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【ムンク展】へ、

こんにちは


お久しぶりです、島崎です。

年が明けましたね、2019年。
ここでは遅めのご挨拶。


今年は暖かいのか、寒さがへっちゃらです。
へっちゃらというか、まだ全然耐えられる感じ。
でも今日は冷えてますね、なんやねん


正月気分が抜けていないぼやっとした空気が街中に残る中
お仕事をしたり、いろんな場所へ出向いたりしています。


そんな先日

東京都美術館で開催中の【ムンク展】へ行ってきました。



ムンクの作品およそ100展が上野に集結、とのことでかなり贅沢な展覧会。
とても楽しみでした。


ムンクの代表作であり
世界的に知られている「叫び」や
リトグラフの作品、ムンク自身が撮影した写真たちなど
一歩、一歩と足を動かすたびにムンクのリズミカルな作品たちが観れて本当に面白かった。


私自身、ムンクの作品は「叫び」以外あまり知らなかったのですが
想像以上に、面白く興味深い作品ばかりで

初めてでも、あまり知らなくても飽きがなく、わくわくしながらみることができた。



芸術生活を60年続けたムンクの作品に共通しているのは
」。


子供の頃に、病気で家族・兄弟を亡くしたムンクは
幼いながらに「死」ととても近い存在にいて
それが「メメント・モリ(死を忘るべからず)」との共存に繋がっていったのだと感じた。


ムンクが描く題材は、どこか気だるく悲観的。
死を目前にした人間の歪みが見える。

しかし、それでいて絵のタッチは力強く
莫大な生命のエネルギーを感じる。


柔らかさが一切ない。

技術が高いという印象も受けない。

しかし、それをも上回る大きな情熱が作品一つひとつに
篭っているのだ。




ビビッドな色遣いの中に見える、濁った色

笑顔や優しい顔の中に隠されている人間の本性
をみているような、そんな感覚になった。


ムンク自身も

「見えるものを描くんじゃない、見たものを描くんだ」

と言っているように

彼は人間や生き物の隠された本性や本質をみていたのだろう。
きっと、生きることにたいして人以上に葛藤したのだろうなと思う。


芸術家は葛藤してこそなんぼやろ、となんとなく思いますが
それをちゃんと形にできない人が偉そうに葛藤や苦悩を語っても
「まあ頑張って」としか言いようがないですよね。

形っていうのは作品でなくとも、自分の生き方や歩き方だって立派な形のはず。

そんな「死」や「生きること」と一生懸命、生涯を通して向き合ったムンクが作り出した作品たちは、どれもエネルギッシュで、絵から重低音が聞こえてくるほどに躍動感のあるものでした。


面白かったなあ…もう一度見に行きたいぐらい。
ただ、確か1月20日頃までだった気がします。

気になる方はすこし急ぎめの方がいいかも。


ムンク展には私が日頃から慕っている素敵な方と参加しました。

2人でムンクの叫び。上野なのでパンダにしておきました。お気に入り写真。

そんなわけで、最高でしたムンク展。



あ、あと
ここではお知らせが遅れましたが

2/16(土)
【シネマ夜会 Vol.2】開催決定どぇす

またまたココマルシアターさんでの開催…
心から…感謝…うれしい…

時間は前回同様18:00〜です。


詳細はまた、改めて。




では

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