コミュニティ作りや運営で大事にしたいこと〜#01

こんにちは。りんです。

コミュニティというものに関わり始めて早2年以上。
今回のnoteは私がコミュニティ作りや運営に関わる際に大事にしたいなと思っていることを備忘録的に書くものです。
コミュニティ作りのポイントはいくつかあるので、何回かに分けてアップし、そのうちまとめるかもしれません。

ここでのコミュニティとは?

コミュニティという概念はかなり曖昧で解釈が色々ありますので、ここでのコミュニティを定義しておきますが、ここでは「ある特定の関心・目的のために継続的にある一定期間以上集まる集団」とします。家族・血縁関係・会社・地域といったいわゆる伝統的なコミュニティは除きます。

また、私の関心・経験上から学びやビジネス系のそれも企業が運営するコミュニティを主に対象としています。

私のコミュニティ歴

主に運営側やコミュニティリーダーやコンサル的立場で関わったのは(一部現在進行形)

NewsPicksアカデミアでのゼミ運営
(大室ゼミ、櫻田ゼミ、前田鎌利ゼミ、大山ゼミ)
マーケリアルサロン
(ダイヤモンド社さんとインサイトフォースの山口さんが運営されているコミュニティ)
Voicyファンラボ一期・二期
(音声メディアVoicyのオンラインサロン)

いち参加者として関わったのは
NewsPicksアカデミアアンバサダー
flier book labo
(本の要約サービスflierさんが運営されているビジネス読書会コミュニティ)
コミュゼミ
(コミュニティを作りたい人のコミュニティ)
など、他にも色々ありますが、こんな感じです。

コミュニティに関しては関連情報アップデートしながら本を読んだり勉強会に出たり日々修行しています。なので自戒も込めて書いてます。

大事にしたいこと#01

コミュニティは生き物、とよく言われますがそれぞれのコミュニティに目的とそれに合った方法があるかと思います。その前提に立った上で私がコミュニティを立ち上げたり運営する場合に大事にしたいことを書きます。

まず一つ目は

一方通行でなく双方向にすること

です。

これはどういうことかというと、一言で言えば「共創」です。運営側と参加メンバーの共創があるのと無いのではコミュニティの雰囲気は全然違いますし、これがコミュニティの一番の醍醐味じゃないかと思ってます。

反対を考えるとわかりやすいと思うのですが、逆に運営が一方的に何でも決めて何でも主導するコミュニティは私は醍醐味が味わえず、楽しみが半減するのではないかと思ってます。(ただしフェーズによっては必要な状況はあります)

これは運営側が慣れてない場合によく起こるのではないかと思うのですが、運営側が真面目で責任感強いほど「全部自分がやらねばならない」と思い全部やってしまうんですよね。

一見、運営が一生懸命やっていて良さそうに見えますが、これだと参加メンバーが「お客様」になってしまいます。それだといつまで経っても距離は縮まらないし、関係性は遠いまま。つまりよそ者です。参加メンバーも何だか「自分の場所」としての実感が湧かず、コミュニティを自分ごと化出来ない。そうなるといつ辞めようかな、となりやすい。

ではどうすれば良いか?

ではそうならないようにどうすれば良いか、ですが、

出来るだけメンバーを巻き込む

ということが重要です。
巻き込まれたメンバーはコミュニティを自分ごと化しやすくなりますので、エンゲージメントが高まり、安易に辞めたりしなくなります。

ところがコミュニティで「巻き込む」ってこれが結構難しいのです。何故なら、コミュニティは会社ではないので命令は出来ないからです。
自主的に参加している場所でやりたくないタスクを強制されて嬉しい人はほぼいないでしょう。

だからあくまで自主的にやってもらうのがポイントなのですが、これがまた難しい。
意図せずに事実上の強制になってたり、全くの放置になったり。絶妙なサジ加減をつかむには時間と場数が必要になります。

会社でのマネジメントと似ている部分もありますが、上司としての権力を持たない、という決定的違いがあるので似て非なるものなんですよね。

ポイント2つ

大事なポイントは、

1. メンバーを良く見て理解する
2. 任せる勇気を持つ

ことです。

任せても大丈夫そうな人を見極め、その人に任せる勇気を持つことです。
なぜならコミュニティへの参加目的があくまで情報収集のいわゆるROM専の人に依頼したら逆効果ですし、コミュニティのために何かgiveしようというメンバーは基本的に少数だからです。
だから良くメンバーを見て理解し、しかも、そのメンバーが何だったらやってもらえそうか、見極めるのが重要です。
また、やってもらえそうなメンバーが見つかったからといって何でもやってもらおうというのも失敗につながります。
あくまで一人一人をよく見て、熱量の高さ、コミットメント具合、その人の得意不得意を見極めて依頼するのがポイントです。でないと仮に引き受けてくれても結局長続きしないからです。熱量高くても仕事の状況や家庭の事情でタイミング的に出来ない方もいますしね。

そして任せると決めたら、任せることです。好きで参加しているコミュニティでマイクロマネジメントされて楽しい人はいないでしょう。上からの命令でなく、自主的に企画してやるから楽しいのです!
ただ、これも運営側からすると案外難しい。何故ならコミュニティのメンバーはあくまで「外の人」だからです。「内側」の会社のメンバーではありません。また、何か有事の際には当然運営側が責任を負うことになりますから勇気が要ります。
でもここを乗り越えたら信頼関係が構築され、「共創」が成立し、エンゲージメントが高く、熱量も高いコミュニティに近づくんですよね。
実際自分もそんな理想的コミュニティを経験したので、難しいけど夢ではないと思います。

まとめ

他にも色々な意見や方法はあるかと思います。あくまで私の個人的意見ではありますが、これまでの経験や日々のコミュニティに関する学びの中で自分が大事にしたいなと思うポイント「双方向・共創」を書かせていただきました。

少しずつ書き溜めて、いつかまとめられたらと思います。そしてこれがどなたかの参考になればこれ以上嬉しいことはありません。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)


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