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総合大学のデザイナー就活に挑む人は、面接官に中指を立てていこうぜ!!

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2024」の5日目です。👽

 

どうもこんにちは、

近畿大学経営学部 会計学科の巴麟之介と申します。
来年から、広告業界のディレクターとして就職予定です。

今回は、デザイナーとは無縁だったはずの僕が、
「デザイナー就活を経験して感じた事」について書きます。

この文章が、特に総合大学からデザイナーを目指している人の支えになればうれしいです!


僕について

色んな事して、いっぱい人に会っていた。

僕は経営学部の会計学科に所属しており、デザインとは無縁の環境にいました。でも、色々なことに挑戦する事が好きだったので、大学の頃は空間デザイン・インスタレーション作品のコンペやコレクションのモデルなど、
”やってみる事”を大事にしていました。

500円で作った、ソックスニットを添えて

やってきたことに、一貫性なんてないよ!!


前半:モノづくりに携わりたいと感じた瞬間

そんな僕が大きな影響を受けた経験は、モデルとして参加した、2022年のnisaiファッションショーです。

たまたま、バイトの終わりにモデルオーディションを近くでやっており、
「えぇ~い!!なんとかなれ!!」の気持ちで応募すると、なんと即採用

本当に勇気を出してよかったと思います。(笑)

それから、実際にランウェイの裏側だったり、生まれて初めてファッションショーを体験させて頂いたのですが、めちゃ楽しい。
色んな人が関わり、1つの物を作り上げる感じや、文化祭の前日の様な感じがありつつも、緊張の空気感があったりと、とにかく愉しい。

そして、出来上がったファッションショーで背中で語るデザイナーのカッコよさを身をもって体験しました。

本当に貴重な経験でしたが、僕にはなにか胸の引っかかりが残りました。

それは、僕自身はモデルでしか携われないということ。
ショーを作る側のクリエイティブとして携わるのではなく、
モデルというピースとしてしか、携われない悔しさがありました。
(ただのガキのくせに、おこがましいすぎる野望で申し訳ない….)

ファッションショーの様子 楽しそう…

僕も「ショーを根本から作る側」になりたい。
その為に、何か自分にも、スキルさえあればな、と思っていました。

それが、僕がモノづくりに携わりたい感情になる、初期衝動となりました。


大きな転機

ファッションショーをきっかけに、モノづくりに携わりたいと思っていた、僕にとって転機となったのが、3年生のゼミでサービスデザインについて学んだ事です。

ゼミに入ってサービスデザインという存在を知り、課題解決を通じたデザインをすることで、色々な形で目に見える成果物を作れる。
デザインを学ぶことで形に残る、成果物を作れる。

これなら俺にもモノづくりに携われるかもしれない!!

よし、デザイナーを目指そう!!
そう考えてからは、大学内で開催された田口さん主催のRe designer for studentのUI作成イベントを通じて、ポートフォリオ作成や作品作りを行ってきました。


良かったら見てみてね。


甘くない就活の現実

しかし、デザイナー就活はそう甘くありません。
思うようにいかず、気づけば、約90社ほど落ちていました(笑)

周りのゼミ生が内定を取り、就職活動をやめていく中で、自分だけなぜこんな苦しんでるのか意味わからない。

また、総合大学からデザイナーを目指すことについて、親の同意を得られず、さまざまなストレスを抱えつつ、結果も出ないまま、、。
就職活動をやっていく中で、自分自身なぜデザイナーを目指していたのか、なぜデザイナーでないといけないのかについて日々、悩んできました。

このタイミングで、1社からデザイナー枠としての内定をもらっていましたが、自分自身これで本当にいいのかなと悩んでいました。

僕はそのタイミングで、一度就職活動から離れてみて、自分が今やりたかったこと、好きなことをしてみる機会を作ってみました。

改めて、自分自身で、ポスター作品やモノづくりを再開した時、
そういえば、デザインをやりたかった初期衝動は「ファッションショー」がきっかけになっていたことを思い出しました。

その時、作ってみたポスター

気がつかない間に、デザイナーという言葉に囚われて、UIデザイナーなどの職種など受けていたけど、あのころファッションショーで感じた、「色んな知識を総動員して、最高のものを作り上げることがしたかった」ということに気づきました。

そこから、もう少し受ける会社を広げて考えてみると、デザイナーという職種よりも、広告のディレクターの方が、自分自身がやりたかったことを出来るんじゃないかと考え始めました。

何より、「左利きのエレン」が好きだったということもあって、広告業界を受けた結果、ご縁があって内定を頂き、来年からディレクターとして努める事になりました。

さんざん悩んだ結果、ディレクターなんかい‼という感じですが(笑)


後半:僕が伝えられる2つのこと

ここまで読んでお前の話ばっかで、面白くない!!
そうですよね、すみませんしゃべりすぎました…大丈夫です。
この後が本編です!!

僕がデザイナーを目指してきた経験談を通じて、大事だと思ったことを2つお話しできればと思ってます。

1つ目:総合大学からのデザイナー就活はメンタルゲー。
反骨精神を持って、クソみたいな面接官に中指をたてろ!!

初っ端からこんな感じに行きます(笑)

でもこれは本当に大事だと思っていて、やっぱり総合大学からのデザイナー就活は本当にしんどい。しかし、過去に総合大学からデザイナー就活を目指した人のnoteはみんなトントン拍子に内定もらえている。

なわけあるかい!!!!!こっちは100社くらい受けとんねん!!!!!
と僕は何回もツッコんでいました。


そんな、うまくいかない就職活動を最後までしていた自分にとって、デザイナーになる為には、自分の機嫌を取り、メンタルを保ちながら、あきらめずにデザイナー就活を続けることが一番大事だと思ってます。

自分の機嫌を取れるなら、妥協せずしっかりとって、反骨精神をもって、戦い抜きましょう。

自分のメンタルを守るためには、他人に迷惑がかからなければ本当に何をやってもいいと思います。

例えば、「自分はこんなにも素晴らしくて仕事をめっちゃ頑張る人材なのに、落としてア〇やな」とか思ってもいいし、

「さっきから偉そうに面接しているけど、ほんまに偉いんかよw」とか心に思っていても大丈夫です。

僕はほんまにこれやってました。

中指を立てられない人は小指を立てましょう。引用:https://girls-band-cry.com/

それぐらいのテンションで就活をやると少し気持ちも楽になると思います。

一番ダメなのは、デザイナーになりたいと思う理想と、それが評価されない結果に、納得が出来ないまま自己否定をしてしまって自信を無くして、諦めてしまうことだと思います。

どんな手段でもいいです。他人に迷惑をかけない範囲でなら、人に言えないような暴言を心の中で叫んでもいいと思います。所詮、目の前にいる面接官は少し社会経験があるだけの大人です。何にも偉くないです。

容赦なく舐めましょう

泥臭くても、ダサくても、その枠を勝ち取れた人がデザイナーになれるんですから、やれることはすべてやって勝ち取りましょう。

2つ目:デザインをやりたいと感じた初期衝動を振り返ってみる

僕は、これに尽きると思います。

特に総合大学の方は、僕がそうだったんですが、ポートフォリオFB会では、ぼろくそに言われて、周りの美大生の就活生のポートフォリオの出来はものすごく高いし、何よりデザイナーの枠は少ない。
おまけに総合大学からのデザイナー就活に対して、親に理解をしてもらいづらい。(うちだけかもしれないですが)
就活が長期化する可能性があるなど、文句は尽きません(笑)

就職活動にはお祈りしてくる魔物で溢れています。

就職活動に忙殺されて、本当に自分はデザイナーになりたいのか?自分はデザイナーに向いていないんじゃないか?と感じる瞬間があると思いますが、その時は一度立ち止まって、なんでデザイナーになりたくなったのか、という初期衝動を振り返ってみると、良いかもです。

初期衝動を振り返ることで、過去の自分に勇気ももらえるし、今受けている職種以外の違う未来が見えるかもしれない。

最後に

正直、自分自身デザイナーという職種に希望を持って縋り付き、
その希望をへし折られながらも、それでもモノづくりに携わりたいという思いで、だれよりも戦ってきた自負があります。

ですが、上からつらつらとアドバイスなんてしていますが、自分自身この選択が本当に正しいのかずっと迷っています。
多分これからも迷い続けると思っています。

それでも、自分自身の「初期衝動」に従ったことに悔いは全くありません

どんな結果になったとしても、自分の中のワクワクや初期衝動に従っていく方が楽しくなると思うので、この記事を読んでいる人も、そのワクワクを信じて、貫き通すために、反骨精神をもって面接官に中指を立てましょう!!

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