過保護と過干渉
『甘やかしじゃない?過保護なんだから』
私の子育てに対して
友達という名の知人に言われた言葉。
それで過去の出来事を思い出した。
私が小学生のとき
学校給食を全部食べなさいの時代。
体が小さく、食も細く、
給食を全部食べられなくて
学校へ行くのが嫌になったことがある。
朝、泣きながら
「給食が嫌だから学校行きたくない」
と言うと
父親が
「じゃあ、遊びに行こう!」
と言って、本当に遊園地へ連れてってくれた。
その後も、私の気持ちを最優先に考えてくれ、学校に相談。
担任の先生が家庭訪問に来て
「給食を楽しみにしてる子ばかりなのに
それが苦しいのは可哀想だから
食べれる量だけよそうようにするね」
と言って、学年が変わっても
そう配慮してくれた。
子供ながらに
…明日は頑張って学校に行こう。
と思えた。
過保護とは
子供の気持ちを尊重しているもの。
子供の思ってること、やりたいことを
親が受け止め、共に考え、行動してくれる。
子供に自信を持たせてくれる。
私は決して悪いことではないと思うし
親が甘やかさなくて、誰が甘やかすの?
とも思う。
過干渉とは
子供の気持ちを無視しているもの。
親がレールを敷き、逸れることは許されない。
親の考えを押し付け子供の希望は聞かない。
自立性、自己肯定感の低い子供になってしまう。
私は過保護に育てられたおかげで
自分の意見を素直に言える
ポジティブな人間になれた。
もしあの時、理由も聞かず
学校へ行きなさい!
と頭ごなしに言われてたら
今の自分はいなかったかもしれない。
だから私は自分の子供を
自信を持って過保護に育てた。
もちろんなんでも許したわけではない。
子供と一緒に考えること。
親だからといって押し付けないこと。
自信を持たせること。
いつでも見守ってる味方であること。
すでに社会人となった息子は素直に育ってくれたと思う。
みんな迷いながらも一生懸命子育てをしてる。
他人の子育てに対して
他人が批判することはちがうと思う。
価値観は人それぞれ。
押し付ける考え方は苦手だから
冒頭のセリフの無自覚の過干渉の知人には
「だからなに?」
の言葉を残し、距離を置いてある。
もちろんこの記事に対しても
正しい、間違いではなく
考え方だから、それは人それぞれでいい。
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