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入社半年で広報責任者になった話

こんばんは、りんゆです。

仕事の話、それも過去の話をします。


きっかけ

私は転職を2回経験し、新しい会社に勤めてから半年が経とうとしていました。

数ヶ月の実務経験があったにも関わらず育成過程に入れてもらい、今となってはフロントエンドエンジニアの大師匠と呼べる人に育ててもらいました。

そして案件に配属、初めての受託案件でチームの皆さんに良くして頂き、やっと会社に慣れてきたかなという頃。


当時の私の上司は、疲労困憊していました。

上司は、社内のいくつもの領域の業務を兼任し次々に成果を挙げる、イケイケバリバリなエンジニアです。

しかし人間には等しく時間という制限があり、上司もとても眠たそうにしていました(たぶん)。

「忙しいんだよねえ」

そう愚痴って下さった時、私はチャンスだと思いました。

失敗の過去

ここからもう少し遡って、前職のスタートアップ企業に務めていた頃。

私は未経験でエンジニアとして雇ってもらったにも関わらず、社内で2人だけのエンジニアの1人として自社サービスを任されていました。

しかし、経営者の望みを叶えるようなクオリティのものを生み出せず、その他でも給与に見合った働きが出来ずに、ついに辞めることに。

給与に見合ったバリューを出せていないことが、そして価値があると経営者に感じて貰えていなかったことが、私の精神の大きな負荷となって、そこに留まることは考えられなくなってしまったのです。

次こそは、自分が今持っている物や考え方を使って、価値を出せる企業で働こう、そう決心しました。

提案

時は戻り、上司の愚痴を聞いた私は冗談交じりでこう言います。

「そんだけ忙しかったら僕に何か任せてくださいよー」

この一言がきっかけで、私は入社半年で会社の広報責任者になりました。

エンジニアとしてまだ未熟だけれども、それ以外で価値を出せるチャンスを手に入れることができたのです。

自分が武器としている発信力を、会社に対して価値として提供できることを、私はとても嬉しく感じました。

現在

あれから1年と数ヶ月ほど過ぎ、私が取りまとめる広報チームは成長し続けています。

結成当初よりメンバーは心強く、たくましく組織に結果を出し続け、そして評価を得てきました。

もちろん私自身もそんなメンバーに感化され、いい組織とは何か、組織作りにはどんなことが必要か、日々考え実行する、そんな有意義な仕事ができています。


これらはもちろん権限を譲ってくれた元上司のおかげであるし、エンジニアなのにそれ以外の業務でも会社に価値を出すチャンスが得られるような組織を作ってくれた先駆者のおかげでもあります。

周囲に感謝しながら、私は「エンジニアが楽しく成長できる組織を作り、それをブランドにする」というビジョンを掲げ、今後も邁進していく所存です。

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