終わりなき旅への挑戦!怒涛の2ヶ月の記録
はじまり
4月に入社し、部署に配属されて3ヶ月が経つ頃、人事部から1件のメールが届きます。
『アプリコンテスト開催』
職場の課題を解決するアプリのアイデアを募集しますとのこと。
おもしろそう、チャレンジできるものは何でもやってみようの精神のもと、気軽に応募しました。
「グッドアイデアを考案した方をプロトタイプ研修へ推薦します」との一文もありましたが、まさか通るとは思っていなかった私、深く考えていませんでした。
締切から2日後、また人事からメールがきました。
『【時間調整】プロトタイプ研修についての説明』
えーーーーーーーーーーーーーーーーー!
そんなこんなで、プログラミングやデジタルの知識が全くといっていいほどなかった、業務についてもまだよくわかっていない新入社員の私が、課題を見つけ、デジタル技術を使って課題を解決するツールを試作し、それを発信して周りを巻き込んでいくといった趣旨の研修に参加することになりました。
怒涛の2ヶ月強の間に学んだこと、感じたことをまとめました。
技術
研修では授業と宿題があり、技術を学んで、それを実際に使ってみるということを短い期間で繰り返しました。
1. LINE Bot、Make、API
LINEで公式アカウント的なものを作り、欲しいサービスを繋ぎ合わせて、業務で使えそうなLINE Botを作りました。
記事を書くのも初めてで、上のはほとんど勉強せず書いた記事、下はMarkdown記法を学んで修正した記事です。
使ってもらったり見てもらったりしてフィードバックをもらうことの重要性はもう少し後で気づくのですが、今思えば最初から、作ったものを自慢したい子どもと同じで、試作品を作っては部署の先輩方に「こんなんできました、どうですか?」と聞いていました(笑)。
この内容を研修の運営陣の方におもしろがっていただき、こんなイベントにも初挑戦しました。(筆者の発表は1時間15分経過あたりから)
2. AI、Node-RED
画像の機械学習ができるTeachable Machineとプログラミングがわからなくても、手軽に始められるプログラミング環境Node-REDを使って、検査結果判定モデルと、趣味の野球選手判別モデルを試作しました。
AI、人工知能と聞くとすごいなーという感じですが、学習させる方法はいたって地道でした。
顔認証は難しかったです。
身近にある技術のすごさを感じました。
3. Webアプリ
Glideという、最短5分ほどでアプリができてしまうノーコードツールを使って、業務のちょっとしたことを改善できるアプリを作りました。
大枠は本当に簡単にできるので、楽しくて調子にのって3つも作りました。
フィードバックをもらっては、細かいところを改良し作り込んでいく過程もすごく楽しかったです。
4. RPA(Power Automate Desktop)
自動化ツールにも触れました。
あまり時間をかけられず、希望するものは作れませんでしたが、効率化の可能性を大いに感じることができました。
企画
業務のデジタル化は、技術を知っているだけではダメで、課題を見つけ出し、それを発信していく力も求められます。
課題や解決策のアイデアの出し方などについても学びました。
1. 5W1Hで課題を考える
2. 非線形の発想法
最終制作
学んできたことを生かして、最終制作に取り組みました。
途中経過
最終発表
いよいよ集大成、上司たちや研修を卒業した先輩方、ともに受けた仲間たちの前で発表しました。
約2ヶ月を振り返って
正直にいうと、とってもきつかったです。
毎日睡眠不足でした。
定時で帰るためにやってるのに、たくさん残業もしました。
でもその何倍、何十倍も楽しかったです。
何が楽しかったかというと
・初心者なのにそれっぽいものが作れるところ
・部署の先輩たちが温かく意見を言ってくれること
・他部署と調整しながら進めていくこと(なんか急に仕事してる感w)
・同期(といってもみんな先輩だけど)で励まし合いながら取り組めたこと
・会社内外のつながりがたくさんできたこと、ともにデジタル化を進める仲間(みんな先輩だけど)がたくさんいることを知ったこと
などなどです。
本当に貴重な経験ができたと思いますし、言葉では表せないぐらい、関わってくれたすべての方に感謝しています。
活動を継続することは決して容易ではありません。
そしてデジタルによる変革の取り組みに完全なゴールはありません。
しかし小さなことでも続けることで一歩一歩進んでいき、いつかは大きなものになると思っています。
これからもみなさんと協力しながら、様々なことにチャレンジし、終わりなき旅を続けていきます!
ありがとうございました!
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