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クライアントから見る多様性とトレーナーのあるべき姿

私は普段パーソナルトレーニングやヨガ・
ダンスクラスを受け持っており、
毎月沢山のクライアントと出会いお話させて頂いています。

そもそもパーソナルやヨガなど
こんなに種類豊富に指導できる人は
本当に数少ないと自負していますが、

こうなったのも実は多様性からきています。

クライアントの性格や生活スタイルから、
その方に最も合った運動方法を提案できるように
と思っていたらこうなりました(笑)

その中で私が出会ったクライアントから、
トレーナーである私たちはどうあるべきかを
考えてみようと思います。

逆三角形な体型に憧れる女性クライアント

女性のボディメイクといえば胸とヒップが出て
ウエストがキュッと締まった砂時計体型に
憧れる女性が多いのですが、

私が出会ったあるクライアントは
上記のような体型は彼女の好みではなく、

水泳選手やまるで男性のように
肩や腕を太くしたいと言います。

びっくりされるかもしれませんが、
筋トレ界ではそんなに珍しくありません(笑)

クライアントがそうなりたいと思った理由は
もちろん十人十色ありますが、
その中に“LGBTQ“というテーマがある場合があります。

LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあります。

東京レインボーパレード公式HPより

私が担当したクライアントは
このうちのLに当たるレズビアンの方でした。

女性の方ですが見た目はボーイッシュで
服装もボーイッシュです。

服をかっこよく着こなしたい、
女の子にモテたいということで
当パーソナルにいらして下さいました。

理由は性別関係なく皆同じですね😂

足の指を無くしたクライアント

次のクライアントは
「基礎体力をつけたい」と
当パーソナルにいらして下さいました。

カウンセリングの時点で、クライアントから
事故で足の指を無くしたということを
カミングアウトして下さいました。

そのため、最初の段階はレッグプレスマシン
を使用して下肢トレーニングを行いました。

が、やはり運動を避けてきた分、
20代にも関わらず高齢者並みの筋力の低下でした。

本人も挫折しかけたので、
基礎体力を上げる目標をメインに
ヨガにシフトチェンジしました。

事故や病気によるハンデは
とてもデリケートで気落ちもしやすいです。

私たちトレーナーはクライアントに無理させず、
メンタルケアもする必要があります。

メンタルヘルスを抱えたクライアント

身体のハンデを抱えた方は多くいますが、
心のハンデを抱えた方も非常に多くいます。

私たちが住む日本ではメンタルヘルスで
通院や入院をしている人が30人に1人と
非常に高い割合で存在します。

つまり、誰しもがメンタルヘルスを抱える
可能性があるということであり、
それと上手く付き合わなければなりません。

私のクライアントでも悩みを抱えている方が
多く、たまにお食事しながらお話を聞いたり
相談を受けることもあります。

(ここまでくると何屋さんだってなりますよね😂)

昔あったのが、クライアントが恋人に振られて
泣きながらジムに来たことがありました💦

その日はトレーニングをやめ、
ジムでお菓子を食べながらその方の話を
ずっと聞いていました。
(ジムなのにお菓子w)

心と身体は繋がっているので、
心が傷ついていたりすると運動も
完璧なパフォーマンスが出せません。

たかがトレーナーですが、
クライアントによっては毎週会う方もいるので
クライアントのメンタルケアは重要です。

トレーナーは動じない器の広さが大事

このようにトレーナーやインストラクター
をしていると様々なクライアントに出会います。

この時に最も大事なのは、
動じない心です。

たまに
「こんなクライアントがいてさぁ〜!」
と言いふらしてるトレーナーがいますが
(特に女性に多い)、

そんなことしても自分にとって
何一つメリットはありません。

そんなことしていいのは小学校低学年までです。
今すぐやめましょう。

トレーナーはその人の生活スタイル、
そして人生をお預かりする大事な仕事です。

多様性を考え、理解することは
自分のキャリアアップに繋がります。

私のこの記事で少しでも参考になれば幸いです。

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