見出し画像

いじめを乗り越えてシンガーになる夢を叶えた話


みなさんこんにちは。
シンガーソングライターのR!Nです。

まず最初に言いますが、
【いじめ】は犯罪です。

いじめという言葉で軽率に見られがちですが、処罰が与えられる対象となるれっきとした犯罪です。これを読んだ人が少しでも響くことを願って実体験を赤裸々に描きます。

📌きっかけは目立ちグループに目を付けられたこと


小学5年生くらいの時でしょうか。
どのクラスにも、リーダー格に値する【グループ】が存在しますよね。特に女子。その人たちって、【学校】という狭い世界を利用して、自分たちがトップに立っている気分になっているんです。

当時私は唯一のフィリピンハーフの生徒として同学年に1人しかいなくて、それが理由の一つとしても含まれました。

「日本人じゃないやつは学校に来るな」

なんて言われたこともあります。変なあだ名つけられたりね。

そんな目立ちグループに目を付けられたきっかけは、ずばり【私物がかぶった】それだけのことです。当時メモ帳での回し手紙、プロフィール帳、プリ手帳などがとても流行っていた時代で、みんな大体同じようなものを持っていました。

画像1

人の趣味なんてそれぞれで、被ることなんてそう珍しくないことです。
でも、それがそのグループの反感を生むことになり、ちょっとずつ嫌がらせが始まっていきます。


📌いじめられたことに関することは記録しておくのがいい


結論から言えば、日付・内容・場所など詳細を箇条書きでもいいので、記録に残しておくことが大事です。それが一つの証拠にもなり得るからです。
実際私はその当時されたこと1つ1つを途中からメモに書くようにしました。

それで精神的苦痛・病気になった場合、診断書とセットで起訴なんてこともできます。

だって、いじめが原因で自殺する人って、毎年めちゃくちゃいるんですよ。

この記事にもあるように、

・日本の若者の4人に1人が自殺念慮を抱え、10人に1人が自殺未遂を経験したことがある
・自殺念慮や自殺未遂の原因の多くは「いじめ」、また「不登校」経験も強く関連

とあります。

また、うつ病になってしまう人もいますね。
最近はコロナストレスでそういった人も増えているのではないでしょうか。

画像2


出典:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_307.html

学校に限らず会社やコミュニティ、今であればSNS、どの世界においてもいじめがなくならない死活問題になっています。
実際誹謗中傷で亡くなられた方もいましたが、記録などがあったことによって、犯人の特定や事例などを辿ることが出来ました。ここは絶対押さえておくポイントにしましょう。


📌実際私が経験したいじめ


箇条書きにしていきます。

・上履きを隠される
・移動教室の移動の際に足を引っかけられて悪口を言われる
・通学カバン(私物)を勝手に荒らされる
・仲間外れ(意図的にひとりにされる)➡今までの友達もみんないじめグループに加担したり、傍観者となって助けてくれなかった。
・毎日のように浴びる誹謗中傷
・中傷内容の回し手紙
・集団リンチ(校門の前で)
・暴行(私の頭をめがけてキャッチボール、突き飛ばされて鼻筋に怪我)
・個別ロッカーにあったものがなくなる
・部活で使っていた楽譜を隠される
・個室トイレの上からバケツの水をかけられる
・グループ決めの時は大体一人余る

思い出せるのはこれくらいです。
他は辛すぎて覚えていません。

これが約3~4年続き、私は不登校になりました。


📌死を考えた


上記のような状態が年単位で続く中で、私の中で「生きていく」という感情はほぼ皆無になっていました。存在価値が全く感じられなくなって、いなくなってしまえば楽になれるんじゃないかと考えるようになったんです。

自傷行為は勿論、部屋の中で首を吊ったこともありました。

幸い父が発見して大事には至りませんでしたが、出血多量で気を失ったこともあったみたいです。

その時の傷は体にも、心にも残っています。
いつまでもつきまとう最悪なトラウマです。

いじめをした人には考えられないでしょうけど、
何かやるたびにその辛かったことがフラッシュバックしたり、
余計人に愛されようと媚びてしまうようになったり、
逆に人を信頼できなくなってしまったり。

いじめが生む精神的なダメージは深刻なんです。


📌その後に決めたのが留学


日本で学校に通えなくなってしばらく経った時、
母が「学年が変わるタイミングでフィリピンに留学するのはどうか」と提案してくれました。私はすぐに賛同しました。

住み慣れてない環境であっても、地獄には戻りたくない
そう思ったからです。

ただこの私の留学が原因で家庭崩壊も起きていて、学校、自宅に居場所がなかった。時には夜になるまで公園にいたり。頼れるのは当時ネットで絡んでいたネット友達だけでした。(今も大親友)

家の中にいるときは基本TSUTAYAで借りたCDをMDに取り込んで、自分のセレクションを聴いて過ごしていました。とにかく、その時の音楽に心が救われた。

ちょっと元気な時は「雲は白 リンゴは赤」aiko
泣きたい時には「雨待ち風」スキマスイッチ

音楽が私の救いだった。

その音楽がフィリピンで開花し、あれだけ人に心を閉ざしていた私が友達と呼べる存在や、存在価値を見出してくれる居場所を作ってくれた。
この留学自体のお陰で、今の私があります。

📌許せない気持ちもあるけど


26歳、もう若いと言われる年齢でもなくなってきた歳。
今年から【アラサー】です!年取るのあっという間すぎてびっくりします。

今までの経験を通して、人の弱さ、つらさ、痛みを知り、
怒り、やり場のない気持ち、悲壮感をもちながら私は曲を書き始めた。それが中学1年生の時。(まだ学校に行ってた頃から書いてたからそれも勝手に破られたりした)

結果、その時の夢が今実現して音楽だけで、クリエイターとして生きている。もっともっと売れて、もっともっといい曲書いて「R!Nちゃんすごいじゃ~ん」って言われたときに唾履いてやるぐらいの気持ちでがむしゃらにこれからも音楽やっていきます。

それが一番の復讐であり、音楽に対しての目標。


人の弱さや痛みがわからない人は、いつかどこかで切られる。
寄り添える気持ちがない人は、離れていかれる。
自分勝手な人は、嫌われる。



当たり前なことだけど、日々気を付けていることです。

私の事いじめてたみなさん、私は今やりたいことを仕事にできて幸せに暮らしてます。学生時代の日々、その節はどうもありがとうございました。(皮肉)

フラッシュバックとかトラウマとか、これからも付き合っていくって考えたら、私は本当はネガティブなのかもしれないけどそれを見せないのがアーティストだし、夢を与える側として見せなくていいところは見せなくていいと思う。

だけど、誹謗中傷やいじめが最近コロナの影響もあるのかストレスで加速しているのを見ていて他人事とは思えなかったので書かせて頂きました。


📌最後に


「逃げる」は恥じゃないです。

某人気ドラマのタイトルにもある通り、自分の人生は自分のものです。
何をするにも、チャレンジするにも、早いも遅いもない。
逃げたい場所からは思い切って逃げましょう。
命は一度キリですが、人生は何度でもやり直せます。


相談センターの問い合わせ窓口の存在も是非知ってください。

みんなの人権110番(0570-003-110)
全国の法務局・地方法務局及びその支局で開設している、電話による相談です。http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken20.html

子どもの人権110番(全国共通フリーダイヤル 0120-007-110)
いじめ、虐待など、子どもの人権問題に関する専用相談電話です。子どもの保護者など大人が利用することもできます。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html別ウインドウで開きます

インターネット人権相談受付窓口(24時間受付)
パソコンや携帯電話からインターネットを利用して、いつでもアクセスでき、相談を行うことができます。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html

長くなりましたが、
少しでも救われる人がいますように。

今日はこのへんで。
また次回。  R!N


【R!N's INFO】
Fan club
https://rin-music.fanpla.jp/ NEW!★
Twitterhttps://twitter.com/rin_gemie
Youtubehttps://www.youtube.com/RinChan0608
Blog:https://ameblo.jp/risa8masato
GOODSHOP:https://store.skiyaki.net/rinshop
HPhttps://rin-gemie.amebaownd.com/ (お問い合わせもこちらから)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んでいいな!と思ってくれたらサポート・コメント
宜しくお願い致します!✨ 👇👇👇👇

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?