リンゴ/台湾生活馴染んでいるのか流されているだけなのか

ボーっとしているうちに台湾生活も10年ちかく。 ゆるく、大雑把で、温かい台湾の街並みを…

リンゴ/台湾生活馴染んでいるのか流されているだけなのか

ボーっとしているうちに台湾生活も10年ちかく。 ゆるく、大雑把で、温かい台湾の街並みを歩きながら感じたヒトリゴト。

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我がホームの全聯

毎朝こどもを幼稚園に送ったあと、 スーパー全聯に寄って夕食の買い出しをする。 台湾の伝統的市場と、この全聯を使い分けている。 新鮮な肉・野菜・果物、おいしそうな出来立てお惣菜を買いたい時は市場。 牛乳・お米・調味料、ついでに買いたい日用品があるときは全聯というように。 なぜ全聯なのか。 そこに全聯があるから。 幼稚園から家までのルート上に全聯があるので便利。という以外に、わたしがつい全聯に寄ってしまう理由がある。 ここ数年スイーツへの本気度がすごい 台湾へ来

    • 息子の長い片思いの話①

      息子には、 かれこれ2年半以上片思いをしている女の子がいる。 年少時代、クラスメイトだった彼女に恋をした。 我が子ながら、一途なものだと感心しているのだけれど、 年中、年長は違うクラス。 普段、顔を合わせる機会がめっきり減っても、変わらない「好き」を 持ち続ける息子を誇りにさえ思う。 そんな息子の淡い恋についてのお話。 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦ 年中でクラスが離れ、寂しそうな息子のために、 母ができ

      • 思い出すだけでヨダレの出る坦々麺を食べた話。

        辛さだけではなく、うまみと濃厚さがギュッとつまったスープにまず感動。 遼寧街夜市のすぐ近くにある「蘭芳」。 ここの麺がいつまでもわたしの胃袋をつかんで離してくれない。 今回は、そんな辛ウマ麺のお話。 「蘭芳」は、MRT南京復興駅から、歩いて3分のところにある。 お昼になると、付近の会社員たちがこぞって出てきて、午後からのパワーをチャージするためにお目当てのお店に向かっていく。 会社員や、地元の人たちのお目当てのひとつがこの蘭芳で、ご飯どきはいつもお店の周りに人がい

        • バイト生活の始まり

          すっかりご無沙汰になってしまっていたnote 。 書きたい、書きたい、そんな思いばかり残して、 俊足な「今日」があっという間に消え去ってしまう。 その原因がこれ。 バイト始めました(10年ぶりの社会復帰)バイトを始めてから、充実度が格段にあがり、金銭面も以前より多少余裕が出るようになった。 なによりも、家庭と、友達と、息子の幼稚園ママ友で構成されていた世界に、新しいドアを得たことが1番の産物かもしれない。 要領の良くないわたしにとって、体力以上に精神的消耗の方が激し

          上書きの日々

          毎日、新しい出来事でいっぱい。 今日出会った楽しいことは、今までで1番楽しい思い出になる。 今日体験した悲しいことは、人生で1番悲しいことになる。 息子のこと。 寝る前に、息子と今日の出来事を振り返ることを日課にしている。 何を聞いても「わからない」「忘れた」ばかりを答える息子も、 スペシャルな1日を過ごした日は、饒舌になる。 「楽しすぎて脳が爆発しちゃったよ」 なんて驚くような表現で、楽しさを伝えてくれる。 また、わたしは時々聞かずにはいられない質問を息子に投げか

          心細さを埋めたかったあの日の乾杯

          「乾杯」をテーマにした投稿募集中の文字を見て浮かんだ、 台湾に来て間もないころのわたし。 ちょっと心細くて、自分の居場所を見つけられずにいたわたしを思い出す、ある日の乾杯。 ふふふ、と思い出し笑いできるのは、あれから10年たったから。 当時は、あの日を思い出すたびに、穴があったら入りたいと本気で思っていた。 そんなわたしの(そして義父の)乾杯にまつわるお話し。 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦ 台湾

          食べ始めるとクセになる麵線

          台湾B級グルメのひとつ麺線。 やさしいカツオだしのスープと、トロットロにとろけた麺、そしてホルモンと小粒の牡蠣が入ったシンプルな料理。 小サイズだと50元という価格が一般的。お安いのでとても気軽に食べられる。 また、麺線は、ちょっとした小腹満たしに最適。 お腹にもたれず、量も多すぎず、少なすぎず。 もうちょっと食べたいな、なんて思える絶妙な量(やや大食いのわたしならば)! 「なんかちょっとお腹空いたけど、今食べると夜ご飯食べられないしなぁ」なんてときに、うってつけの台湾

          息子のスイッチは睡眠中もずっとON

          キラキラ輝くマンゴーかき氷とは、一切関係ないお話。 息子の睡眠について。 息子は、今5歳。 朝まで、全く起きずに寝続けることが少ない。 夜中、突然ムクッと起きてわたしを探す。 暗闇の中、わたしを見つけハイハイしながら向かってくる。 そして、わたしのお腹を枕にして、また何もなかったように眠りにつく。 息子が寝てから寝室を抜け出し、リビングで仕事をする日は、 同じくムクッと起きただろう息子が、探し物(わたし)がないことに気づき泣き始める。 夜驚症もあるのかもしれない。 あ

          成長を見守り続けるアイス

          以前、こんな記事を書いた。 あっさりとしたアイス。 ハーゲンダッツのような濃厚さは一切ない、昔懐かしいアイス。 台湾の人々にとって、食べると幼少期の日々がブワーっとよみがえってくるであろう思い出深いアイス。 週末の夜、 家族で、カップルで、大勢のお客さんでにぎわっていた。 20時ころなのに、店内も店先のベンチにもアイスを頬張る人たちでいっぱい。 涼しい風が吹く夜。やさしいアイスの味と、楽しいおしゃべりは誰もを幸せな気分にしてくれる力があるように思える。 このレトロさに引

          からだと心にやさしいお菓子

          訪れるとまるで日本に戻ってきたような気分になれる永康街。 日本の観光客の方たちの笑顔で溢れていて、その笑顔を見ているとホッとする。 いつからか街を歩いていても「日本人?」と聞かれることがめっきり少なくなってしまったわたしにとって、日本人の女の子たちのファッションを眺められるのはいい勉強でもあり、刺激でもあり、好きな時間のひとつだった。 でも、今は日本語が聞こえてこない。 活気を少し失ってしまった永康街。その永康街のすみっこにそっと存在しているお店。それが手天品。 体に

          日本人からも大人気な魯肉飯

          若者でにぎわう街「西門」。 ここに、日本人からも台湾人からも愛されている魯肉飯がある。 このお店のレビューを見ると、いつも出てくるのが半熟目玉焼きの黄身がトロっと流れ出ている写真。半熟目玉焼きと魯肉飯のコラボなんておいしくないわけがない。 写真を見るたび、わたしの胸は高鳴った。 にもかかわらず、1度も訪れたことがなかったのは、なぜか。 「なんとなく西門に苦手意識があったから。」 西門は、わたしのことなんて全く相手にしていないのに、勝手に抱いた苦手意識から、誰かに連れられな

          中国語の壁はあるのか、ないのか(息子編)

          ストライダーに乗り始めたのは、2歳になってすぐの頃。 最初は、ただまたがってチョコチョコと歩くだけ。 いまいち乗る楽しさがわからず、乗る回数は少なかった。 でも、いつからなんだろう。 突然ハマりだして良い相棒になったのは。 2歳から4歳までの写真を見ると、いつもストライダーが一緒に 写っている。 2歳終わりころから通い始めた幼稚園。 年少よりも下の2歳児クラスからのスタート。 幼稚園へ行くにも、もちろんストライダーは欠かせず、 行きたくないと大泣きの日も、連れ添ってくれ

          中国語の壁はあるのか、ないのか(息子編)

          気取らない雰囲気が魅力の小籠包屋さん

          中正紀念堂付近には、おいしい小籠包屋さんが多い。 その中でも、味良し、清潔さあり、サービス良し、混雑さほどほど。 とても居心地のよいお店。わたしの最近イチ押し小籠包屋さんがこちら。 黄龍莊 観光客もよく訪れるが、なにより地元の人たちに愛されているという印象のお店。 絶品小籠包をランチにちょっと食べて、サッと帰る そんな1人客の姿もよく目にする。なんて贅沢で最高なランチなんだろう!! 店内は、素朴だけど、とても清潔感がある。大きな窓から太陽の光がたっぷり入り、明るい雰

          仲がいいほど喧嘩するけど仲直りもできるのはやはり仲がいいから

          仲がいいほど喧嘩する争いごとから目をそらしてしまうわたしには理解できない言葉だった。 「なるほど、こういうことか!」とストンと落ちてきたのは、 息子と親友I君にその姿を見せてもらったから。 2人の出会いは、幼稚園の年少クラス。 年少後半くらいになって、急に息子の口から「Iが~」という会話が増えた。 会話が増えただけではなく「Iと結婚するわ」発言まで飛び出した。 とにかく仲がいいことがわかった。 年中にあがるとき、クラス替えがあったが、I君とはまた同じクラスになった。それ

          仲がいいほど喧嘩するけど仲直りもできるのはやはり仲がいいから

          【台北】夏の子連れスポット

          8月後半になり、 朝家を出るときの暑さが少し、ほんの少しだけ和らいできた。 アパート下の大門を開けると、容赦なく浴びせてくる強大な太陽の光。 毎朝毎朝「うわっ!」とのけぞるのが日課だった。 それが「うわっ!」ではなく「あれ?」と拍子抜けする日がちょこちょこ増えてきた。 台北の冬はジメジメして嫌い。 だから、夏のピークがすでに終わってしまったことを感じて寂しくなってしまう。 台北の冬が嫌い。 それは事実なのだけれども。夏は夏で子どもを公園に連れ行くことができないのが困り

          つなぐもの。

          足を踏み入れると、ピリッとした気持ちになる龍山寺。 一歩入った瞬間から、龍山寺にたくさんいる神様たちに見られている気分になり、いつもより素行が良くなる。 でも、きっと普段のわたしもしっかり見られているはずだから、この時だけいい子にしたって意味はないのだろう。 今日の初体験。 お寺でおみくじを引く。 台湾のおみくじをひくには、ちょっと時間がかかる。 まず、神様に「おみくじを引いてもいいか尋ねる」必要があるからだ。 上の写真内にある赤い半月型のものを2つ持ち、心の中で名前