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プロダクトデザイナーのチーム文化やキャリアについてまとめてみた #SPACEMARKET #デザイン組織

こんにちは!株式会社スペースマーケットデザイン部マネージャーの横井 @rinoside です。

今回は スペースマーケットプロダクトチーム Advent Calendar 2019 の、12月3日の記事となります!

スペースマーケットプロダクトチーム Advent Calendar の記念すべき第1回目の記事は、弊社エンジニアリングマネージャー三重野による「スペースマーケットのエンジニアチーム文化」でした。この記事では弊社プロダクトに関わるメンバー全員の文化・思想と、採用基準なども言及していますので、もし興味もっていただけましたらチラリと覗きに来てくださいませ!

第2回目の私からは、テーマを引き継いでスペースマーケットデザイナーの文化やキャリアについて書いてみたいと思います。

デザイナーのミッション

デザイナーのミッションは「越境」がキーワードです。
行動指針としては下記のように定めています。

Ownership - 自分が
・当事者意識を強く持ち、施策は自分の子供と思って最後のリリースまで責任をもつ
・デザイン責任者として数字に興味を持つ
・自分から提案する
Aggressive - 積極的に
・UI向上のためには手段を選ばず、積極的にデザイナー領域を越境しよう
・他の部署のハブとなり、スペースマーケットの品質を底上げする
Creative - 創造する
・常にクリエイティブでいること
・アイデアを出せるよう引き出しの準備を忘れない(好奇心をもってインプットしよう)

ちょうど1年前の12月(もうそんな時期!)には、デザインチームのビジョンミッションを決める合宿を行いました。その時の記事がこちら。

ビジョンミッションと言いながらも、上記の内容はデザイナーが目指す理想の世界、みたいな感じですが…この当初はまだデザインメンバーが揃って間もなかったので、全員で目指すチーム像・プロダクト像を決めようぜ!という感じのノリでした。
そこからもう少し分かりやすい形に改良されています。

また改めて今月末に合宿を行い、プロダクトの方針も含めシニアデザイナー陣と来年以降のデザイナーの方針を擦り合わせし、見直す予定です!

デザインチームメンバーについて

メンバーは5名で、ジュニアデザイナーが2人・シニアデザイナーが3人という構成です。
デザイナーはそれぞれ個性をもっており、例えば自分はPMも兼業で行なっていたり、フロントエンドエンジニアとしても活躍するデザイナーがいたり、ガイドラインやデザインフローなど運用面を支えるデザイナーがいたりと、それぞれ強みとする役割を持っています。

デザイナーの領域

「それぞれ強みをもっている」という話をしましたが、何か一つのことを集中して行うのではなく、施策にはデザイナーもKPIを意識し上流から幅広く関わってもらいます。

基本的にデザイナーは全員、UI仕様設計〜デザインラフを作り、プロトタイプで確認後、デザインへの落とし込み、という一連の作業を行います。場合によってはStorybookでのコンポーネントマークアップまでも行います。割と弊社はデザイナーの活躍の幅が広い方な気がしています。

言われた通りの仕様を綺麗にUIに落とし込むのではなく、PMからの要求定義を見て「達成するためにはどんなUIがベストなのか」「UXは最適か」「目標達成するためのデザインは」といった高い目線ももってデザインにあたっています。難易度は高いですが、デザイナーの裁量は多く、オーナーシップを持って施策に取り組むことができます。

プロダクトとの関わり方

三重野の記事にも書かれてありますが、弊社は技術部やデザイン部など職能による組織体制(ライン)と、プロダクト開発における職能横断のプロジェクト体制(ユニット)の、マトリックス組織となっています。

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各ユニットにデザイナーが1人〜2人が割り振られ、その中で施策が進みます。「そのユニットのデザイナー代表」のようになるので、個人それぞれが活躍しやすく、成長しやすい環境ではないかと思っています。

デザイン部のメンバーは全員プロダクトチームに配置されていますが、もちろんコーポレート側のデザインも発生します。その場合はマネージャーが可能な範囲でリソースを調整し、都度デザイナーをアサインするという形を取っています。(難しければ外注という選択をします)

デザイナーのキャリア形成

個人のオーナーシップやチャレンジを大切にしているので、「やってみたい」と言ってくれたことは応援し、任せていくスタイルです。

その他にもそれぞれが進みたいと思うキャリアの方向(スペシャリストなのか、マネジメントなのか)を1on1でヒアリングし、相談しながらお任せする範囲を広げていきます。
スペースマーケットのキャリアについては株式会社ユニファ様のイベントにて、ゲストとしてお話させていただきましたので、こちらもよければご覧ください!

スペースマーケットのデザインシステムについて

スペースマーケットのデザインは、Atomic Design をベースにしたコンポーネントの設計で運用されています。
スペースマーケットの世界観を守り、統一感と運用効率面の向上や、エンジニアとのコミュニケーションコスト及び新入社員の学習コスト削減を目的としています。

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「デザインシステム」というものがしっかりと出来上がっているのか、と言われると、正直スペースマーケットのデザインシステムはまだ発展途上段階です。

各コンポーネントは定まっていますが、組み合わせ方や扱い方にまで言及した資料はまとまっていません。UIガイドラインもパラパラと社内資料として存在はするのですが、埋もれがちという課題があります。
コンポーネントとしてのUIシステムは完成しつつあるので、それらを統一し一つのデザインシステムとして確立させることが今後の目標です。

※ちょうど来週にその辺りについて触れるスペースマーケットミートアップを予定しています。(ありがたいことに定員オーバーとなりました!)

上記に関連する、デザイナー伊東の記事です。

合宿文化

冒頭のあたりでもチラッとご紹介しましたが、弊社では合宿をよく行っています。デザイナーだけの合宿であれば、置いてけぼりになってしまっているコンポーネントを集中的に整備したり、今後のデザインチームの方針を決める、などの内容を実施してきました。

その他、エンジニアとデザイナーの合同合宿と、全社員参加の全社合宿がそれぞれ1年に1回あります。

去年の合同合宿では「イノベーションの創出」というテーマで、エンジニアとデザイナーそれぞれがチームを組んで新しい施策を考え、プロトタイプを作り各チームで発表しました。お題は「成約率を2倍にする施策」(チャレンジ!)。
ハッカソン形式にし、最後はビジネスサイドの社員に評価してもらいました。ここで表彰された施策には、実際にプロダクトに組み込まれたものもあります。

エンジニア合同合宿の一昨年・去年のレポートはこちら!

最後に

そんなスペースマーケットのデザイン部では、現在新しいメンバーを求めています!「もっと上流からチャレンジしたい!」「スペースマーケットをもっと盛り上げたい!」そんなUIデザイナー大募集中です^^

と、最後は宣伝での締めとなってしまいましたが…笑
以上、スペースマーケットプロダクトチーム Advent Calendar 2019 の 記事でした!

スペースマーケットプロダクトチームとしてのデザイナー体制について書かせていただきましたが、少しでも参考になりましたら幸いです。

明日の Advent Calendar の記事ははデザイナー rai56 による「スペースマーケットでよく使われるカタカナ単語まとめ」です!お楽しみに!

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