僕的なサランスクの奇跡
皆さん。サランスクの奇跡と言ってピンと来る人はいますか?
もし「あ、あのことか!」となった人、ぜひ一緒に飲み行きたいですね。
サランスクの奇跡とは、2018年サッカーロシアW杯第一戦のことです。日本代表(世界ランク当時61位)が格上コロンビア代表(世界ランク当時16位)相手に勝利した試合のことです。(※サッカーW杯は4年に一度開催され、世界一盛り上がる大会と言われています)
試合前、誰もがコロンビア勝利を予想していたでしょう。テレビのコメンテーターの人でさえ、”良くて引き分け”という風に言っていたこと覚えています。
僕はその試合を現地に観に行っていました。
衝撃的で感動的なことが起きたのでそれをここに書き留めておこうと思います。
まずその前に、試合前の当時の両サポーターに心境について軽く説明すると、(推測ですよ)
日本サポーターの心境
「正直厳しいだろうなあ」
「良くて引き分け」
「前回のワールドカップでぼこぼこにされたんだよなあ」
「南米って相性悪いんだよな」
まあこんなとこでしょう。正直負けると思ってました。
コロンビアサポーターの心境
「初戦はもらったな」
「ジャパンなんて負けるわけないでしょ」
もう勝つのはほぼ確実だと思っていたと思います。
しかし、試合開始直後、不運なことにコロンビアの選手が一人退場になってしまい、さらに日本が1点取ったんです。
誰がこんなことを予想できたのでしょうか。コロンビアサポーターは悪夢を見ていると勘違いしたでしょう。
試合はそのまま、日本が優位に進め勝ったのです。
試合直後の僕は大はしゃぎをし日本サポーターと喜び合っていました。
しかし、ふと
「コロンビアサポーターは怒り狂ってるんじゃないだろうか」
っと頭によぎりました。
だって、あんな不運な負け方をしたんだから。南米の国はサッカーに対する情熱は日本の比にならないことも知っていました。
悔しい感情が怒りに変わってもおかしくないと思ったんです。
正直、スタジアムを出るのが怖かったです。
恐る恐るスタジアムを出て、近くの芝生に座り、次の試合会場までの行き方を調べていると、あるコロンビアサポーターが話しかけてきました。
「うわ、やばい、絶対罵倒される」
そう覚悟してると
「Congratulation!」
「Japan is a good team!」
「え、」
「えええええええええ、」
衝撃でした。
耳を疑いました。
あまりにも自分の想像をはるかに超えたことを言ってきたので。
こころからのありがとうを伝え。握手をしました。
別れ際に
「その日本の鉢巻きをくれないか」
「もちろんあげるよ」
これがサッカーの力なのかと思いました。思い知らされました。やっぱりサッカーは最高のスポーツだなって。
好きだったサッカーが大好きなサッカーへと変わりました。
世界が一つになったと思いました。
たいが
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