【リポログ】パリ滞在記3日目〜4日目🇫🇷
3日目
Bonjour!
3日目の朝もパン屋から始まりました🥐
この日はあまり予定をギチギチに詰めなかったので、パリミュージアムパスが使える施設をメインに巡ることにしました!(私達の買ったパスは二日間のみ有効だったので、昨日今日で頑張って使う様にしました)
午前中はオペラ駅の近くをフラフラとしていると、小さなパッサージュを発見👀
パッサージュとは、正式には「Passage couvert(パサージュ・クヴェール)」と言い、フランス語で通路や通り道を意味するPassageという単語から名付けられた屋内商店街です。
ガラス屋根がとても綺麗で、雨が降っても観光出来るのでおすすめです!
パッサージュが思いの外素敵なところだったので一時間くらい見て回りました✨
その後は近くにある有名な百貨店に向かいました🙌🏻
「ギャラリー・ラファイエット」という大型百貨店で何から何まで揃います*\(^o^)/*
オペラ駅周辺をしばらく散策した後は、本当は昨日行きたかったけど既に閉館していて諦めた「ピカソ美術館」に行きました!
ピカソやモダンアートについてもざっと勉強した事があるので、知っている作品が多く楽しかったです!
この美術館に訪れる際には、最初に紹介したマルセル・デュシャンもそうですが、ピカソと関係の深い芸術家の作品も置いてあったりしたので、現代美術のざっくりとした動向やキュビスムなどの運動の背景や思想、あとはピカソの作品に大きく影響を及ぼしたプリミティブアート(原始美術)の系譜などを予習するのがオススメかなと思いました!
昨日はルーヴル、今日はピカソを見て思ったけど、やっぱり私は現代アートの美術展を見るのが好きな事に気付きました💭
もちろんクラシックな美術も好きなんですけど、現代アートの方が肌に合う感じがあります。
ここはルーヴル等の有名所より人も少ないし、落ち着いているけど所蔵作品は結構沢山あるのでオススメスポットです!
ピカソ美術館を出たらまた街ブラ🎶
この日、写真は無いのですがオペラ駅にあるスクリーブホテルという場所に行ってきたんです。
実はここ、前回のリポログでもちょっと触れましたが、フランスのリュミエール兄弟によって世界初の映画の興行上映が行われたグラン・カフェの跡地とされている場所なんです!
ここから映画の歴史が始まったと言っても過言では無い、まさに原点!
なのですが、、、
どうやら改装されていたらしく、下のリンクにあるような玄関横の銘板を見る事は叶いませんでした🥲
うう、無念、、、
「ここから始まったんだね〜」
と、想いを馳せるだけ馳せて帰ってきました😂
おまけのホテル。
テレビ番組がどれも死ぬほど面白くなさそうでした😇(言葉が分からないんだから当たり前か笑)
3日目を終えての感想は、フランス人、英語話せる人少ない!という事。
よく、フランス人は「Hello」って言うと「ここはフランスなんだからフランス語使え!」と不機嫌になるみたいな迷信地味たエピソードを聞いたりしますが、あながち間違ってないのかもしれません🤨
母国の文化に誇りを持っているからこそ、言葉もすごく大切にしている印象はあります。
それに、英語が世界共通の言語だという認識は、日本で生活しているからこそ生まれるものなのだなと思いました。
観光地では英語でも大丈夫なのですが、年配の方は英語が話せない人が多く、若い人でもカタコトだったりであまり流暢に話せる感じではありませんでした。
もちろん私も英語が出来るとは言ってもネイティブじゃないので、ある意味ではカタコト同士話しやすかったのかもしれません😂
フランスではなるべくフランス語で話す事を目標に、第二外国語で培った拙いフランス語のフレーズを使おうと頑張ったのですが、何を言えばいいのか分からなくなると不思議な事に英語ばかりが頭の中に浮かぶんです!
なのでこの一週間はずっと英語脳で過ごしてました🧠
それでも一番大事にしたのは挨拶です!
フランスでは「Bonjour」から始まり「Merci」終わるのがコミュニケーションにおける絶対的なマナーです。
挨拶があるのと無いのじゃ態度が全然変わります😂
どのお店に入るにせよ、店員さんからの接客はさっぱりしているんですが、挨拶や他愛のない世間話のようなものはしっかり時間をとってします。
日本だとマニュアル通りの接客は執拗にするのに、それ以外の会話ってあまりしませんよね。
だからフランス旅行中は皆、訳もなく気取ってBonjourを使ってるんじゃないんです。
ちゃんとその国の言葉で挨拶する事が一番大切だから、積極的に言うようにしました!
ちなみに、
「Bonjour」はおはよう、こんにちは。
「Bonsoir」はこんばんは。
「Bon nuit」はおやすみなさい。
です!
ニッコリ笑って相手の目を見て気立て良く挨拶すればフランスでの旅行は上手くいくと思います✨
4日目
4日目は朝早くに14区の端の方へ向かいました👍🏻
メトロとトラム(都電的なやつ)を乗り継いで40分くらいかな。
ついた先は、、、
フランスでは毎週土日の朝に蚤の市やマルシェが開かれます🌷
パリ3大蚤の市というものがあって、それが「クリニャンクール」「モントルイユ」、そして「ヴァンヴ」です!
前回の投稿でも話しましたが、フランスに関してアドバイスをしてくれた方のオススメがこのヴァンヴの蚤の市でした。
蚤の市と言ってもそのレベルは場所によりけりで、少し治安の悪い地域の蚤の市になると普通に盗品の様なものが並べられていたりします😇
なのである程度商品を見極める目が必要ですが、それさえ出来れば本当に楽しい場所です!
一緒に行った友達も、蚤の市が想像以上に楽しかったと話していて、またフランスに行く機会があれば、絶対また蚤の市は行きたいです✨
フランスでの支払いは基本的にカード決済ですが、蚤の市やマルシェは現金払いなのでそこだけ注意が必要です!
値札が無い場合がほとんどなので、欲しいものがあったらお店の方に挨拶して(挨拶大事!)、「C'est combien?(いくらですか)」と尋ねてみる感じです。
言い値なのでやり取り次第では値下げしてくれる場合もあります!
ヴァンヴは観光客も多いので英語も通じましたが、現地の人とコミュニケーションがとれるのも蚤の市の魅力なので簡単なフランス語で話してみるのもアリです✌🏻
予想以上に蚤の市が楽しくて結構長居してしまいましたが、その後は楽しみにしていた「カルチエ・ラタン」というエリアに行きました!
ここにはあの有名なソルボンヌ大学があり、パリの学生街の様な場所でとっても居心地が良かったです( ´ ▽ ` )
ここカルチエ・ラタンにはミニシアターも多く集まっていて、映画好きなら一度は訪れたい場所でもあります🎬
私たちがフランス行きを決めた時にはまさかゴダールが亡くなるなんて思ってもみなかったのですが、ゴダールを失ったばかりの、ある種とても特別な時期のフランスに来れて良かったなと思います。
それに今回の『はなればなれに』だって、ゴダールが亡くならなかったらこの時期に上映していなかったかもしれないと考えると、このような形で実際にパリでゴダールの映画を見る事になってなんだか皮肉でもあり、奇跡のようなものも感じました。
赤い座席の並んだこじんまりとした映画館で、当たり前のように予告編も無しに映画が始まった瞬間、世界がこの映画と私だけのものになったような気がして、映画からの熱い眼差しに感極まりました。
(ちなみに映画は英語の字幕が付いていました)
人生における忘れられない経験です。
映画の余韻に浸りつつ、またソルボンヌ大学の方をぐるっと回ってきました。
そしてまた街ブラ再開〜🚶♀️
そしてやってきたのはセーヌ川沿い🙌🏻
今回、凱旋門やエッフェル塔などのパリのシンボルには行かなかったので、せめてもの思いでセーヌ川へ!
そしてこの日最後の目的地へ向かう為、1区へ!
そしてこのプールの先を行くと、ショッピングモールのような場所に出ます。
ここは「rue du Cinéma (映画通り)」と呼ばれており、なんと「フランソワ・トリュフォー映画図書館(La bibliothèque du cinéma François Truffaut)」という名前の映画専門図書館があるんです!!!!
さすが映画の国、フランス。
映画図書館には本以外にCD、DVDなども豊富に揃っていて、映画の勉強をしているのであろう学生たちもたくさんいました。
この施設には本当羨ましい限りです🥹
一時間ほど館内を見て周り、暗くならないうちに帰る事にしました。
パリは中心部だと電車を使うのも徒歩で移動するのもそこまで時間に大差は無いので、図書館からは歩いてホテルまで帰りました🏨
歩いてて分かったんですけど、私たちの止まっているホテルのある10区周辺は結構移民などの多い地区で、一本奥の道に入るとガラッと雰囲気が変わったりします。
地図を見ないで感覚で歩いていたら、なんとなく雰囲気のオラついた知らない通りに出てしまって
「ここ、もしかしてデンジャラスじゃない?!?!」
というような事もありました🙂(最初のアドバイスの意味)
まだ明るい時間帯だったので特に危険はなかったのですが、これが夜中や早朝で女一人だと思うとちょっと緊張が走りますね😵
そういう場所を通る時はなるべく観光客感を出さない様にするのが一番なので、携帯のマップなどは見ないでとにかく早歩きで信号無視するのが効果的です。
初日に受けたフランスの洗礼は役に立ちました😂
そんなこんなであっという間に4日目が終わりました〜
この日思った事としては、海外での女性に対するマナーの違いですね。
レディーファーストが超自然に身に付いてるのもそうなんですが、基本女性に対しては「マダム」呼びです。
私が日本でフランス語を勉強した時は、若い女性には「マドモアゼル」、年配もしくは既婚女性には「マダム」を使うと教えてもらいました(男性は一律「ムッシュー」)。
でも実際には、私は旅行中一度も「マドモアゼル」と呼ばれる事は無かったし、私より小さな子どもにも大人の男性が「マダム」呼びをしている現場を目撃したりもしました!
日本だとより若く見られる事に価値を見出しがちですが、フランス(もしくは西側諸国)ではその逆で、少女だとしても大人の女性として扱う事が礼儀であって、「マドモアゼル」呼びは時として失礼に当たる場合があるんです💭
なのでフランスに行ったら基本的に女性には尊敬を込めて「マダム」を使うのが無難です🌹
他には、日本人と中国人の区別が付いていないのはあるあるでした!
私達、特にアジア圏の人は多分日本も中国も韓国も、顔を見ただけで何となく区別出来ると思うのですが、ヨーロッパの人から見たらアジア系の顔は皆同じに見えるんだろうなと👀
そしてもう一つ思ったのは、日本人が少ないという事!!!
まあこんな円安の時期に海外旅行に行く方が珍しいから当たり前っちゃ当たり前なんですけど、見渡す限り彫りの深い人達ばかりでなんだか不思議な気持ちになりました。
「私、今この国ではリーガル・エイリアンなんだ、、」
と思った瞬間、なんだかすごく心細くなってしまって🥲
ずっと変な感じなんですよ。
日本にいる時には全然気にも止めていなかったけど、日本の外、特にアジア以外の国に来た瞬間、こんなに自分が異質な存在になるなんて想像していなくて、孤独を感じました。
留学したいとか大口叩いてましたが、自分まさかのホームシック体質だということに気付きました🥲🥲
これも実際に海外に行ったからこそ分かったことですね。
友達と一緒に来ていて本当に良かった( ߹꒳߹ )
とは言えちゃんと旅行自体は楽しめているので残りの投稿もお楽しみに🎶
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