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自分が何が好きで得意かのヒントは『動詞』にある!

『日曜日の初耳学』という林修さんがMCの番組があるんですが、そこにゲストでマーケッターの森岡毅さんが出演されていました。

森岡さんはUSJ、ネスタリゾート神戸、西武園ゆうえんちを復活させた最強のマーケッターです。

僕は森岡さんの著書『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』を読んでからファンになって、一年に一回は読み返すほどです。つい先日もラリー遠田とのネットラジオで森岡さんの著書について語りました。

分析、確率好きからすればもう涎をダラダラ垂らすほど素晴らしい一冊なんです。未読の方はぜひ。

あまりにも感銘を受けて、ダメもとで僕が当時やっていた『創談室』というユーチューブの番組に出てもらえませんかと森岡さんに手紙を書いたことがあるんですよ。

森岡さんがご多忙ということで実現しなかったんですが、その際丁重なお断りの手紙とUSJのクッキーをわざわざ送ってくださりました。それ以来森岡ファンなんです。

林さんの質問力も素晴らしくて、森岡さんから名言が飛び出しまくりました。

短所を直すのではなく、長所を伸ばすというのはドラッカーの言葉でもありますが、森岡さんの口から聞くと改めてその通りだなと思いますね。

『弱みが強みになることはない』なんてほんとに名言です。

その中で「好きなことや得意なことを伸ばせというと、その好きなことや得意なことがわからないという人が多い」という林さんの言葉に、森岡さんがこう答えたんです。

「自分の好きなことや得意なことというのは『動詞の中にヒント』があるんですよ」と。

つまりある人がサッカーが好きだとして、『サッカーが好き』という状態だとまだ動詞になっていない。『サッカーの作戦を立てるのが好き』だと動詞になってくる。

動詞になると、その人には分析能力やリーダーの要素があることがわかる。それを伸ばすようにすればいいと。

これはわかりやすいなと。たまに『〇〇が好き』というだけでその業界に入ってみるけどいまいち向いていなかったり適性がなかったりすることがあるじゃないか。

それって動詞まで落とし込めてなかったから起こるんじゃないでしょうか。

例えば前述の『サッカーの作戦を立てるのが好き』でサッカー選手になろうとしても、なかなかうまくいかない。

サッカーをするのが好きで得意というよりも、俺はサッカーの作戦を立てる才能があるんだときちんと理解していたら、別段サッカーの世界に入る必要はないんですよ。

その分析して作戦を立てるという能力が一番活きそうな業界に入った方が成功率がぐんと上がりますよね。

こういう好きで得意なことの精度を上げることを、『好きなことを因数分解する』と僕は言っていましたが、そのためには動詞を意識するといいというのが森岡さんのおかげでわかりました。

さすが森岡さんという回でした。

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