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書きたいだけのワンシーン「死神」

「おまえが死ぬときは、教えておくれよ」
 そう言って、死神が微笑んだ。ような気がした。夜の闇の中では、彼の顔など見えやしないのにただただそんな気がした。
「死なないわ。あなたが私がの魂を刈り取るまでは」
「じゃあおまえは、今死んでも構いやしないのかい?」
「ええ、あなたが連れてってくれるならいつでも」

貧乏芸大生のバイト時間を減らしてあげてください……