見出し画像

日本人が外国人と働くときに気をつけること

こんにちは、Ririです。かれこれヨーロッパに住んで10年ほど、日本でも外資系で勤務していたので日本人以外の人と一緒に仕事をすることも多かったです。その場のマジョリティが日本人なのか、非日本人なのか、またそれが何人なのかによっても違ってくるかと思いますが、私が今まで非日本人と働く中で身に着けた処世術というか感覚について今日はお話します!


1. コミュニケーションのスタイル

明確な指示と積極的な意見交換

日本では「察する文化」が根付いていますが、外国人には明確な指示を伝えることが求められます。言わないと100%伝わらないのです。また60%話してあとは読み取ってもらうとかも無理。130%説明して100%にやっと近いくらい伝わるつもりでいくのがよいです。もちろんセンスの良い人もいますが、一般的なお話です!また、会議やディスカッションでは、自分の意見を積極的に述べることが重要です。外国人の同僚は、意見交換を通じて問題を解決する文化を持っていることが多いため、オープンな議論を歓迎し、意見を尊重する姿勢が求められます。日本人は会議やセミナーでも静かと言われることが多いです。全て理解していなくても質問していく方が評価されます。

2. 文化の理解と適応

現地の習慣に適応

異なる文化や価値観を持つ人々と働くためには、相手の文化や宗教、祝日などを理解し、その違いを尊重することが重要です。例えば、アメリカではフランクなコミュニケーションが好まれますが、ドイツなどでは時間厳守が重視されます。日本人はドイツ人と働きやすい、という人が多いです。また、多様性を受け入れ、新しい視点やアイデアを歓迎する姿勢も大切です。育った環境が違うとこんなアイデアが出るんだなぁと感心することも多いです。

3. 仕事の進め方とフィードバック

迅速な意思決定と自己主張

日本の企業ではコンセンサスを重視するため、意思決定に時間がかかることがありますが、外国企業では迅速な意思決定が求められます。また、自分の役割や意見を明確に主張することが期待されることが多いです。さらに、指示を待つのではなく、自分で考え行動する自主性が重視されます。海外では自分の仕事はここまでと線を引いてそこまでしかきっちりやらない人も多いですが、私の経験ではなんでも気づいたことをやって言ってしまう方が最終的な評価はいい気がします。それはその職場にもよりそうです。また、100%できなくても50%やり方がわかれば「できます!」と表明する人も老いので完璧にできなくても遠慮しすぎずアピールすることも大事です。

建設的なフィードバックを受け入れる

外国人はフィードバックを建設的な改善の機会と捉えることが多いです。ネガティブなフィードバックでも前向きに受け止め、改善に努める姿勢が求められます。また、効率重視の文化では、プロセスよりも結果を重視する評価制度が一般的です。成果を出すことが重要なので、そのための効率的な働き方が求められます。

4. 対人スキルと柔軟性

ネットワーキングの強化

積極的に同僚や他の部署とのネットワーキングを行い、仕事上の関係を築くことが重要です。外国企業では、仕事外の交流も含めて強い人間関係を築くことが奨励されることが多いです。他の部署の人を知っているといろいろと物事スムーズにいくことが多いですよね。

変化への対応力

外国企業では、変化が頻繁に起こることが多いため、柔軟に対応できる能力が求められます。新しい状況や要求に対して柔軟に対応する姿勢が重要です。異文化の環境に柔軟に適応し、新しい方法や考え方にオープンになると、変化が起こり続ける中でもつらく感じなくなると思います。

5. ワークライフバランス

健康的なライフスタイルの重視

ヨーロッパでは特に、仕事とプライベートのバランスが重視されます。長時間労働は避け、オフの時間、特に家族や友達との時間を大切にする文化があります。休暇の取り方も2週間~1か月などまとまった休暇を取ることが一般的なのです。イギリスで働いたときは金曜日のランチから飲んでいる人も良く見かけました。オランダは日中からアルコールを飲む人は少ないですが残業を避ける文化が強いように思います。

自己管理と休息の重要性

ワークライフバランスを保つためには、自己管理も重要です!効率よく働くことで仕事時間を短縮し、休息や趣味の時間を確保できますよね。また、リモートワークが普及する中、自宅での仕事とプライベートの時間を明確に区別することが重要です。

さいごに

日本人が外国人と働く際には、まずは明確なコミュニケーション、そして文化の理解と適応、迅速な意思決定と自己主張、建設的なフィードバックの受け入れ、対人スキルの強化と柔軟性が重要です。例えばオランダ人はとってもダイレクトなので何事にもはっきりした返答が帰ってきますが、無礼な態度を取りたかったりその人が嫌いなわけではなくて、そういう文化なんだ、と思うと気持ちが楽になったりします。

読んでいただいてありがとうございました!次回もお楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?