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【台北】夏の子連れスポット

8月後半になり、
朝家を出るときの暑さが少し、ほんの少しだけ和らいできた。

アパート下の大門を開けると、容赦なく浴びせてくる強大な太陽の光。
毎朝毎朝「うわっ!」とのけぞるのが日課だった。

それが「うわっ!」ではなく「あれ?」と拍子抜けする日がちょこちょこ増えてきた。
台北の冬はジメジメして嫌い。
だから、夏のピークがすでに終わってしまったことを感じて寂しくなってしまう。

台北の冬が嫌い。

それは事実なのだけれども。夏は夏で子どもを公園に連れ行くことができないのが困りもの。
大人だけならクーラーの効いた涼しい部屋でのんびりが至福なのだけどもゴニョゴニョ。

午前中に公園で数時間遊んだだけで、日焼けで肩付近の皮がむけてしまったくらい強い太陽。そこで室内の遊び場リサーチは、週末を迎える前のわたしに課せられた使命なのだ。

そこで今回は、先日行った科学館が面白かったのでご紹介しようと思う。

国立臺灣科学教育館

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基本の展示物にプラスして、期間限定の特別展覧が随時行われているので行き飽きることがない、という点が魅力の国立臺灣科学教育館。

ただ、特別展覧はちょっと料金が高い。子どもの興味にあっているかどうかを吟味するのがベター。

息子が2歳のときに行った恐竜展覧では、動く恐竜にビビり、入って5分ほどで泣きながら退出した経験がある。5分で確か300元ほど。痛い出費なり。

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今回行われていた特別展覧は【雪展】と【大樹屋】。

雪展は、ネットでチェックしていて行きたかったやつ。雪体験ができて、ソリ滑りや雪玉をつくったりして遊べるらしい。しばらく冬に帰省できていない道産子の血が騒ぐ。

もう1つ大樹屋は、どんな展覧なのかよくわからないけど、雪展とセットで購入するとお得だったので購入してみた。

常設の展示(科学館)だけなら100元でたっぷり遊べる。
また、地震シアター、3Dシアターなど別料金で参観できるものが色々あるので訪れる前に科学館のホームページでチェックしておくとチケット購入時テンパらなくて済む(テンパり経験者ここにあり)。

ちなみに、常設展示のチケット窓口は正面玄関の右側。特別展覧は、正面玄関の左側。違う場所になるのでご注意を。

科学館の隣には、大きなドーム状の建物が目を引く天文館があるので、少し大きなお子さんだとプラネタリウムも楽しめそう!わたしもいつか息子を連れていきたい!

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とにかく広い館内。開放的な吹き抜けが気持ちいい。

モスバーガーを始め、奥にはフードコートあり。いっぱい遊んで「お腹へった!」攻撃にもすぐに対応できる。

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これは空中自転車なるもの。乗車するには、チケットを購入する必要がある。怖い怖い、見ているだけで足がすくむ。なんと勇敢な男の子よ。

暑い台北サヨウナラ。いざ雪世界へ。

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感想「寒すぎて痛い」

暑い現実へあっという間に戻ってきた親子。子どもは風の子じゃなかったっけ?入って10分ほどで息子が先にギブアップした。

一応レンタルのアウターと長靴借りて、手袋購入して挑んだのだけど。雪国なめてたね。道産子失格。

やっぱり薄い靴下じゃ足が凍る。
やっぱり涼しさが売りのリネンパンツじゃ太もも凍る。
やっぱり雨用ショート長靴じゃ雪入り放題。

特別展覧って基本長蛇の列だったりするのに、10分ほどで入れたわけがわかった。みんな寒くてすぐ出てくるからに違いない!

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結構急な坂をソリで滑るのなんて、なかなかのスリルで息子好みかと思ったんだけどね。1度滑って親子ともに凍ってしまって、すぐに退散。

でもいいの。

ずっと北海道帰ってソリがしたい!
雪だるまつくりたい!

と言っていた息子の願望をちょろっと叶えられたから。寒すぎて痛すぎて笑いが止まらなかったけど楽しかった。

今回当たりだったのはこっち。

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なんだろうこれ?って感じだったし、息子にいたっては「別にここ入らなくていい~」なんてテンションだった。

でもお金払ってるものでゴニョゴニョ。
閉館間際に連れていったら、もう子どもが大興奮する展覧だった。

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大きな木の入り口をくぐるとそこに待っていたのは、動物や虫たちの世界。

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大きなキリンのエア遊具があって、そこで汗まみれでジャンプする子ども達。芋虫列車や、カブトムシの乗り物があり、キノコの山を歩く。あちこちで子どもたちの笑顔がコロコロ、コロコロ転がっている。

息子も目をキラキラさせて遊んでいたけど、残念ながら閉館まぎわに来たものだからあっという間に終わる時間。

科学館以外にも、華山1914文化創意產業園區など展覧を開催している場所がいくつかあって。

今までに行ったものは、どれもすごく凝っているけど、規模が大きくないものが大半。全体的にみてわたし的には「CP値低め」と思っていたのだけど。

でも非日常を味わえて、息子の目がキラキラできる経験ができるなら決して低くはないのだろうな。

大きくなったとき今日のこと覚えているのかな。記憶の片隅に、大きな木の中に入った、そんな不思議な残像が残っているかな。

大人になってゴーヤがおいしいと感じるようになったころ。家族で一緒に囲んだ食卓のこと、ちょっぴり口にいれたゴーヤが想像以上においしくなくてペッと出したこと思い出したりするのかな。

今日は水曜日。
明日になったら、また週末のお出かけリサーチを始めよう。


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