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『イタバ』って今や日常のオシャレになった日。

皆様ごきげんよう。30代の貴腐人(元腐女子)の凛音と申します。
この度は私のnoteを拝見してくださりありがとうございます。

多少読みにくい部分もございますが、ご了承いただきたく存じます。

4月20日の『ZIP!』朝コーナーで今若者に流行ってきているトレンドとして『イタバ』という言葉が出てきた。
『ん?オタクたちが使っているあの痛バッグ??』と思ったらその通りだった。今や若者内で大人気だという。

そんな痛バックが何故こんなにも流行ったのか、以前にもちらっと記事で書いたけど、それを踏まえ自分なりに解析してみた。

痛バッグの誕生

私が知っている限りだと、たぶん元々は『ラブライブ!』のヲタクが作ったと思われる痛バックだが、池袋界隈のオタクで流行ったのは黒子のバスケのアニメが始まった年くらい。(だいたい2011年~2012年頃)

それまでもトレーディング系缶バッチは出ていたけど、カバンに数個付けるか、あとはポーチなどにつけて楽しむくらいだった。
黒子のバスケは今でいう“自担カラー“がとてもわかりやすく、ガチャガチャや缶バッチが大量に出始め、集める人が多くいた。
そしてこの頃から『ナンジャタウン』『アニメイトカフェ』のコラボイベントやコンセプトカフェが誕生し始めて、各会場にて自分の推し缶バッチを交換したい!と目印になる痛バックを持ち歩く人が増え始めたと解釈している。

そこへ付けていく缶バッチの需要が増え、うたの☆プリンスさまっ♪Rejetなどで〇〇限定缶バッチなどを売り始めた。
売り切れが続出してレア化が進み、”缶バッチ1個数万円”なんて株価のごとく缶バッチの売値が変動していってた。

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名古屋Rejetショップが開店された際に限定で売られた通称“名古屋缶バッチ”。オークションやフリマアプリで1万円超えていた時期もあった。

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マルイのうた☆プリ購買部で販売されたハロウィン缶バッチ。
深夜並びが原因でとても炎上し、買えなかった人が続出、一時期1個数万円で取引された。
某〇ーやん様がこの騒動で怒りツイートをしていたのが懐かしい。


ここで問題なのは今でいうビニールと一体型ではなく、そのままカバンやトートバッグに缶バッチやストラップ、キーホルダーを直接つけている人が多く【紛失】するケースがとても多く見られた。

Twitterでは『池袋で缶バッチ拾いました!心当たりのある人はご連絡ください!』などなど・・情報拡散が多く見られていた。

なかには人がつけているレアな缶バッチを盗んでしまうケースや、一番怖いのは缶バッチが取れかけていて安全ピンが通行人に突き刺さるケースだ。

そこで落としたくない人やケガが怖い人は透明なビニールを買ってきてトートバッグに縫い合わせたり、缶バッチを傷つけたくない人は透明な保護カバーを1個1個缶バッチにつけたり各々対策を練った。

ある時、Rejetが生み出したトートバッグとビニールバッグを単品で販売し、それを合わせて使ってくださいねという斬新なアイディアのトートバッグが開発された。

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当時売られていたビニールバッグ Rejet

これで缶バッチを落とさないし、安ピンが刺さる恐怖もなくなった!ととてもうれしかった覚えがある。
実は缶バッチの安全ピンが取れかけていてふいに手をケガすることが多かったのでとても痛バッグ生活が快適になったのだ。


しかし痛バックに缶バッチを数十個つけると相当重い。
私の痛バックは総重量3㎏くらい+荷物を入れるとだいぶ肩が疲れる・・持ち手が二つもあると多少邪魔で重さを感じた。

そこでうた☆プリがめちゃくちゃ便利な痛バッグが生み出した。

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『クリアコートバッグ』と呼ばれていて、写真を見てもらえればわかるようにビニールとトート部分は別々にできるのだが持ち手は一つと持ち運びにとても便利、しかもの取っ手部分にマジックテープとボタンがついていて取り外しができ、缶バッチのつけ外しが簡単なのだ。

これは痛バッグ界の大革命となった。

いろんなショップで痛バッグ

『クリアコートバッグ』の誕生により痛バッグは改良され、
ビニールバッグを持ち手部分に通すものがあったり、痛バッグの形状は様々だが、大きいサイズでカラーバリエーションを多彩に集めたキャンバス用の痛バッグ系がサイトなどで販売をし始めた。

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クリアコートバッグと同じ系統の痛バッグ

そんな痛バッグ界にまたもや革命をもたらしたのは『WE GO』だ。

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カバン自体は小ぶりなんだが少しだけ缶バッチを持ち歩く用のバッグとして売り始めたのだ。

これがまたかわいいと大反響で大きな痛バッグと一緒に持ち歩く人が急増した。

大きな痛バッグを毎回持っていくのが面倒だったりするときにこのWE GOの小さな痛バッグで代用したり、大きな痛バッグに買った商品を入れ、小ぶりなバッグに財布を入れたりと荷物分けに便利だったり、なにより後ろ姿でも推しの缶バッチがわかるから会場で交換するときにすぐ見つけられ、とても便利だった。
この時期から大きくたくさん飾れる痛バッグから小さくてかわいい乙女系の痛バッグが流行り始めたのだ。

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SWIMMERの痛バッグ。販売地域によっては入荷してすぐ完売する程大人気だった。


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中国系輸入サイトで販売している痛バッグ。小ぶりだけど少しのグッズ量で推しをアピールできる。

あとがき

痛バッグを作る幸せが一般的に浸透していてとてもうれしい。

あの手をケガしながらも世界に一つだけ、自分オリジナルの痛バッグを作るのがなによりも楽しいんだよ。

ヴィジュアル系のトランク世代から推しを散りばめたカバンを作り始め、数年・・またタイ沼でも痛バッグを作りたい・・そう思っている(早くグッズをください)

トップ画は過去に集めた《CV諏訪部順一》痛バッグです。多分誕生日だがにTwitterに載せた写真(白目)

以上ここまでお読みいただきありがとうございました☆彡


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