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気分の波を乗りこなす

今まで生きてきて、気分の波という概念を知らず、そこに自分の謎の鍵があることも知らなかった。
私は一体何者か?父は?子どもは?うちの家族、、家系を辿って、何かあるけど、何かがわからなかった。それが、2年前にわかった。気分障害、双極スペクトラム。私たち一族が翻弄されてきた謎は、そこにあった。
一見すると、他者と何ら遜色なく、むしろ、真面目で優秀。なのに、何か違う。
一貫性が保ちにくい、周囲から離れたり、周囲に近づいたり、熱量が高いけれど、出力がコントロールしにくい。熱量に反比例して、虚弱な身体。集中力は、一般の何倍もあり、短時間集中ができる反面、エネルギーを放出しすぎて倒れる。

気分の波の上下で、人格まで変容。優しすぎる時と、高慢な時が出入りし、どっちが本当の自分なのか?自己像が不安定になる。
感覚過敏も相まって、不眠や好き嫌いも起こって、どうにも不健康だが、過敏性は、感受性にもなって、他者の動きや気持ちに憑依する事ができる。空気を読みすぎて、他者の心を読んでしまう。そこは、発達障害と異なるところ。
読心術に達すると、無意識に相手を依存させていく事もできて、好きな人を惹きつける能力もある。それが、超えると洗脳もできる気もする。
2面性故の、魅力と、魔の持つ賢さ、正義感、優しさ、寂しさ、不安等、なんせ、自分の中が忙しい。

そして、生き方も波乱万丈。引越し、転職、入退院、結婚、離婚、引きこもり、華やかさの反面、どこか虚偽的。
どこまで、本当で、どこが不実なのか?本心はどこに?意外に純粋なので、そんなに複雑でもない。ただ我慢ができないだけ?脳の病気?真実はどこに?

気分の波と、人生の波を乗りこなす。過活動にならない。夜更かししない、きちんと食べて、きれいな環境で、自分の好きなこと、好きな人との時間を大事にする。必要な治療を受ける。
1日、1日を7分目で生きる。自分の中の鬱と戦うこと、鬱や不安が大きくならないようにする事。小さく生きていくことこそが、波を大きくさせず、ひいては、幸せに生きていく事につながる。

元々、平和志向なのに、なぜ、自分のなかの激しい龍がこうも、踊るのか?一歩間違うと、冥土まで連れて行かれるところだった...
もう、2度と、激しい波に飲み込まれたくない。自分の位置は、変えない。確固たる自分を築いていきたい。
日々の小さな幸せを積み上げること。これが、大事だと思う。

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