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インドネシア産ガチ格闘ムービー「ザ・レイド」

格闘映画は昔から大好きだが、東南アジア産の格闘映画というのは殆ど見る機会がない。唯一見たのはタイの「マッハ!!!!!!!!」くらいか。そんな珍しいインドネシアの格闘映画「ザ・レイド」は格闘という言葉は生ぬるいと言わんばかりの全編に渡る血と暴力の嵐。その凄まじさは敵をただ倒すだけで無く、確実に殺す!という意志の強さを感じる。

主人公であるイコ・ウワイスはシラット(東南アジアで生まれた武器を含む伝統的な武術。国家代表チームに名を連ねていたらしい。)の使い手で、あまりの動きの素早さに目がついていくのがやっと。中盤以降はイコ君一人でマフィアのアジトを全滅する勢いで進んでいく。ラストファイトのマッド・ドックことヤヤン・ルヒアンとの戦闘はどんだけ闘うねん、とツッコミを入れたくなる位の長丁場のストリート・ファイト。ガチで闘ってるんじゃないかと思ってしまう迫力で見てるこっちまで疲れた。

ちなみに私の目当ては「モータル・コンバット」のサブゼロことジョー・タスリム。正義感溢れる部隊長が良く似合っていて、見せ場こそあるものの途中離脱してしまうのが勿体なかった。弟とのエピソードが特にある訳でもなく、兄弟の絆を感じさせるストーリーとしては弱かったが、イコ君の強さを示す映画だと割り切ればあまり気にならない。格闘だけでなく、銃やCGも意外と駆使されていてアクション映画としては100点満点。インドネシア・シラット・アクションおそるべし!

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