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土萠めざめ
2015年6月7日 23:26
どこで、間違えたのだろう喧騒より静寂をただしさよりやさしさを捜していただけなのに夜の指先青の流刑地罰はすでにはじまっている永遠の雨が降る
こぼれ落ちる砂を眺めるだけ上を見ることは許されないふと途切れるまでずっと過去にばらまいた伏線たち計られた筋書きは訪れない何度ページを捲ってもどんな物語も嘘をはらむしかなかった必死でこしらえてきた意味も 使い古したぼろきれのよう歌いましょうか?言葉じゃ足りないから
2015年6月7日 23:25
空白が四方にのびる 空白は内部に向かう 時は眠る 沈黙。 沈黙が耳を塞ぐ 沈黙が声を奪う 沈黙を挨拶が破る 挨拶。 日が昇る頃無造作に 日が沈むころ無造作に 挨拶がこだまする こだま。 あちらの壁でもはねかえり こちらの壁でもはねかえり 鳴りやむことなく繰り返し 鳴りやむことなく繰り返し 鳴りやむことなく繰り返す。 鳴り
音の無い夜 溜息もらして 数えはじめた 星のまたたき 黒い空白 まぶたのうしろ わたしは空っぽ 伝えたかった 秘密は夢の中 あなたも空っぽ 空っぽのこの世界 何も知らない幼子のような こだまする声に言葉は乗らない 息を吐いても 涙こぼしても わたしは空っぽ 縮んでゆくこの世界
2015年6月7日 23:24
真夜中、時計は止まるあの人は知らない私が此処にいること夜を統べていること救いは訪れたがそれは無に帰した差し出した手をあなたは振りはらう憐れみの視線をあなたは拒むあの人は知らない私のかなしみがこの夜を停めていることを