女王

真夜中、時計は止まる

あの人は知らない
私が此処にいること
夜を統べていること

救いは訪れたが
それは無に帰した

差し出した手を
あなたは振りはらう
憐れみの視線を
あなたは拒む

あの人は知らない
私のかなしみが
この夜を
停めていることを