他人の幸福を羨んではいけない。なぜならあなたは、彼の密かな悲しみを知らないのだから。
この記事では、
わたしが心打たれた素敵な言葉を、幾つか並べることにする。
わたしはよく本を読むので、
ハッとさせられるような言葉に出会うことがよくある。
その時の感動を、
ここに書き残しておきたくなったのである。
1.他人の幸福を羨んではいけない。何故ならあなたは、彼の密かな悲しみを知らないのだから。
人は誰しも、
自分より傑出したものを持っている人、もしくは自分が持っていないものを持っている人を羨ましく思っている。
羨望や嫉妬を抱いて、かの人を見つめている。
けれどどんな人にも、誰にも知られぬ痛みや苦しみがある。
あなたが羨ましがるその人にも、必ず生きる苦しみがある。
成功して、何の悩みもなさそうに見えるかもしれない。
でもそんな人はいない。
必ずどこかに憂いを抱えて生きている。
過去、辛い経験をしたのかもしれない。
今、苦しい状況にあるのかもしれない。
将来への恐怖を感じているのかもしれない。
どんなにすごい人でも、あなたと同じ、わたしと同じ、人間だ。
今あなたが苦しみを抱えているのと同じように、
きっと彼や彼女も苦しみを密かに抱えている。
あなたが知らないだけだ。
彼が、彼女が幸福なのは、
その悲しみを乗り越えたからかもしれない。
苦しかったことも、
痛かったことも、
悲しかったことも、
全て受け入れたからこその幸福なのかもしれない。
あなたが嫌いな同僚や上司も、あなたと同じはずだ。
彼らがあなたにきつく当たるのは、
あなたと同じように憂いを抱えているからかもしれない。
あなたがそれを理解して、
表面上だけでも優しく接してあげたら、
きつく当たるのをやめてくれるかもしれない。
明日からあなたの味方になってくれるかもしれない。
だから、
あなただけじゃない、
どんな人も、あなたと同じように悲しみを背負っていると知ってほしい。
それだけでも、世界は変わるはずなのだから。
他人の幸福を羨んではいけない。
何故なら、
あなたは彼の密かな悲しみを知らないのだから。
ちなみに、これは詠み人知らずの言葉だ。
2.自由は心の中にある。
この言葉には続きがある。
自由を欲している人は多いが、自由とは、どこから他から掴み取るものではなく、自分自身の心の中にあるものである。
心の自由、つまり自分の本当の欲求、
どんな場所で、
どんな人と(あるいは一人で)、
どんなことをしながら過ごす日々が、
自分にとって一番心地よいかを明確に理解し、
それに向けて進む努力をする決意をするまでは、
自由を掴み取ることはできない。
__『人生を豊かにする248の言葉』 藤原 洋 著
自由とか幸せというのは、人によって全く違う。
そんなことは当然だ。
しかしいつからか、
多くの人はそんなことも分からなくなってしまったらしい。
だからこそ、
どこかに自由や幸せがあると信じ込んで、探し回っているのである。
自分にとっての自由や幸せというのは、
自分で規定しない限りどこにも存在しない。
幸せな人生というのは、その人の自己満足にすぎない。
でもそれが、本来の”幸せな人生”というものの姿だ。
何をする事が幸せなのか?は人によって違うのだから、
他人に聞いたってどうしようも無い。仕方が無い。
「どうやったら幸せになれますか?」とか
「どうすれば自由が手に入りますか?」って他の人に聞いている時点で、その人は幸せになれないし自由を手に入れることはできない。
しかし現代社会には、
”万人に共通する「幸せ」や「自由」が必ずどこかにある”と信じて疑わない人たちに溢れている。
それはきっと、
多くの人々が幼い頃から、
「これが幸せですよ」
「これが自由ですよ」
という風に、学校教育やテレビの番組・広告に何度も何度も教えられて生きてきたからだ。
そういう人たちは、たぶん死ぬときに後悔するのだろう。
「ああ、幸せなんて探さなきゃよかった」と。
そうならないために、
何をしていたら楽しさを感じるのか?
誰と一緒にいたら楽しく過ごせるのか?
ということを全力で突き詰めなければいけないのである。
わたしは、自分ひとりで楽しく過ごせる人の方が幸せになるのに向いていると思う。
その理由は簡単で、自分依存だからだ。
幸せが自分依存だから、いつでも好きな時に幸せになれる。
こんなに楽なことはない。
一方自分ひとりでは幸せになれない人は、
他人がいなかったり、他人の都合が悪かったりすると幸せになれない。
すなわち他人依存だ。
幸せが他人依存だから、好きな時に幸せになれない。
だから、自分だけで楽しめることを探そう。
***
本当は2つだけじゃなくて5つくらい書く予定だったのだけど、
一つの言葉について、自分でもビックリするほど長く書いてしまった。
なので、今回はこれでおしまいにします。
続きは明日にでも書きます。
ばいばい。
ちなみに、わたしは写真を撮るのが好きだ。
良い写真が撮れると嬉しい。
写真を撮ることは、
わたしオリジナルの幸せになる方法のうちの一つである。
途中にあった玉ボケの写真も、わたしが撮ったやつだ。
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