面接をする。

3月からの高気温から、今年のりんごの開花も早そうです。
りんごにとって、花が早く咲くことはいいことはありません。
霜にやられる可能性もあるし、春作業を前倒ししないとダメだし。
薬剤散布も早くなり、回数も増えちゃうし。
もっと冬から春を満喫したかった…。

さて、求人に対し、ありがたいことに応募があったので、
本日面接しました。

面接を受けることは何度かありましたが、
面接をする側になるのはほぼ初めて。

パートさんは基本的に「採用ベース」で話するのに対し、
常勤の人は各種条件を詰めた上で採用しようと思っているので。

こちらが必要な人材かどうかだけではなく、
相手の生活にマッチするか?収入にマッチするか?
仕事の相性はどうか?長く働いてもらえるかどうか?
等いろいろ考えます。
考えられることは考えておきます。

いざ面接。

あまり形式ばったことばかり聞いてもしょうがないので。
本音で聞いたり、本音を話したり。
話をしてみると、お互いの情報のアンマッチもあったり。
(求人票に書いてたけど、わかりにくかったとか、
 相手が自分に都合の良いところだけ切り取って覚えているとか)

今回の方は、収入よりも「時間の融通さ」を重視する方で。
なかなかフレキシブルな勤務時間で働けるところがないということで、
応募してくれたとのこと。
そういう情報はありがたい。

採用するかどうかはもう少し熟考することして。

収入以上に「時間のフレキシブルさ」を重視する方って、思った以上に多いみたい。
(今いるパートさんもその部分で選んでくれたと言っていたし)

昔見たいに、8時から17時とガチガチに拘束するのではなく、
働く人が働く時間を生活に合わせられる職場というのも、ニーズがあるな、と。

家族構成が以前と変わってきた現代。
仕事だけしていればいいという人は少なくなってきている気がします。

子育てで子供に時間が割かれる人。
両親等の介護や世話で時間が割かれる人。
仕事に家事に追われる人。
ダブルワークの人。

どうしても、一日のうち仕事に避ける時間が少ない人もいるわけです。
(自分の都合じゃなく、家族の都合等で)

自営業、農業ということで、なかなか高時給をあげられない仕事ですが。
そこをアピールポイントにはできない以上、
他のポイントを推す必要があるな、と面接をしてみて思ったことです。

お互いミスマッチで我慢して仕事するのが一番の不幸なことです。
自分たちの利益につながり、働く人へもしっかり給料が払えること。

人を雇うって、その人の人生の時間を一部預かることです。
真剣に考えなければいけないことだなと思った次第。

本日はここまで。
農業(今回はあまり農業話ではありませんが)に少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

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