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恋愛主義 &4


怜も私の事もしかしたら好きなのかも
と錯覚する気持ちになれた。

それだけで十分だった。


勇気を持って1つ質問をした。

「あの子って彼女なの?
前さ怜と結婚するとか騒いでたの見てさ。
言ってくれればいいのに笑」

最後の笑いは私の精一杯だった


「アイツみんなの前で言ってたの?
彼女でもなんでもねぇよ結婚したい
うるせぇけどまあただのメンヘラよ
でもそれをほっとけない俺も俺よな〜」

「ほっとけないなんて好きなんじゃないの?
珍しいじゃんそんなこと言うの」

「好きではない。だけど危なかしいよ
酒飲むと道端で寝転ぶし放置すると
男に連れてかれそうになるし男として
ほっといたらダメだろ??」




私はなりたかった女の子像。
女には嫌われるかもしれない。
だけどそんな女の子になりたかった。
どんだけ酔っても平気で帰る。
誰にも頼らない。
そんな強い女になりたかった訳じゃない。


好きな人に好きな気持ちを伝えれる
会いたいと言えるそんな女の子。


この時に思う。
もっと可愛く生まれたかったな。

だけどこの言葉は甘えだと分かってる
可愛くなりたければお金貯めて整形でも
美容でもなんでも出来た。
綺麗な女の子達はちゃんと努力してる。

私はのらりくらりしてて努力を怠った。
中途半端に都合いい女をして
それで承認欲求を満たし馬鹿な女だ。




「そうだね怜優しいもん
今から電話しな待ってるよ彼女」


と言いながら服を着た私。

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