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神様はなんで私を選んだの?


約3年前、私の身体に異変が起きました。

小さい頃から体は丈夫で、骨も折ったことないし

大きな病気もしたことなかった。

美容師時代も体育会系のお店だった為

熱が出ても休むことなく出勤するのが当たり前でした。


そんなある日、急に身体に力が入らなくなった。

ドライヤーを床に落としてしまったり、

携帯をよく落とすようになりました。

立ってることも辛くなり、熱はないけど

身体がだるいという状態が続きました。

さすがにおかしいと感じた私は病院を受診したけど

最初の病院での診断結果はストレス性の疲労。

滅多に病院に行かない私がこんなにしんどいのに

ストレスだけな訳がない。絶対原因は他にあると思い

いろんな病院を数件回って、ようやく

異常を見つけてくれた病院がありました。

すぐに大学病院を紹介されいろんな検査をしました。


検査結果は、10万人に1人の病気。


そこで医者に言われた言葉は、、、

『この病気はね、治療法がなくて

原因もまだわからない難しい病気なんだ。

病気が進行すると手足が動かなくなり、

寝たきり状態になる。

そのあとに、ろれつが回らなくなって

話せなくなるかもしれない。

更に進行すると、自分で息が出来なくなって

死にいたると。

残念だけど、身体に負担のかかる

美容師は諦めてください。』

と。



目の前が真っ暗になった。夢を見てるのかなって、

現実を受け入れることが出来なかった。

きっと何かの間違いだと信じたかった。

私が何したの?なんで私なの?って何度も叫んだ。


『神様はなんで私を選んだの?』



その日から私は自分の人生を諦めた。

毎日クラブではしゃぎまくり

禁止されてたお酒を浴びるように飲み

狂ったかのように遊びまくった。


誰にも言えなかった。

未来が見えなくなった。

生きる希望をなくした。

「生まれてこなきゃよかった」

と母親に言った。

生きてることが辛くなった。

死にたいと思った。

信号無視して車道をチャリンコで横断したり

電車の走ってる線路に飛び込もうともした。


でも、

死ねなかった。いつも家族の顔が思い浮かんだ。


死にたいと言った私に母は、

生きてほしい

と言った。


死にたくない。本当は死にたくない。

もしまだチャンスがあるのなら、

まだ望みがあるのなら

私は生きたい。



そう思った日からなんと奇跡は起きたんです。


私の人生はここで終わらない。

ある人との出会いをきっかけに

第二の人生が始まるのです。


RisA










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