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母の実験台になってみたら、寝る前にキュウリを食べる羽目になった

母が治療家を目指している。具体的には、キネシオロジーという技術を使ったセラピストとして活動しようとしている。

キネシオロジーの中には「筋肉反射テスト」といって、クライアントの両腕に触れながらその人の潜在意識を探り、問題解決を試みる方法がある。

興味がある方はキネシオロジーと検索してみて欲しい。世界中に色んな流派がある。

そんなキネシオロジーに魅せられて、去年の夏に3ヶ月ほど「セラピスト養成講座」という合宿に参加した母は、開業したくてじりじりしている。

そして娘の私は、母にとっては手頃な実験台である。

私は皮膚が薄いので子供の頃から目の下にクマがあるのだが、睡眠の質が悪いのでは?と昨夜になって急に問題提起され、母による筋肉反射テストを受けることになった。

椅子に座る母の前に立ち、両腕を差し出す。

「寝る直前に入浴する」
「一人静かな環境で横になる」

といった選択肢を母が次々に口に出していき、私の両腕を押しながら、その反応で解決策を探っていった。

「寝る前に何かを食べる」

と母が言ったとき、どうやら私の身体から反応があったようだ。(筋肉反射テストを受けている方は脱力してるだけなので、手応えがよくわからない)

「チョコレート」
「饅頭」
「りんご」

など、次々と出てくる甘い食べ物の名前に、ダイエット中なんだけどな…と内心焦る。

そんな私の心情を知ってか知らずか、身体からある食べ物に対しての反応が出た。

それが

「キュウリ」

だった。

チョコレートよりはマシか、と思ってホッとしたが、母による筋肉反射テストはまだ続いた。

「4本」
「3本」
「2本」

と、本数まで私の潜在意識に訊ねている。寝る前に4本も絶対食べたくないな…と思っていたら結果が出た。

「1本」

まぁ、妥当だと思った。

というわけで今夜から何日か、寝る前にキュウリを食べるという不思議な儀式を始めてみる。
寝起きの爽快感やクマの濃さで効果を判定しようと思うが、どうなることやら。

母のやる気が萎えないように、ついでにダイエットに効く方法も筋肉反射テストで聞いてみる?と提案してみたら、そうしようそうしよう!と嬉しそうだった。

合宿が終わった後も、動画を観ながら一生懸命勉強を続ける母の姿をみていると、学ぶ意欲に年齢は関係ないのだなと感心する。

母の技術の向上のためには、実験台としての私の存在が重要らしい。

ただ実験台にされ続けるのも面白くないので、せっかくなら被験者としての感想をこっそりここに書き留めておこうと思う。

母がセラピストとして開業するまでの記録になるように。

この記録は「母がセラピストになるまで」というマガジンにまとめようと思うので、どうぞお楽しみに。







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