MY LIFE
人生33年目の独身女。
いつかの上京を夢見て仕事に趣味に情熱を燃やし、人生31年目にして上京の夢を叶えた。統合失調症の母とそれを支える父を残しての上京は、罪悪感とやっとこれから自分の人生を生きられるという希望とが入り混じっていた。
歯科衛生士として13年目。たくさんの人と関わってきた。
お口を診る=その人となりを見る、聞く、感じる。
ここにきて、私の使命は、”相手の笑顔を引き出すこと”じゃないのかと感じている。たくさんの人をなんて贅沢は言わない。とにかく目の前の人を笑顔にする。その時関わった人にきちんと向き合っていると、自ずと分かることがある。
母がおかしいと感じたのは小学校低学年の頃だったと思う。友達のお母さんとは明らかに違う。子供ながらに感じていた違和感。長女である私は、しっかりしなきゃ、ちゃんとしなきゃ。そんなことをいつも思っていた。今思うと、子供だけど、冷静に客観視しながら、周りを常に気にしながら、気を張っていた気がする。そして、どうしたら母に怒られないか、母に認めてもらえるのか…
そのおかげといった方がいいのか、先を読んで行動する癖がついていた私は、患者さんとのコミュニケーションは得意分野だ。空気を読むのも得意。その反面、どこまでいっても自分で自分を認めることができなかった。常に上を上を目指して…私はそれを、自分は向上心の塊だと思っていた。
私どこまで頑張ればいいのかな…
ホントにざっくりだけど、今までの自分を振り返ると、その時の環境、出逢い、関わる人でこんなにも自分の考えが変わるんだなと実感する。
歯科衛生士として、統合失調症の母を持つ者として、ストレスフリーな人生を送るヒントを、自分も実践しながら伝えたい。笑顔が絶えない人生を送りたい。そして同じような想いをもつ仲間をつくれたらいいな。
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