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人生の選択肢たちがモンゴルに集合していた話

昨年、仕事に関係するNPO団体の活動で数日間モンゴルに滞在した。
私以外の参加者のほとんどがその道のエキスパートであり、私は若手として勉強させていただく要素が大きかった。
日本では起こりえない状況や、日本より多くの制限がある環境で、どう工夫してより良い形を目指すか。
先人たちが積み重ねた経験と熱い思いを間近で感じることができて、とても良い刺激になった。


まだまだ私は駆け出しだが、自分の専門分野を決め、現在の職場に勤め、モンゴルでの活動に参加するまでに、振り返れば多くの選択肢があった。
どこに就職するか、地元に残るか外にでるか、専門性を高める研修をどこでするか。
自分の意思で決断したことも、諦めたことも、その時々のご縁に乗っかったこともあった。
尊敬する上司や先輩の背中を追いながら、がむしゃらに働く今は充実していて、これまでの選択に全く後悔はない。
ただ、ごくたまに、別の選択をしたらどんな自分になっていただろうと想像することはある。


モンゴルでの活動の参加者たちは、普段はそれぞれ別の都道府県、別の施設で勤務しているが、専門分野は一緒だ。
もともと顔を知っている方もいれば、名前は聞いたことある方、全くの初対面の方もいた。

集まった方々と関わる中で、あることに気づいた。
残らなかった地元、選ばれなかった就職先など、私の人生に現れた選択肢の先に所属している方が複数いたのだ。

そこでふと考えた。
もしかすると、どの道を選んでいたにしても、私はその先々にいる人に導かれて、今の専門分野を選んでいたのではないだろうか。
そして、モンゴルに来ることになっていたのではないだろうか。

大げさかもしれないが、人生とはそんなものなのかもしれないと思った。
たどり着く先はもう決まっていて、あとはどのルートで向かうか。

そう思うと、気が楽になった。
もうゴールが決まっているのなら、今後どんな選択肢が来たとしても、迷わず自分がその時に一番やりたいと思った道を進めばいい。
結局同じ場所にたどり着くのだから。


人生のゴールがどんなもんか知らないが、あまり小賢しいことは考えずに、自分の気持ちに素直に進んでいこう。
願わくば、自分が自分を好きでいられる未来でありますように。



なんか、モンゴルの雄大な大地の力を受けたせいか、人生とかいうスケールの大きいことを考えてしまった感があるね。



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