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朝顔のつゆで描かれし金魚かな指から溢れ空に消えゆく

 日本人あるあるなのかもしれない。
日本以外では住んだ事がないからかもしれない。夏は何となく特別な感じがする。
朝顔や花火、短いけど暑くて暗い夜、皮膚を焼く太陽。

 ただ、それらは強い残像となり消える。花火の様に。後に残されたわたしは寂しさを味わいながら、その寂しさも宝のひとつなのだと思う。

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