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"人類を代表して感謝伝えたい!"自然と一体化したホテル、ヘリタンス・カンダラマ滞在記。

さて、CL特論第3回、森さんの講義では「意図せず起きる偶然性」という言葉がかなり印象に残っているchonriです。
というのも、私の座右の銘は「セレンディピティ/Serendipity
セレンディピティとは何か探し物をしている際、予期せぬ幸運に巡り会うこと、そしてその才能だと言われています。

ちなみに、辞書では...

Serendipity / noun [ U ]
the fact of finding interesting or valuable things by chance
(引用:https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/serendipity)


大学3年時にこの言葉に出会って以来、
「幸運は自分の行動次第で引き寄せられる、もし失敗しても挑戦した過程でプラスになることを見つけることも出来る。」と思うようになってから、より一層色々なことにチャレンジするようになったな〜と。
前提として、「幸運掴むためには行動するの大事だよ。」と運任せすぎないのも好き。

今回はSerendipity発祥の地、スリランカはダンブッラ「Heritance Kandalama(ヘリタンス・カンダラマ)」滞在記でもシェアしようかな、と。

Serendipityの語源となる国、スリランカ。

セレンディピティの語源は現在のスリランカ(セイロン島)、ペルシャ時代に「island of serendip」と呼ばれておりアラビア語でserendib-予期せぬ幸運や新しい価値との出会い-という意味だそう。

言葉通りスリランカでの旅では予期せぬ幸運に溢れ、今回の滞在期である「Heritance Kandalama(ヘリタンス・カンダラマ)」は今まで訪れたホテルの中でもchonri的トップ3に入ってきます。

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ホテルはコロンボから車で約4時間、スリランカのおへそに当たるダンブッラに位置しています。

自然を愛した建築家ジェフリー・バワ

今ではリゾートではよく見かけるようになったインフィニティプール。最初はHeritance Kandaramaを建築したジェフリー・バワが考案したと言われています。
Heritance Kandaramaのロビーに続くメインプールもカンダラマ湖と一体化したインフィニティプールになっており、遠目にはスリランカを代表する絶景シギリアロックを望むことが出来ます。

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建物全体が緑に覆われ、ホテルの通路にはそのままの状態の岩が放置されているなど、どこからどこまでが建物の一部なのか、建物の中にいるのか外にいるのかその境界線はとても曖昧で、館内を歩いていると不思議な気分になります。あまりに深く森に溶け込んでいるため、常に何かが近くにいるような気配がしていたのが印象的。

人によっては何言ってるんだこやつは、と思われるかもしれないですが、私は滞在中、「ここにもいたのか私の先祖は。ここで君たちは何百年何億年と呼吸をし、今私が生きる土台を作ってくれてるんだな。いやーありがとう。」と何だかよく分からない気持ちが湧き起こり...
おそらく、私は感受性が強めの人間ですが、森に存在する全てのものには意識が宿っていて、改めてこれまで自分が生を営んできた二十何年間、ここで存在してくれている自然と握手し人類を代表して感謝伝えたい気分になった笑

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館内にはヨーロッパ調のオブジェや家具がゆったりとバランスよく配置され、イギリス・ケンブリッジ大学を卒業したというバワのバックグラウンドを彷彿させます。

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初めは弁護士となり、27歳で建築家の道へ方向転換38歳で建築家デビューを果たしたというバワ。年齢関係なくいくつになっても新たな挑戦を厭わないバワの姿勢に勇気をもらいます。
何かを始めたくても、何だか始める勇気がでない、一歩踏み出せずモヤついている人にはぜひ訪問してほしい。
「なんとかなる!」と踏ん切りがつく機会になるかも。

私たちは旅程の関係で1泊での短い滞在でしたが、旅程に余裕があれば2泊してゆっくりとホテルで何もしない時間を楽しむのも心地よいだろうなと。

お猿と拝む一生ものの絶景
Heritance Kandaramaからの夕焼け

サンライズ・サンセットの時間は前もってチェックしておくことをお勧めします。今回の滞在ではまさに"予期せぬ幸運-serendip-"、私たちは意図せず絶景の夕焼けを拝むことが出来ました。

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夕焼けそのものも感動ものですが、さらに驚いたのは、日の沈む時間になるにつれどこからともなく現地のお猿たちがやってきたこと。

日の入りの少し前にぞろぞろと集まり始め、自分のポジションを確保すると好き気ままに毛繕いなど初めて太陽が沈みきると「今日もお疲れ様でした〜また明日〜」と言うようにそれぞれ解散する。

赤々と輝く太陽を背景にそんなお猿の姿を目の前にし、一緒に行っていた友達は「何これ、どうしよう〜!」と目に涙浮かべてました笑

数十年と生きる人生のほんの数分の出来事ではあるけれど、そんな一瞬一瞬の積み重ねが今の私のビジョンを想像する要素であり、「こんな風に日々人間らしい感覚忘れずに生きたい。」をリアルに思い描くヒントになっているような気がします。

一年以上経った今でも鮮明に蘇る光景、息をのむ感動と雄大な自然と繋がっている感覚。誰もが感じることなのかは分からないけれど、少なくとも私はその感覚を大切に日々暮らしたいな〜と思っています。

最後に...

最後に、スリランカは珍しい果物もたくさん、車を走らせればすぐ横にシナモンの木々やセイロンティーで有名な茶園が広がるなど食の宝庫でもあります。絶品のスリランカカレーやアーユルヴェーダに基づく食材など、食観点でも語りたい魅力に溢れています。

いつかまた別で食話は出来たらいいな〜と思いますが、Heritance Kandaramaでも朝焼けの光刺す自然を目の前に眺めながら朝食を頂くことが出来ます。窓際の席はかなり人気ですぐに埋まってしまうので、早めにレストラン行くのがおすすめ。ビュッフェ形式でフレッシュな熱帯フルーツやスリランカカレー、現地ならではの朝食が楽しめます。

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今回は予想外に感覚的で抽象的、情報も散乱した自己満な記事になってしまいました。

まあ、ジェフリー・バワやHeritance Kandaramaの実用的な情報はインターネットを調べればたくさん出てくると思うのでこれでも良いかなと。

このスリランカ訪問を最後に世界はコロナになってしまいましたが、
また安心して海外に飛び出し、新たな世界や価値観に直接触れることが出来る状況になることを望んで、今は大人しくステイホームしたいと思います。

少しでも旅行好きな方のインスピレーションになれば。

興味を持った方は時間が割と取れそうなこの機会に、深く調べてみてください。実際に訪問できた時の喜びは何倍にもなるかと。笑

7.5.2021

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