インドとインド人④ 世界遺産
はじめに
先日、アーメダバードで一日過ごしました。そのときの様子です。午前中にUberでアダラージへ、そして午後からはネイティブインド人との交流でした。
アダラージ階段井戸 Adalaji stepwell
アーメダバードの北にアダラージという場所があります。そこにあるのがアダラージ階段井戸。15世紀末にヴァゲラ王朝の君主ヴィール・シンの妻、ルダデヴィ女王によって建設されました。彼女は亡き夫を追悼するためにこの井戸を建てたとされています。
この階段井戸は、ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教の建築様式が融合した独特のデザインが特徴です。井戸の内部には美しい彫刻やレリーフが施されており、宗教的なシンボルや神話的なモチーフが描かれています。
乾燥地帯で水が貴重なグジャラートで作られた階段井戸は、文字通り深く掘った井戸の底まで降りてゆけるように階段をつけたものです。桶とつるで汲み上げるわが国の井戸とは構造が異なります。井戸の下までゆくと涼しいため、避暑の役割もあったために当時の貴族豪族が装飾を施したためにこのような神殿のようなものになったのだそうです。
アダラージ階段井戸は、単なる水の供給源としてだけでなく、宗教的・文化的な重要性も持つ場所として知られています。
筆者が行ったときも地元の人たちが日曜のお祈りをしていました。輪になって太鼓鳴らして踊っていました。
世界遺産はスラム
アーメダバードの旧市街は世界遺産です。この日はムンバイから来ていたインド人とアーメダバードに住んでいるインド人が午後から案内してくれたのですが、アダラージはもう行ったよと言ったところ、じゃあサイエンスシティとイスコンテンプル Iskcon に行こうではないかと。サイエンスシティはインドで一番大きな水族館があるんだとのこと。水族館はあんまり興味もなかったので、旧市街に行こうよと言ったところ、そこはどこだと言われ.、Teen Darwajaとかその辺りだよと答えたところ、あんなところただの門で人が行き交ってるだけのただのスタムじゃんと一笑に付され終了。15世紀に建設され、イスラム建築、ヒンドゥー教やジャイナ教の寺院、階段井戸など、宗教的・文化的な多様性を反映した都市全体が歴史的価値を持つ場所として評価された世界遺産もインド人にとってはただのスラムなのです。行ってないので見てませんが、総じてインドの歴史な街はスラムです。世界遺産も腐敗したユネスコのうすら左翼連中が利権でやってることなので、それを真に受けてありがたがるほうが馬鹿なのかもしれないです。思い返すと朝鮮の世界遺産である仏国寺もただの古い壊れかけの寺でした。
イスコンテンプル Iskcon
Iskcon, International Society of Krishna Conciousnessは、クリシュナを愛するGaudiya Vaishnavismを祀る新興宗教です。クリシュナはヒンズー教の神です。新興宗教というと怪しい印象がありますが、多くのインド人が信仰している感じで、アーメダバード在住の若いインド人も毎週来てるんだよと言ってました。また最近結婚したデリーのインド人もデリーのイスコンテンプルで結婚式を挙げたそうです。
なかにはヒンズー教の神々の絵やモティーフがあります。そして人々は騒がしく祈っています。静寂ではなく騒がしく祈るのはインドっぽいです。
アーメダバードターリー
アーメダバードにはターリーの有名な店があります。おかずもパンも次々に運ばれてきます。すべてベジタリアンフードですが、どれもおいしい。ダルもパネールも大変結構。
インド人いわく、このおかわり攻撃は回転率を上げる手法だと。確かにすぐお腹いっぱいになるのでだらだら食べられない。
そしていつもの空港ーいらいら
インドの空港は入るのに切符チェックがあるのでいつも数十分待たされます。
そして今回はさらに数十分待たされた出国審査で電子搭乗券を見せたら、なんだこれはと高圧的態度。ボーディングパスってここに書いてあるだろとプッシュバックすると、紙の搭乗券じゃないとだめだとほざく職員。しょうがないのでカウンター空くまで待って発券してもらい、出国。保安検査も案の定
カオス。毎度のことですが、空港チェックはもっと改善してもらいたいものです。インドの印象を悪くする。
(Aug/2024)
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