寂しいと言えないので、寂しくなる曲が好きです
こんばんは。始まりました。まずはアルバムを出す予定の日まで毎週水曜日午後9時に
文章で皆さんに会える場を設けようと思い今日から頑張ります。
お気軽にコメント、あとはこの記事の下にあるクリエイター記事の支援をしてもらえたら嬉しいです。何かと全部1人で屋根裏遊園地のあれこれを回すのはとっても大変なので、皆さんの来園やこういったところでの支援が励みになります。
この水曜日企画をするにあたって、屋根裏のおともだちのみんなが反応をしやすかったり、心の中で考えてみる時間を少し設けられたら面白いのかな〜ってことで毎週のテーマを決めていきながらダラダラそのことを書いていこうと思います。
私の過去のことや、人間界で通ってやっていた学校のこと
もたまには小出しにしていこうかと思います。
そんな記念すべき第一回目は
私の苦手な虫の話
です。
尚、以下写真は出ません。安心してください。履いてます。
時は私が人間界の小学校に通っていた頃の話。
近所にほぼ更地の公園がありました。その公園の中心には山になった砂があり、ドラえもんが出てきそうな大きめの土管が一つ、ポツンと置いてある公園でした。そこで、毎日のようにサヤという友達と私は放課後遊んでいました。サヤは小学六年生にして170センチ近く身長、よくエンジェルブルーのジャストフィットなTシャツを身に纏っているカッコいい女の子でした。サヤと遊ばない日は私は早々に家に帰り、大好きなナイトメアービフォアクリスマスのサントラを寝るまで3周ぐらいするか、DVDを3周していました。(本当です)おかげでナイトメアーは日本語だったらほとんどセリフを覚えています。
ある日のこと、またサヤとこの更地公園で遊んでいたときに更地なのにかくれ鬼(かくれんぼの鬼ごっこ)をするといういかにも小学生らしい発案をしました。日差しが肌をザクザクと刺すような雲ひとつない晴天でした。
3秒で見つかるのがわかっていてもやめない私たち。じゃんけんで決まった鬼はサヤでした。
サヤは30秒をとても早く数えていきます。私は更地公園のフェンスの向こう側で息を潜めていました。
サヤが30秒を数え終わること、私はある生き物と目が合いました。目、というべきなのでしょうか。茶色なのか灰色なのか、まるで野良猫の模様を筆で掻いたような羽にはっきりと目の模様が一つ、二つ。そしてその生き物はもう一匹を連れて私のように寄ってきました。大きさはあんまり覚えてないのですが手のひらの半分ぐらいの大きさだったと思います。ちょっと頑張ればチョウチョみたいなガだったと思います。私はこの日を境にガという感じですらゾワっとしてしまうので、以下『ガ』でお付き合いください。
二匹のガは私めがけて飛んできて、私の顔付近を不規則な羽ばたきを繰り返しました。
チョウチョは優雅に飛ぶのに、何故ガはオノマトペでいう『ギャーギャー』した飛び方をするのか未だに理解に苦しみます。ガは当時の覚えている情景を頼りにアフレコをするならば
『私たちガ!!!なにちてるの!!!一緒にあそぼーーーー!!!!イェーーーーイ』
みたいな感じに本当に頭目掛けて飛んできました。とにかく体があるのに、羽に目がついている・・・その目が恐ろしすぎて今思い出しても恐怖です。
その時、初めて思ったことが
『人って・・・最上級に怖いと声出ないんだ・・・』
私はその場から恐怖で逃げられなくなり、耳も目も塞いでその場が終わることを願いました。そんな中、公園のフェンス裏という見つけても入り口から回って私を捕まえなければならない鬼役のサヤが私を見つけて、フェンス裏へ回ってきてヘタっている私のことろへ来てくれました。その時のサヤはエンジェルブルーではなく、珍しくポンポネットを着ていました。今でも覚えています。
なので、ポンポネットはなんとなく今でも好きです。
ーーー
これ以降、理科の授業などで教科書に出てくるチョウチョおよびガの写真は全部友達に黒マジックで塗ってもらいました。他にも標本系ももちろん見ることは愚かその同じ空間にもなるべくいたくない、玄関に“奴ら“がついている日があろうものならば誰かが帰って来るまで家に入れない、友達の洋服に“奴ら“がプリントされている日があろうものならば『今日は一緒に遊べない・・・』、漢字で書いた文字ですら嫌になってしまう状態でした。そんな教科書に落書きではなく黒モザイクを先に覚えてしまった私、魔界の林檎ですが、音楽をやり始めてやっぱりやっているジャンルがジャンルなのでチョウチョモチーフなどに出会う機会が増えて大分大丈夫になりました。(本物に近いものは触れないので、私の触れないものはクオリティが高いということになります。)
とはいってもプリントされているものを触れるようになったというぐらいですが、私にとっては十分な進歩です。
これも奴らに関する少し慣れたかなって話なのですが、デザフェスに行った時も作家さんがすごいクオリティの“奴ら“を制作していて、逆にここまでリアルに作れてすごい・・・と薄目で感動したのを覚えています。
その帰りの電車(この日は御者が休みだったので)で窓際にチョウチョの飾りが落ちていました。手のひらぐらいの黒いチョウチョは誰かが落としていった髪飾りなんだろうな!すごいクオリティ・・・!え!私、チョウチョちゃんと見れてる!ちょっと大丈夫になったんだ・・・!まぁこれ作品だしね!よかったこれで同じ作るもの同士少し世界が広がる!!でもなんでこの落とし物の周りは誰も座ってないんだろう・・・。電車他満員なのに・・・・
その後に来たカップルの男性の方が座ろうとし、彼女が気づいてカラスアゲハじゃん!!!って大きな声で言っていたのを聞いて青ざめました。それ以降、また振り出しに戻るではないですが苦手ポイントを稼いでしまいました。結構凝視してしまったので
羽の筋とかもなんとなく・・・・うう・・・覚えています。
ダラダラと書いてしまいましたが、これが私が“奴ら“を苦手になるまでの物語です。
皆さんは苦手な虫いますでしょうか。
何か虫にまつわるエピソード、是非聞かせてください。
まだまだ私の虫の話はありますが、私が真夏の夜に素足でGを踏んでしまった話と真夏の夜の自販機(自分が買いたかった飲み物のボタンにいたアゲハを見つけて弟を使ってしまったの話)はまた別の機会に話そうかなと思います。
超余談ですが、上記に書いた教科書チョウチョ塗り塗りの後に、家にあった車好きの父の雑誌に載っていた水着の女性を母が黒マジックで黒く塗りつぶしていたのをすごく覚えています。母は結構厳格なので、水着の女の人が写った雑誌なんて!車の雑誌でしょ!!と塗りつぶしていたのを見て、教科書のチョウチョもなんだかいけないものにより感じてしまったことをここに懺悔します。
来週は創作話を書こうと思います。
コメントや感想、お待ちしております。
また来週の水曜にお会いしましょう。
おやすみ、お姫様。