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財務会計論・管理会計論が苦手な公認会計士受験生が多い理由

この科目のある特性を理解してないからです

それは

勉強の成果が得点に結びつくまでに一定の時間を要する


という特性です

短答の監査論と企業法を例にあげてみましょう

これら2科目は言ってしまえば間違え探しです

制限時間1時間の中で正しい文章と誤っている文章を見つけるだけ

極論を言えば、前日に1冊ずつ問題集を渡された高校生が徹夜で丸暗記をしても合格点がとれる可能性があるんです

一方で財務と管理

これら2科目はそうはいかないでしょう

そもそもの試験範囲が膨大かつ、短答に限れば偏りもなく例年様々な論点から問題が出題されます

加えて厳格な制限時間内に合格点をたたき出すのは付け焼刃でなんとかなるものでは全くありません

つまり全くの知識0から勉強を始めた人が短答式試験当日に合格点を取るにはかなりの努力と年単位の時間を要するわけです

これは多くの大手予備校がカリキュラムの最初からいきなり財務と管理をスタートさせ、企業と監査は遅い時期にカリキュラムをスタートさせている事からも明白です

この事実から目を背け、直ぐに点数に直結しがちな理論科目に逃げ、何年も短答に受からない、また試験から撤退する人をものすごい数見てきました

しかし裏を返せば、この事実に真正面から向き合い、愚直に計算科目と向き合い続けた人は間違いなくうまくいくと私が保証します

計算科目は各個別論点の理解はもちろん、論点を横断的に理解して初めて得点に結びつくという事が珍しくありません(特に原価計算や連結会計)

決して1日、1週間、1か月で伸びると勘違いしないでください

おそらく人によっては数か月、下手したら1年ほどはなかなか思うような結果が出ないこともあるでしょう

ですがそこで投げやりになり、理論科目に逃げた瞬間、あなたの合格可能性は急落し、それまでの勉強が埋没してしまいます

耐えてください

そこを耐えて耐えて耐えた先に、あなたには他の受験生が見よう見まねでは決して真似できないような最強の装備が備わっています

そのレベルにまで達しさえすればあとは定期的にメンテナンスをするだけで高いレベルで計算力を維持でき、本番でも自信をもって問題と向き合うことが必ずできます

しっかりと助走期間を長くとってください

短い助走距離ではこの試験のハイレベルな壁は決して超えられません

ふとした時に、自分が計算から逃げていないか?と再確認できるようにこの記事にイイネをしていつでも見返せるようにしておくだけでも、他の受験生より一歩も二歩も先にいけるでしょう

ではまた次の記事で!




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