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ゲームで億を稼ぐ方法

『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』という番組でeスポーツの特集をやっていました。

プロゲーマーの年収が一億円を超えたり、経産省や自治体にもeスポーツ専門の部署ができたりとますます盛り上がりつつあるeスポーツの世界を取り上げていましたね。

でもeスポーツといえばこれでしょう。浜口倫太郎著『ゲーム部はじめました。』

もうこれを読めばeスポーツのすべてがわかる一冊です。まあ取材に取材を重ねて書きましたからね。さらにこれは破格の面白さですよ。破格。

eスポーツの専門家・黒川文雄さん、プロチームのディレクター、ゲーマー、さらにとある超有名ゲームメーカーのデザイナーの方にも取材をさせてもらいました。

eスポーツをさらに詳しく知りたい方は、黒川さんの著書も合わせてどうぞ読んでみてください。

ということで『ゲーム部はじめました。』の中で書けなかったことを書きましょう。

トッププロゲーマーは現状年収億を超えるようになっていて、市場規模もどんどん拡大しています。今後は野球やサッカー-、テニスのプロのように十億超え、百億超えのプレイヤーも出てくるかもしれませんね。

そこまでなるかと冷笑する方もいるでしょうが、僕はなるんじゃないかなと考えています。

やっぱりゲームって圧倒的に競技人口が多いんですよ。

スポーツって実際にプレイヤーになればそのスポーツを好きになって、プロの試合も見たくなるじゃないですか。eスポーツはその点で他のスポーツよりも圧倒的に有利なんですよ。

eスポーツはそのプレイヤーになる間口がとんでもなく広い。今後eスポーツの市場規模が拡大すると言われているのはその利点があるからですね。

今はeスポーツ専門の専門学校とかもあるぐらいですから。今後続々プロゲーマーが産まれるでしょう。

はっ、ゲームでプロ? そんなもんただのお遊びだろ。

わかりますよ。わかります。ちょっと前まではゲームで飯を食べられる時代がくるなんてありえなかったですからね。

でもよくよく考えてみてください。囲碁や将棋のプロ棋士も同じじゃないですか。囲碁も将棋もゲームの一つですからね。アナログかデジタルかの違いだけでeスポーツもジャンルとしては同じです。

ただ囲碁や将棋とは違う点もあります。

まず一口にeスポーツといっても種類が莫大にあるんですよ。『リーグオブレジェンド』『フォートナイト』『Call of Duty』とかもう無数にあります。

いざプロゲーマーになろうと思っても、どのゲームでプロになるかでルールから練習方法からすべて異なってくるわけですよ。

しかもその練習に練習を重ねたゲームの人気が減って、タイトル自体が廃れたらもう一巻の終わりです。今小学生にはフォートナイトが大人気ですが、じゃあ五年後、十年後にフォートナイトが現状の人気を保っているかは不透明じゃないですか。

囲碁や将棋はその心配がないんですよね。連綿とした歴史があり、文化として根付いている。だからプレイヤーも一つゲームに集中できる。eスポーツはタイトルの選択肢が多すぎるのが難点なんですよ。

だからeスポーツのプロチームの運営は、どのタイトルに力を注ぐかを懸命に見極めます。選択と集中を見誤るとビジネスとして終わるからです。

eスポーツはそこが複雑なので、僕の『ゲーム部はじめました。』では『TOP OF THE NINJYA(略してTON 【遁】』という忍者バトルゲームが世界ナンバーワンタイトルだっていうことにしています。

それとプロゲーマーは選手寿命が短いんですよね。

とにかく反射神経と集中力が求められるので、若い方が有利なんですよ。特にFPSというシューティングゲームはそうです。選手寿命が25歳といわれていますからね。

野球やサッカーに比べると断然短い。選手寿命が短いとそれだけ稼げる金額が少なくなりますからね。そこは意外に知られていない欠点ですね。

こう聞くと、プロゲーマーを目指している子供を持つ親御さんは不安になるじゃないですか。

プロゲーマーを辞めてしまったら、うちの子供はただゲームがうまいニートになるじゃないかって。

でも安心してください。プロゲーマーは引退後のセカンドキャリアが豊富なんですよ。

プロゲーマーで通用しなくなると、ゲームメーカーの社員になる人が多いそうなんです。プロゲーマーほどゲームを知っている人はいないじゃないですか。

こうすればゲームが面白くなる、つまらないゲームはここが悪いという知識をふんだんに持っているんです。だからゲームメーカーからすると人材として欲しいそうなんです。

あとプロチームのコーチやアナリスト、監督になる人もいますね。市場規模、経済規模が大きいということは、その働き口も豊富にあるんですよね。

今後さらにeスポーツの世界は盛り上がるでしょう。それを知るためにも『ゲーム部はじめました。』をどうぞよろしくお願いします。(結局最後は宣伝で終わってしまった……)


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