この地球で、私はこの先も生きていくらしい【月報】2023年7月
どのような人々が、どのような場所で、何を感じながらどのように生きているのか。生きてきたのか。生きるとはどういうことなのか。
現地の方、異国でたくましく生きる日本人の方、旅人。多くの人に出会い、それぞれの人生の旅路を伺い、「生きること」と向き合った7月でした。
4月から、自分で大学を設立し、運営し、学び、立派に卒業するという試みに挑戦しています。
リナ大学では、月に一度、月報という形で振り返りをしています。
先月分はこちら▼
7月のハイライト
6月に引き続き東南アジア一周中。バンコクでの体調不良から始まった7月でしたが、数日宿に引きこもったことで無事に回復し、バンコク・アユタヤ(タイ🇹🇭)▶︎シェムリアップ(カンボジア🇰🇭)▶︎プノンペン(カンボジア🇰🇭)▶︎ホーチミン(ベトナム🇻🇳)
と周ってきました。
「世界がどうなっているのか」など『世界』に焦点を当てていた前半の旅に比べ、冒頭でも記したように、「人の一生」「人はどう生きているのか」のような人間の『生』に着目した1ヶ月だったように思います。
多種多様なバックグラウンドを持った様々な人が、みんなそれぞれ「生きて」いて、自分自身の「生」を紡いでいた。
少し先の未来を漠然と考えたり感じたりはしていたけれど、人生はもっと続いていて、40歳50歳さらにその先も、歳を重ねていくんだな。この地球で私は生きていくんだな。と「地球で生きていく」実感が湧いてきた。
でもそれには希望よりかは、ネガティブな感情もあって、「何があってもこの先この地球で生きていかなければならないんだ」「この世界からは逃げられない」みたいなことを感じてゾワっとしたり。この地球で自分が生き抜けるのかがちょっぴり不安になった。
でもそれはきっとまだ世界の広さを知らないからなんだろうなと思いながら、旅を続けていた7月でした。
7月の旅路
①シェムリアップ
宿泊したホステルの雰囲気が、ほんとーーーによかった!!
プールに屋上にお手頃価格のレストラン&バーが付き、さらに夜はムービーナイトやDJの日などイベントも盛りだくさん。アンコールワットの遺跡などもホステル発着のツアーがあったため、それをきっかけにホステルのゲストの皆さんと仲良くなれ、様々な人生ストーリーを伺えました。
とにかくここに書き切れないほど、多くの人との出会いがあり、それぞれがオリジナルのストーリーを持っていました。
全員に共通して、また印象的だったのは、みんな自分の仕事が好きで、人生を楽しんでいて、「生きてる!!」ってことを全身で体感しているような生き生きした姿。本当に素敵だった。
②プノンペン
急遽「クラタペッパー」さんの元でインターンをすることになり、少しの期間、働かせていただきました。
他のスタッフの皆さんと一緒に胡椒の選別やラッピングをしたり、店頭に実際に立って接客をしたり、実際に胡椒の畑に足を運んだり、HPやパンフレットのデザインについて考えたり、あらゆることを経験させていただきました。
これまで私はパソコン上で仕事をすることがほとんどで、バイト経験も全くないため、「リアルで働くこと」「フルタイムで働くこと」が初めてで、とても新鮮でした。
毎朝起きて、仕事をして、お昼休憩を取って、また仕事をして、終業後は夕飯を倉田さんと作ったり外に食べに行ったりして、まったりお話をする、そして眠りに着く。
たぶん他の人からしたらごくごく当たり前の日々なのかもしれないけれど、朝起きて、目の前のやることがあって、それを1日を通してやって、また次の日やることをやるために寝る。それが私にとっては非日常で、「あ、生きるってこういうことだったのか」と思いました。
今の私は、毎日自分でやることを作らないと何も始まらなくて、全てが自分次第の自由な日々を過ごしています。サボろうと思えばいくらでもサボれる環境で、自分で自分のやることを決めないといけない日々。これが意外としんどくて、進んでるのか進んでないのか分からない葛藤も、漠然とした未来を描きながら何かすごい成果を出さないといけない気がして焦ることも。その結果、結局私は今何をやったらいいんだ?と思考停止することもあったり。そのループにハマると、生きることがとても難しいことな気がして、もう人生辞めたくなってくる。
だけど、生きるってシンプルなんだよなぁと改めて感じられました。朝起きて、ご飯を食べて、目の前のやることをやって、また同じことをするために寝る。それだけ。そのシンプルさの中で、楽しみ見つけたり笑い合ったり時々悲しくなったり喜怒哀楽感じながら、今という瞬間を積み重ねていくのかも。シンプルなそれを軸にして、さまざまな感情を付着させていく。それが「人生の豊かさ」にもつながっていくのかもしれない。なんて。
食事をするってことも私は結構適当にしがちだったけど、朝からスタッフの皆さん何人にも「朝もう食べた?」「何食べた?」「これいる?」とたくさん声をかけられて、「朝は食べなくちゃ!」と朝から屋台の揚げ物をたくさんもらってました(笑) 仕事中もコーヒー買ってきてくれたり、今まで口にしたことも聞いたこともない青マンゴーやフルーツ(名前覚えてない)をくれたり、とにかく食べ物いっぱいくれた。
食べることは生きること。なんとなくその言葉の意味が分かった気がした。いろいろなお食事どころに連れて行っていただいたり自炊をしたり、人と食事をしたり、食に関わる分野で働くみなさんのお話を伺ったり。様々な角度から「食」に触れ、食ってすごい力を秘めてるんだって思えた。
人をダイレクトに幸せな気持ちにすることができる、食の分野ってすごい。今までほとんど関わりのなかった第一次産業の可能性を知れた気がします。
他にも、毎晩倉田さんと晩酌をしながら、カンボジアのあれこれや倉田さんの人生ストーリーを伺ったり、カンボジアに駐在されている日本人の集まりにも何度かお邪魔させてもらったり、ここでも多く方との出会いがありました。
どの地域の滞在よりも、とても濃い時間を過ごすことができたように思います。その土地で「生活をする」体験って、やっぱり大事。
③ホーチミン
ホーチミン出身在住のアーティストとシェフの方にインタビューしました。
まだ滞在予定なので詳しいことはまた来月。
旅の様子は、TwitterとInstagramから確認できます📝 ぜひ覗いてみてくださいね!
8月の予定
東南アジア一周続き&振り返り
ホーチミンにもう少し滞在予定。帰国後は、詳しい振り返りと、これからのビジョンのブラッシュアップに時間を使おうと思っています。
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