よくあることじゃないけれど、
その瞬間、人生がきらきらしてる。

はじまり依存症

はじまり依存症

何かが「終わる」のが怖い
なくなってしまうのが怖い
忘れてしまうのが怖い

それなのに私は、「はじまり」を求める

死なない程度に好きでいさせて

死なない程度に好きでいさせて

こんなに僕は君が好きみたいだけど
というかこの気持ちは「好き」と表せるような
ものでは到底ないのだけれど
でもまずは「好き」を伝えなきゃいけないんだよな
僕の致死量の愛が全部蒸発するまで
君は熱を加え続けてくれよ

灰色の心

灰色の心

何度も何度も塗り直して
真っ黒に滲んだ感情に
白を混ぜ続ければ
いつか真っ白になる?

 だから笑って

だから笑って

「世の中上手くいかないことだらけ」
そんなふうに思うのは
もしかしたら気のせいなのかもしれない
上手くいかないことだけが僕を支配するだけ
よく世界を見渡してごらんよ
昨日も今日も生きてる僕
明日もきっと生きる僕
それだけでなんだかんだ上手くいってるじゃないか

ハルサメ

ハルサメ

たとえば青春というのは
どしゃ降りの雨のなか
ぺたんこになった
君の前髪のことなのかもしれない