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【英語学習】サポートセンテンスの書き方 その3(列挙編)

はじめに

サポートセンテンスの書き方その1では、サポートセンテンスの特徴、書き方、構成を紹介しました。その2では、具体的な例を出しながら、サポートセンテンスについて理解を深めていきます。ここでは、トピックセンテンスに列挙を表す語句を付けた場合のサポートセンテンスの例を見ていきます。


サポートセンテンスの構成

サポートセンテンスは、トピックセンテンスに従って、構成を組んで書くことになります。構成は、2文〜3文を1セットにして、トピックセンテンスに書いた数詞に合わせたセット数を書きます。
前回は、2文を1セットにして、2セット分のサポートセンテンスの書き方を確認しました。今回は、より具体的に書くために、3文を1セットにして、2セット分のサポートセンテンスを書く例を見ていきます。
流れは、前回と同じです。まずトピックセンテンスに従って、サポートセンテンス1文目を書く方法を見ていきます。その後、サポートセンテンスの1文目から2文目と3文目を書く方法を見ていきます。

トピックセンテンスからサポートセンテンス1文目への流れ

トピックセンテンスを、”Beavers are interesting animals in two ways.(ビーバーは、2つの点において興味深い動物である)”としましょう。この場合、サポートセンテンスには、トピックセンテンスに従って、ビーバーが興味深い動物であるポイントを2つ書くことになります。

例えば、「ビーバーはダムを作る」や「ビーバーは泳ぎが得意である」が興味深いポイントとして考えられます。このように、サポートセンテンスの1文目にはポイントをそれぞれ端的(たんてき)に書きましょう

トピックセンテンス:
Beavers are interesting animals in two ways.
↓ 具体的に 
サポートセンテンス:興味深いポイント1
Beavers create ponds.  
サポートセンテンス:興味深いポイント2
Beavers are excellent swimmers.

これでトピックセンテンスに従って、具体的なポイントを2つ端的に述べることが出来ました。

→サポートセンテンス1文目は、端的に書く

サポートセンテンス1文目からサポートセンテンス2、3文目への流れ

上記のサポートセンテンスにて、興味深いポイント1とポイント2は示すことが出来ました。しかしながら、サポートセンテンスには具体的な情報を提供していく役割があります。
それぞれのポイントに、サポートセンテンスを足して、より具体的にわかるようにしましょう。今回は、それぞれに2つの具体的な情報を足していきます。具体的に書くためには、「いつ、どこで、何を、どのように、なぜ」のような5W1Hの疑問に答える形で書くと良いでしょう。よって、基本的には各セット内のサポートセンテンスの1文目よりも、2文目と3文目の方が長くなります

サポートセンテンス 1文目 ←端的に書く
↓より具体的に
サポートセンテンス 2文目 ←5W1Hの質問に答える形で書く
サポートセンテンス 3文目 ←5W1Hの質問に答える形で書く

例えば、ポイント1「ビーバーはダムを作る」だけでは、「ビーバーはなぜダムを作るのか」という情報が欠けています。また、「ビーバーはどのようにダムを作るのか」という情報も欠けています。これらをサポートセンテンスの2文目と3文目として足しましょう。
例えば、「ビーバーはなぜダムを作るのか」という疑問には、「ビーバーは住処のためにダムを作る」と書くことが出来ます。また、「ビーバーはどのようにダムを作るのか」という疑問には、「ビーバーは川を堰き止めることでダムを作る」と書くことが出来ます。

サポートセンテンス:ビーバーが興味深いポイント1
Beavers create ponds. 
↓より具体的に
Beavers create ponds to make the habitat in which they live. 
Beavers create ponds by blocking up streams. 

また、ポイント2「ビーバーは泳ぎが得意である」だけでは、「ビーバーがどのように得意なのか」という情報が欠けています。また、「ビーバーはどのくらい得意なのか」という情報も欠けています。これらをサポートセンテンスの2文目と3文目に足しましょう。
例えば、「ビーバーがどのように得意なのか」という疑問には、「ビーバーは出来るだけ水の中で暮らす(くらいに得意)」と書くことが出来ます。また、「ビーバーはどのくらい得意なのか」という疑問には、「ビーバーは15分間潜水する(くらいに得意)」と書くことが出来ます。

サポートセンテンス:ビーバーが興味深いポイント1
Beavers are excellent swimmers.
↓より具体的に
Beavers tend to remain in the water as much as possible. 
Beavers remain in water up to 15 minutes. 

→サポートセンテンス2文目と3文目は、1文目に対して5W1Hの質問に答える形で書く。

トピックセンテンスからサポートセンテンスへの流れ

上記では、トピックセンテンスからサポートセンテンスまでのつながり、サポートセンテンス同士のつながりを説明しました。トピックセンテンスからサポートセンテンスまでの構成をまとめると以下のようになります。

トピックセンテンス:
Beavers are interesting animals in two ways.
↓ 具体的に 
サポートセンテンス:興味深いポイント1
Beavers create ponds.  
↓ より具体的に
Beavers create ponds to make the habitat in which they live. 
Beavers create ponds by blocking up streams. 
サポートセンテンス:興味深いポイント2
Beavers are excellent swimmers.
↓ より具体的に
Beavers tend to remain in the water as much as possible. 
Beavers remain in water up to 15 minutes. 

まとめ

  • サポートセンテンスは、トピックセンテンスに従い書く

  • サポートセンテンスの1文目は、端的に書く

  • サポートセンテンスの2文目と3文目は、1文目の5W1Hに答える形で、具体的に書く

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