はじめまして(自己紹介)
こんにちは。気づけば年末ですね。私は今自室の片付けをしていたのですが、片付けしてる時って無性に別な生産活動をしたくなりませんか?私はなるんですけれども、ということでこのnoteを書いております。
突然現れて「誰?」って感じだと思うので、遅まきながら自己紹介をしていきます。
香淋といいます。かりんと読みます。本名ではありません。「淋」の字は「墨黒淋漓」という四字熟語から取っています。ぽたぽたと墨が垂れていくようにこつこつと文章を綴っていく、という意味だそうです。そうあれたらいいなと思います。
そと身の話をしますと、東京の私立大に通う2年生(2023年現在)で、文学部日本文学科生です。好きなものは日本の古典文学で、特に和歌を愛しています。百人一首には幼い頃から触れていましたが、はっきり古典を好きになったと言えるのは高校二年生の頃でしょうか。コロナ籠りをしていた時に『伊勢物語』を読んで目覚めました。(またどこかで詳しくお話するかもしれません)。現代の日本人作家の小説や海外文学も読みます。特にファンタジーや幼い頃に読んだ児童文学などを読み返す運動をごく個人的にやっています。
最近はひとが物語やうたを生み出す現場について考えたいなと思っています。その観点から、いわゆる中央とは離れた世界で生み出され続けてきたものたち、例えば民話や民謡などに興味を持ち始めています。が、おそらく卒論は和歌で書くつもりです。ただ、この二者に断絶をつくらず、「文学」という大きな輪のなかで捉えていけたらいちばんいいんですが……。
自分で作る小説と、和歌や古典や海外のつんとした作風の小説や、各地で語り継がれてきた民話・音楽、直感的に好きだと思った漫画、それらの間が有機的に連関するように生きていきたいと思っています。この世界は苦しいことばかりですが、そんなところにだけでもこの世界限定の楽しみを見つけたいと思っています。というように、私のベースには悲観があります。だからこそ仏教の教えや哲学者の言うことも興味深く思えているのだと、この性質をちょっとありがたいものと捉えています(でも無宗教です)。モノや懐しい景色に限りない愛着を覚えます。でも人と話すのも好きです。人が作った芸術はもっと好きです。器用な指先やもの思う頭を使い、自分が人間であることをこの世界に刻みつける営みに魅力を感じます。なので、文章で書かれたものに限らず、色んな作品が好きです。新古今時代に先駆ける『六百番歌合』という歌合の和歌は、批評や文芸的挑戦を意識した作品がたくさんあって、ああ、わたし達はずっと人間なんだと思うことができます。
来年の目標はロリータ・ファッションに挑戦すること、魔法雑貨みたいやアクセサリーを手作りすること、面白い授業を取ること、自室を素敵な場所にすること、です。しかし自室の片付けは一向に終わりません。部屋が狭すぎます。でも、頑張ってきます。
問わず語りを読んでいただきありがとうございました。この先も読書感想や創作や感じたことなどを書いていけたらと思っております。みなさんの作品や考えたことにもたくさん触れたいです。どうぞよろしくお願いします。
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