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23歳、人生に絶望した先で自殺未遂。そこで見た地獄と後悔の記録。

はじめまして。
またはこんにちは、凜と申します。

この度の記事についてまず注意事項を幾つか。

〇自殺未遂についての記録です
〇体験したばかりの非常に生々しくショッキングな内容のため、不快になる可能性が高いです
〇本記事は自殺を推奨致しません
〇18歳未満の方は特に刺激に留意し、あくまで自己責任での閲覧をお願い致します
〇本記事読了後、様々な意見があるかと存じますが批判誹謗中傷、苦情は受付いたしかねます


以上の点をお読みいただき、同意いただけましたらお進み下さい。






前置きが長くなりました。
私についてまず自己紹介を簡単に。
23歳、出生は岡山、両親は離婚していますが双方と良好な関係があり、5つ上の姉を持ちます。中学時代苛烈ないじめに遭い、そこから心を病み始めたように思います。なんとなく人生に絶望し、ふんわりと死にたいと思い続けながら23年、その過程で摂食障害とうつ病を患いそれでもなお、希死念慮と共に生きております。今回各方面、多大なご迷惑をかけましたが正直に申し上げますとやっぱり死にたいのです。トラウマになったので二度とやりませんが、死にたい気持ちはそう簡単には消えてくれないようです。難しいですね。今は、周りの人のために生きなくちゃという気持ちと、それでもやっぱりどう生きたらいいかわからなくて死にたい、そんな気持ちがまぜこぜになっていて気持ちが悪いです。


さて。
では今回私が何を起こしたかに移ります。
まだ2日前、退院は昨日のことなので文章にまとまりがなく読みづらいかもしれませんがお付き合い下さい。

単刀直入に申し上げますと、過量服薬、つまりODで自殺未遂しました。今、インターネットで調べたら本当に無限に情報が出てきますね、OD。オーバードーズ、そんな言葉があまりに馴染み深くなってしまっています。私もそれに取り憑かれた1人でした。私の場合、救急搬送はこれで計5回目になります。毎度毎度、本当に救急隊員と病院の方には頭が上がりません。種類や個数について具体的に述べるのは避けますが、今回やったのはカフェインの過量服薬でした。これまでの経験から最も確実に死ねそうな方法を調べ、考え、実行したのです。致死量を計算し、その量を怪しまれずに薬局をはしごして買い集める、あのときの私の行動力と計算高さは本当に素晴らしすぎましたね。悪い方向に。そう、死にたいと強く願い、死だけが救済に思えるほどイかれた私のような人間は、何があってもやるんです。何度失敗していようが、どれだけ愛してくれる人がいようが(私にはパートナーがいます。申し訳ないことに、今回もキーパーソンとなってくれました。彼には一生をかけて償うつもりです。)、誰がなんと言おうが、やるのです。あの感覚はなんとも形容しがたく、上手く言えませんが、意志をはるかに超えて強い力が働いているような感覚でした。あの瞬間だけ頭が異常に冴えていて、薬を手にした時の、やっと楽になれるんだという開放感。飲みきった後、妙に頭がすっきりしていたように思います。

閑話休題。
なので私は、死にたくなる気持ちも、やってしまう気持ちも分かります。理解できます。止めません。止めても無駄だと知っています。どんな地獄が待ち受けると知っていようと、1パーセントの死の可能性に縋るからです。私たちは残念にもそうできています。だから、止めません。けれど、推奨はしません。絶対に推奨しません。少なくとも過量服薬により今の日本で死に至ることは難しく、99パーセントの確率で地獄行きです。毎日がどんなに苦しくて辛くて死にたかろうと、過量服薬の先に待つ地獄は本当に地獄ですよ。

話を戻します。
私は、彼が在宅で勤務中でしたので外で服薬、その後ふわふわと夢見心地で異様に上機嫌なまま帰宅しました。

そして、服薬からおよそ2時間。
「あ、死ねない」
と、どこか冷静な私が悟りました。

体の異様な震え、目眩、耳元で心臓が鳴っているかのような激しい動機。心臓が握りつぶされるように痛くて、視界がぐるぐる回り、胃がむかむか気持ち悪くなってきて、私は悟ってしまいました。失敗したんだ、と。その瞬間に私の頭は手のひらをくるりと返し、「楽にして欲しい」「助けて」と叫んでいました。そのまま、仕事中の彼氏に手を伸ばし、助けてと頼みました。あの瞬間の彼の強ばった手、酷く心配そうな声。耳に、目に焼き付いて離れません。思い出しただけで罪悪感に泣きそうになります。

そのまま嘔吐すること数回、しかし薬は出てこず、水とかすかな食べ物、胃液が出るだけ。思えばこの時にはかなり吸収が進み、胃には錠剤はなかったのでしょう。もしくは溶けきって胃液にまざっていたのかも。とにかく気持ち悪くて嘔吐を繰り返して、それでもなお嘔吐感は治まらず。その内に息が苦しくなっていき、過呼吸を起こしては遠のく意識でけれど、カフェインが効いて意識を飛ばせずのたうち回りながら救急車を待ちました。サイレンの音があんなにも待ち遠しかったのは初めてですね。そのまま体を抱えられ、事情聴取されます。その時にも意識はあり、ぜぇぜぇと息をしながらカフェインを〇〇錠飲みました!と何とか叫び、気持ち悪さに身を投げました。ここからICUに運ばれるまで私は鮮明に意識がありましたから、まさに地獄でした。目が覚めたら病室だった、なんてことはありません。そんなのは夢です。カフェインの影響で興奮して意識は常時覚醒状態にあり、全ての処置を覚えています。

まず、救急車に乗せられて酸素を図られ、心電図を取られます。しかし気持ち悪い。それどころじゃない。早く吐かせてくれと思いながら、真冬の寒さと薬から来る悪寒ににぶるぶる震え、もう無理殺してくれと願いました。ひたすら救急隊員と彼氏が声をかけてくれ、そのうち警察もやってきて事情を聞かれました。話せるわけないだろ!と思いつつも彼氏が犯罪者になってしまうかもしれないと私は必死の思いで身を起こし、自分でやりましたと強く訴えました。犯罪者の自主のようです。自殺なんてのは一種の犯罪ですけど。

そのまま、私の状態が非常に深刻なのか、隣の区の大きな医療センターに搬送されることが決まり、警察の方は救急車から追い出されていました。本当にごめんなさい。所轄の警察でしたね。何回か見たことあります。ODって救急呼ぶ度に警察来なきゃいけない決まりなんですよね、まじで迷惑かけて申し訳ありません。

そして病院に到着。自力では動けず、ストレッチャーに移動させられ服を脱がされます。入院着になり、ちょっとここから曖昧ですがなんか点滴でラインを取られました。それから口をありえんくらいに開かされてぶっとい人工呼吸器を肺まで刺され、首に太い針を突き刺して透析が始まりました。これは彼氏曰くですが、鼻に管を突き刺されてそこから活性炭をぶち込まれたようです。人工呼吸器と静脈注射はめっちゃ意識あったんで覚えてます。すっごい痛かった。死ぬかと思った。痛すぎる。今も首の針のとこは痛いし痰には全然血が絡みますわ。どうやら人工呼吸器で気道が傷ついたらしいです。裂けたんかな。痛い。それからもうひとつ辛かったのがこの活性炭。炭を人間の体にぶち込もうなんてよく考えますよね。すごい。もう胃がひっくり返るんじゃないかってくらい辛かったです。とにかく気持ち悪い。そうしているうちに看護師さんに言われます。「意識失うよ」「失ったら吐くからね」「大丈夫だからね」。そう言われて数分?めっちゃ息が苦しくなってきます。肺が潰されてるみたいに息が吸えなくなり、感覚としては溺れている時のような。でもぎりぎりのところで酸素が入ってて意識は失えないまま。ここが本当に地獄でした。息ができない、なのに意識はある、苦しいと言いたいのに声は出ないどころか指一本さえ動かせない。そこにみんなが居るのに私だけ遠のく感じ。あ、死ぬかも、って思いますがその度ギリギリで覚醒するんですよ。本当にこれがもう辛い。殺してくれ!!って泣き叫びたかったです。本当に苦しかった。なんだあれは。たぶん看護師さんや医師から見たら意識なかったんだろうけど全然ありました。思い出して吐き気がするくらい辛かった。そこからまだ続きますよ、地獄。今度は猛烈な吐き気が込み上げてきて、耐えきれずに嘔吐を繰り返します。どうやら飲まされた炭を今度は胃を圧迫されて吐き出さされたらしく、真っ黒な液体を何度も何度も嘔吐します。吐いても吐いても終わらない胃の気持ち悪さ。ずっとひっくり返されてる感じ。吐ききったらしく出るものが無くなってもなお気持ち悪く、のたうち回り掻きむしりたいのに何も出来ず、なのに意識だけはある生き地獄でどれくらい経ったんでしょう。しばらくして尿道に今度はカテーテルをぶち込まれました。これも痛かった。起きてたら絶叫してましたね。起きてましたけど。容態は山場を超えたのか、看護師さんたちがみんな落ち着き初め、お疲れ様でしたと声が聞こえ始める。え?おわり?と私は死にかけのまま。そのままだんだん意識がはっきりしてきたかと思うと、今度は気持ち悪さと人工呼吸器の痛みが耐えられず手で引きちぎろうとする始末。その時には手袋をつけられ、身体拘束されていたようで思うようには動けず手だけをばたばたさせて訴えます。しかしながら医者はそりゃあ怒る。じっとして!って。私だって暴れたくないよ!でもじっとしてられないの!、カフェインの興奮作用のせいでしょうね。唸り続け暴れ続け、抑え込まれ、医者と格闘し(申し訳ありませんでした。)、ICUにうつってからも朦朧とする意識の中イライラ感と気持ち悪さ、あらゆる管の痛みで暴れが止まりません。

しばらくしてはっきりと意識が覚醒し、視界がくっきりして見えてきたICUの景色と心電図の音。あ、死ねなかったんだ、と絶望して、同時に助かったと涙が出そうでした。自分で死にたがったくせに、最後の最後に助かりたがるなんて勝手な生き物ですよね。でも本当に相反する気持ちが同時に込み上げたんです。

近くにいた看護師を掴み、助けてくれと泣いて、そのまま人工呼吸器を抜かれました。強い希望で透析の針も抜け、点滴は1本に。まだ呼吸器のせいで気管が痛くて辛くてびーびー泣き、早く取れと喚き(もう外れてますよ)、看護師さんに大分八つ当たりしました。すみません。

落ち着いて状況を把握出来たころ、夜が明けて午前11時頃、話を聞きに精神科医がやってきます。が、異様な恐怖と怒りて話すことがままならず暴言を吐いてはごめんなさい違うんですと謝るくり返し。本当は言いたくない酷いことを言ってしまっては罪悪感で謝る。感情が全くコントロール出来ず、精神科への入院を言い渡され同意するもいざ病棟に上がると激しい恐怖を覚え号泣します。

そして強固な入院拒否、帰りたいと喚いたことにより彼氏がむかえにきてくれることに。無事に迎えが到着し、私は帰宅。


以上が昨日までの出来事となります。
現在は父親、彼氏と話し合い、一時実家に帰省することになりました。気分が落ち着いて、これからどうしていくかを話し合う予定です。一先ずしっかりと体と心を休めること。それが今すべきことだと理解しています。



今回の地獄レポートを読んで、皆さんはどう思われたでしょう。あまりの地獄さにドン引きした人、不快になった人、あるいはそれでも私は成功させてやると思った人。色んな意見があると思います。

ここで私が伝えたいのは、冒頭にも述べましたように、自殺はやめろということではありません。

ただ、私は二度とやりたくないです。
推奨もしませんよ。絶対に。

あの地獄を見るくらいなら腹くくって生きてやりましょう。私はそう思います。



ここまでお付き合い下さりありがとうございました。また近日、近況報告いたします。





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