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怖い話を知った夜

この間、友達と怖い映画を観ました。

最近は怖い話に触れるのが身近になった気がします。
私は小さい頃から怖い話が好きだったのですが、本ではあまり見なかった気がします。なので、本屋や図書館で怖い話の本を見つけると喜んで買ってもらっていた記憶があります。今でも本棚に並べてあるくらい。

今は小説で怖い話なんて溢れているし、ネットでも調べれば、すぐに怖い話が読めるようになりました。
子ども向けの棚を見ても、怖い話を集めた本がたくさんあって今の小学生はいいな〜と思います。面白そうなものから、本格的なもの、可愛い女の子が表紙のもの…と選び放題な気がしてならないのです。いいなあ。

でも、怖い話って小さい頃に見たものの方が印象に残っていませんか。
私は「ほんとにあった怖い話」毎年ついつい観てしまうのですが、最近のものよりも圧倒的に昔のものの方が覚えているのです。
いわくつきの社員寮から這いずり出てくる女、トンネルの中を車と同じ速度で走る体操着の少年、スーパーに取り憑く女、カラオケボックスの少女の霊……
後々、お風呂に入れなくなるので先に済ませておいてから、タオルケットを被って観ていました。

この話をしたのは、最近になって思い出した話を調べてみたら「トラウマになった」「最恐」と言われているのを知ったからです。
今では有名なホラー映画の監督や俳優さん達が出ていました。
祖母の家の近くの図書館で観たビデオなのですが、私も結構トラウマになったのを覚えています。怖いというか、気味が悪いというか。

今ではそんな事も無くなりましたが、子どもの頃に観た怖い話に出てくるお化けって自分の後ろにいる気がしてなりません。
それだけに、内容だけでなくて、その時の状況も覚えているのかもしれません。

被ったタオルケットの感触。
慌ててお風呂場から出たため濡れたままの髪の毛。
お風呂場。
外が見えない窓。
暗闇の廊下。
隙間の開いた扉。
眠るまでの目を閉じている時間。
急に1人になった瞬間。

ビビリの割には怖い話を知りたがるから駄目ですね。
最近、テレビではあまり怖い話や怖いテレビをやらなくなったのが少し寂しいです。

写真は夏に撮った、お祭りの写真です。

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