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『世界遺産石見銀山』自転車旅本州・北海道編vol.4

心地よい日の光と鳥の鳴き声、そして波の音に起こされて始まった4日目。

現在は島根県浜田市のキャンプ場

今日の目的地は島根県出雲市。かの有名な出雲大社がある場所だ。どうやら出雲市に無料のキャンプ場があるらしい。なのでそこを今日のゴールとした。

途中、世界遺産の石見銀山があるので寄ってみる予定だ。

今日は長い道のりになりそうだ。
朝、8時過ぎ、まだ暑くない時間に出発する。
50kmほど進んだ頃石見銀山の看板が出てきた。ここから山を登っていく。正直なかなかの坂だったので行こうか迷ったが、こんなとこで負けててはダメだと自分を奮い立たせて登っていった。

坂道はきついが自然の中を進むのは気持ちがいい。さらに交通量が少ないので安心して進める。

それにしても今日は日差しが強く暑い。25度以上あったんじゃないだろうか。汗だくになりながら進んで行った。

世界遺産センターという場所に着いた。しかしどうやらここは石見銀山ではなく資料館的な場所らしい。間違えてしまった。あんなに登ったのに、、、

「くそう」
と呟きながら教えてもらった場所まで行く。

すると街が出てきた。銀山の手前まで自転車行けるらしい。その道のりは自然を存分に感じる最高の道だった。

紅葉の葉っぱが緑に色づきとても綺麗で川が流れていて物語の中にいるようだった。

秋になると綺麗に色づくんだろうなって思いながら進む。

石見銀山に入る。

中は涼しく、いや少し寒いくらいだった。でも気持ちよかった。暗闇の中滑りそうになりながら気をつけて進んで行った。

石見銀山を出て下っていると団子屋さんがあった。

自然ともマッチしていてそそるお店だった。節約生活だけどどうしても行きたかったので行くことにした。

「う、うまい、、」

こぼれるように言葉が出た。

自転車で日本一周しているというと、いろいろ話してくれて、後から来たお客さんも一緒に団子と囲炉裏を囲んで話した。

こういう人の繋がりが好きだなって再認識するきっかけになった。コロナ禍で知らない人とは話すのは憚られるかもしれないけどやっぱり話すと心が和むな。

最後に記念写真。頑張ってね〜って言われて飲み物の差し入れをいただいた。

さぁこれから出雲まで60kmくらいあるけど頑張ろう。

山を下り、海沿いに出てきた。やはり海は落ち着く。波の音と磯の香りは大好きだ。

幸いなことに坂道はほとんどなく風も気にならなかった。

そして17時過ぎに出雲大社に着いた。ここも行っておかないと、ということでちょっとだけ寄ってみた。

こういう場所はパワーがすごい。お参りをしておみくじを引いた。
僕はおみくじが大好きで神社でお参りしたら毎回引いてしまう。

大吉とかそういうのは書いてなかったが、内容はどう考えても大吉だった。

いい旅になるんだろうなって思えたので意気揚々とキャンプ場へと行った。

キャンプ場へ着きテントを建てる。まだまだ慣れない作業。この先この作業がどんどん早くシステマチックになっていくんだろうなと期待しながら建て終える。

シャワーはないのでお風呂には入れない。昨日も入ってないのでなかなか体が気持ち悪い。ボディーシートで体を拭き、コンビニで買ったご飯を食べ眠りについた。

つづく

5月6日
自転車旅4日目
『浜田市』👉『出雲市』
距離▶︎110km
総距離▶︎355km

たいが

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