見出し画像

【英語学習】トピックセンテンスの書き方 その4

はじめに

これまでのトピックセンテンスの書き方では、自分が言いたいこと打ち出す書き方を説明しました。

  • その1 助動詞を使ったトピックセンテンスの書き方

  • その2 形容詞を使ったトピックセンテンスの書き方

また、その3ではこれらを発展させて、トピックセンテンスのもう1つの役割であるパラグラフ全体をコントロールする方法について、理由を表す語句と数詞を足す表現を説明しました。

  • その3 パラグラフの全体をコントロール (理由を表す語句と数詞)

今回は、もう1つのパラグラフ全体をコントロールする方法を説明します。


トピックセンテンスとは

トピックセンテンスは、そのパラグラフで1番大切な文です。原則、そのパラグラフの1文目になります。書き方としては、1文で抽象的に書くことがポイントです。

役割は、そのパラグラフで言いたいことを打ち出します。また、この後に続くサポートセンテンスは、トピックセンテンスから外れたことは言えないため、パラグラフ全体をコントロールする役割もあります。ここでいうパラグラフ全体とは、これから続くサポートセンテンスのことを指します。

トピックセンテンスの書き方

これまで学習したトピックセンテンスに、コントロールする役割の語句を付加していきます。

列挙を表す語句と数詞を使う

列挙を表す語句と数詞(または関連する語)を使って、これから続くサポートセンテンスをコントロールしてみましょう。これまで習ったトピックセンテンスに、語句を追加します。

Whales are unusual creatures of the sea.
「鯨は特異な海の動物である。」

Whales are unusual creatures of the sea in two ways
「鯨は2点において特異な海の動物である。」

上の文である「鯨は特異な海の動物である」だけでは、これから何がどれくらい続くのかはっきりとしません。
下の文では、上の文に、in two ways(2点において)という語句を追加しました。この語句を追加することで、これから続くサポートセンテンスには鯨が特異な海の動物である2つの点を書くことになります。

トピックセンテンス:Whales are unusual creatures of the sea in two ways

サポートセンテンス:特異な点1
          特異な点2

別の例で確認してみましょう。ここでは数詞ではない表現を使います。

Whales and sharks are alike.
「鯨と鮫は似ている。」

Whales and sharks are alike in several ways.
「鯨と鮫は、いくつかの点で似ている。」

上の文である「鯨と鮫は似ている」だけでは、これから何がどれくらい続くのかはっきりとしません。
下の文では、上の文に、in several way(いくつかの点で)という語句を追加しました。この語句を追加することで、これから続くサポートセンテンスには鮫と鯨が似ている理由をいくつか書くことになります。

*severalを使うときは、たいてい2~3つのことを指します

トピックセンテンス:Whales and sharks are alike in several ways.

サポートセンテンス:似ている点1
          似ている点2
          似ている点3

列挙表す語句

「〜の点で」を表すために、上に出てきた表現をチェックしましょう。トピックセンテンスの文末につけると良いです。

トピックセンテンス+in ~ ways.

~のところに、数詞やseveral(いくつかの)やmany(たくさんの)が入ります。

トピックセンテンスの書き方(練習編)

以下の文に列挙を表す語句と数詞(または関連する語句)を足して、サポートセンテンスをコントロールする役割を持ったトピックセンテンスを作りましょう。

Temples and shrines are different.
「寺と神社は異なる。」

解答例
Temples and shrines are different in many ways.
「寺と神社は多くの点で異なる。」

※manyのところは、異なる数詞や関連する語句(several)でも構いません。

トピックセンテンスの書き方(実践編)

ここでは、パラグラフ全体をコントロールする役割を付加したトピックセンテンスの書き方を実際の問題を通して確認してみましょう。

まずはトピックセンテンスを作りましょう。そして、その後に列挙を表す語句と数詞(または関連する語)を足して、パラグラフ全体をコントロールする役割を持ったトピックセンテンスを作ってみましょう。

問い
Are there any differrence beteen computers and ipads?  

「コンピューターとアイパッドに何か違いはありますか?」

以下で、まずはトピックセンテンスを確認しましょう。

トピックセンテンスの例
Computers and ipads are different
「コンピューターとアイパッドは異なる。」

トピックセンテンスとするために、形容詞を使って作成しました。

それでは、このトピックセンテンスに、列挙を表す語句と数詞を足してみましょう。

Computers and ipads are different in three ways.

「コンピューターとアイパッドは3つの点で異なる。」

ここでは、in three ways(3つの点で)を付加して、トピックセンテンスを書きました。このように書くことで、サポートセンテンスには、3つの異なる点を書くことになります。

まとめ

  • トピックセンテンスは、言いたいこと(主観や思い)を述べる大切な文

  • トピックセンテンスには、サポートセンテンスをコントロールする役割がある

  • 列挙を表す語句と数詞を使い、トピックセンテンスにパラグラフをコントロールする役割を持たせる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?