オマエはライブハウス側の人間じゃねぇと言われた時の話

こんばんは。

元バンドマンのRioです。
タイトル通りのまんま、2019年に知り合った奴に言われた一言。

一応言っとくと、ネガティブな内容ではないし、
言ってきた奴自体、褒め言葉のニュアンスでしたね。

仕事終わり、行きつけのライブハウスに行くと
奴が居て、それが初対面。

でまぁ、初対面の野郎と意気投合してその日の夜に一緒に遊ぶなんてのは当時ザラで。

最寄りのクラブに連れてって貰って。

バーカウンターで2人分のショット頼んで
乾杯したらもうブラザーなわけで。

そういうの自体初めてだし、
ブラックミュージックやパーティミュージックが流れるクラブに足を踏み入れるのも初めてだった。

フロアじゃ皆踊りまくってて。

自分も酔いが少し回って緊張感も解けて、
フロアでノってみたんだけど。

自然と体が動くし、
踊りまくってた。

知らねーお兄さんと向かい合って
全然踊りまくってたし。

本当にノリだけで自然に馴染めましたね。

イベント後も知らない女の子がLINE交換しよーって言ってくれたり、何かディープな身の上話聞かされたり。

そんなこんなで、
連れてってくれた奴が俺に言ったのは、

「お前はコッチ側(クラブ)の人間だよ。
だってライブハウスの奴らなんてイモだろ？」

って言葉。

前半の部分は言われて嬉しかったな！

昔からダンスビートとかノリのいいグルーヴには自然と身体が反応するし、知らない連中同士でも音楽ですぐ打ち解け合えるオープンな雰囲気は、ものすごく居心地がよくて、それこそ自分の居場所みたいに感じた。

だが、

ちょっと待て？？？？？

ライブハウスの奴らなんてイモだろ？？？

やっちまったなお主？？？？

内心カチンと来つつ、
それはその通りだとも思いつつ。

バンドやってる人達が皆そうな訳ないし、
まぁ近辺でソイツが見てきた人とかライブがイケてなかったんだろーな、という意味合いだと思う。

クラブ寄りの割と若い奴だったし、
イモ臭さとか、隠キャだからこその表現の魅力には気づかなそうだしな。。。

かれこれ5年も前の話だし、当時の自分の主観だと、あくまで近辺のハコの人達は内向的で自分から盛り上げたりして、一緒にいて楽しくなる人達はほぼいなかった。

まぁそれも、ごくごくせまい街の一部のコミュニティの中だけの話。

数ヶ月前に、その時以来にまたクラブ行って踊って、イベント後にダンサーの人から「いいノリしてたね！」って声かけて貰えたし。

バンド関係で完全にモチベ消失してた
時期でもあるから、
「やっぱ俺はポジティブで社交的な人達の中にいる方が合うのかもな」
と再考するキッカケにもなった。

そんなこんなで今現在、
とあるBARに初めて行ったらマスターから
ヒップホップの熱い話を聞かせて頂いたこともあり、そのBARと同じ通りにあるミュージッククラブにちょこちょこ通うようになり、そのBARとクラブでヒップホップをはじめとするブラックミュージックのグルーヴを吸収している。

ただ、本当に近辺のライブハウスでバンド活動してる人達へのdisは一切なくて。

何かね。
上辺は筋通ってるようで、何か自己主張だけで
全然刺さらないし。

一言で言えば、愛が無い。

よくあるMCのテンプレ、
「今夜は最後まで楽しんでってください」

お前らの曲マジつまんねーから、
最後の曲やらずにステージ降りてくれ。
そしたら今より楽しい気持ちになれるかもな。

みたいな、マジで嫌な奴だけど
ある時期からライブ中そう思う頻度が増えた。

審美眼とか絶対的な価値観が
身についてきたのかも。

自分好みのラウンドサウンドのバンドでも、
ハコ入りするなり、皆が共用する物販スペース占領してだべりながらセトリシート散らかし気味に書いてるとことか見ると、その時点で萎えるし。

まぁ、近辺ではカッコいい姿を見せるバンドはほんの数組、あとはね。。

リハ後の会話のやり取りでも、萎えたりすることもあるし、「この人の話もっと聞いてみたいな」って事もあるし。

クラブだとそこまでぐちゃぐちゃした要素が無いし、フラットに自然体に時を過ごせる。

当分はこのStyleでいきます。