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外資系ってどんな給料をもらっているの?に答えます。

日系企業で働いている時に自分にとっては謎だったことがありました。
外資系の人ってどんな給料をもらって所謂「高級取り」ってイメージを築いているのだろう、と・・・

というわけで、外資系でもらえるお金等をまとめて見ました。ぜひ他にも「うちはこんなのもらってるぞ」方がいらっしゃれば声をあげてください!

もらっているお金1:SO (Stock Option)

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まずはとっかかりやすく、Stock option(ストックオプション)というものです。これは、ある一定期間の間であれば、自社株を一定価格で購入できるよ、というものです。

例えば、自社株を1株5,000円で1,000株まで買えるよとすると、株が上り基調である場合、買えばその時点で利益が出ることがわかります。具体的には、
市場価格 :1株 10,000円
購入可能額:1株  5,000円
となると、買った時点で5,000円の利益(利益率100%!)となるので買わない方がバカだというやつです。

もらっているお金2:RSU (Restricted Stock Units)

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次にRSUですが、これは日本語では「譲渡制限付き株式ユニット」と言われるようです。どんなものかというと、上の図のように、2021年が1年目だとすると、その年に80株が与えられたとします。しかし、1年目ではそのうちの20株分しか現金化する権利がもらえない、と言うものです。

つまり、
2021:2021年の1年目の20株
2022:2021年の2年目分の20株+2022年の1年目の20株
2023:2021年の3年目分の20株+2022年の2年目の20株+2023年の1年目の20株
2024:2021年の4年目分の20株+2022年の3年目の20株+2023年の2年目の20株+2024年の1年目の20株
(2025:同上)

こうやって優秀な人材に長くいてもらえるような工夫が凝らされています。
尚、今回の金額や分配方法はあくまで一例であり、各企業により方法は異なります。

もらっているお金3:ESPP (Employee Stock Purchase Plan)

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こちらは日本企業でいう従業員持株会のようなものであり、実際には給与天引きで毎月の給与から一定額を積み立てていき、その積み立て金額から、市場より安い価格で自社株を購入できるというものです。

興味深いところとしては、どのくらいの金額を積み立てれるのか、またどのくらい安く買えるのかでしょうが、これらについては各企業次第というところです。

もらっているお金4:LTI (Long Term Incentive)

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"長期インセンティブ"と言って、優秀な人材を囲むために、中長期にわたってインセンティブを支払うシステムです。

これは大きく2種類あり、株か現金かです。
株であれば前述の「もらっているお金2」とほぼ同じと考えて良いと思います。
また、現金であれば、「もらっているお金2」の"株"という単位を現金に置き換えればそれに相当します。(またまたですが、この時もらえる金額などは企業次第です)

もらっていないお金1:家賃補助

外資系の多くの企業では家賃補助はでないと思って良いと思います。(出しているところがあればすみません)このような福利厚生の制度は、全てお給料に反映されていると考えるのが妥当だと思います。

もらっていないお金2:退職金

多くの外資系企業では退職金制度がありません(欧州系の企業では稀にあると聞きました)。その代わり、退職金に変わるような「401K(確定拠出年金)」制度がある企業もあり、そこで積み立てつつ運用しつつで退職用の資金を積み立てていきます。

まとめ

上記のもらっているお金シリーズは、全部が全部もらっているわけではなく、企業によって適用しているものしていないものがもちろんあります。1〜4全部という企業はないはずです。

また、これらの「もらっているお金」は給与以外の利益に相当でするため、実は会社などでは税的な処理が施されていないことがほとんどです。サラリーマンであれば、年末調整をよく会社で行われますが、そこでは含まれていなかったりします。ですので、「確定申告」を正しく行う必要があります。でないと税務署の方がおいでになります。実際に私の同僚の方が適当にして追加徴税したらしいです。

また、色々ともらえるもののほとんどはお気づきのように「株」にかかわる事が多いです。
勝手なイメージですが、アメリカ系企業で働く人はドリーマー、つまり一攫千金を夢みるひとも多いと思います。ですので、株をたくさんもらって、会社が成長できるように自分も頑張り、株価がドッカン!となることを期待しています。(昔のGoogleとかAppleなど)

日本でも同様のシステムがある企業も多数あると思います。これを機に自社株を買ってみて、株の世界に興味を持ち始めるのも良い事です。(株は自己責任でお願いします。)

次はみんな気になる「年収交渉」について取り上げます!

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written by りんちゃん

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