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真夏の下鴨神社で良いことづくし

8月に入り、猛暑日が続く真っ只中。
私は、真夏の京都という灼熱の地へ足を踏み入れた。

なぜか、京都に用事がある時は、
きまって真夏か真冬という、極端な気候の時に当たる(なぜ…笑)

関東で猛暑日をたたき出しまくっている、埼玉出身の私も
京都の夏は本当に暑いとおもう。てか熱い。
新幹線を降りた瞬間に、全身にまとわりつく暑さ。

京都にきたぜ~~~!って感じがします(笑)

夏の京都の代表格といえば、
祇園祭、五山の送り火、川床ではないだろうか。
いいよね~~(^^) 歴史ある日本の夏。


ちょうど、祇園祭の最終日に京都に到着しました。

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いや、雨かーーーい!!!
新幹線降りた時点で、土砂降り(笑)
でも、市内にでる時には晴れたので、よかったよかった。
最近、雨が降って居ても外にでると止んでくれるのでありがたい。

コロナちゃんがいろんなところで暴れたおしているので、
祇園祭は、例年よりは縮小されて開催されたそうですね。
でも、中止じゃなくてよかった!
こういった、歴史ある祭事は中止が続くと継承者がいなくなり、
残っていけないらしいので、中止にしない選択素晴らしい取り組みだと思います。


今回の京都への用事は、
HYDEさんの平安神宮奉納公演を見にいくのが最大の目的。
(こちらについては別の記事 Day1 Day2でお話ししています)

今回も、ついていること多し。
かなりの充実&大満足の旅だったので、
夏の京都の魅力が伝わるようにお届けします。

では、下鴨神社編スタート!


足からケガレを祓うみたらし祭り

京都市左京区、鴨川の下流に祀られているので、
下鴨さん、下鴨神社と親しまれ、全国的にも通称の下鴨神社と呼びますが、
正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。

世界遺産に認定されています。

京都には何度か訪れているものの、下鴨神社への参拝は今回が初めて。

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スケジュール的に、8月1日に参拝したのですが、
大変ラッキーなことに、みたらし祭が開催されていました。

旅する時、行く場所だけを決めて、あまり下調べをしない性格なので、
みたらし祭が開催されていることも全く知りませんでしたが、
あとで調べたら、7/22~8/1の期間開催されていたようで、
しかもコロナの関係で2年ぶりだそう。(タイミング良き!)

基本は、毎年土用の丑の日の、前後4日間開催されるそうです。

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みたらし祭とは、祓いのお社である
井上社(御手洗社)のまえにある池に、素足でひざ下まで入り
身を清め、火をともしたろうそくを井上社に備え、
そのあとご神水をいただく、罪や穢れを払い、無病息災を祈る祭事です。


てことで、初穂料300円を納め、ろうそくを受け取り、いざ。

池の水は真夏の京都とは思えないほど冷たくて、気持ちよい~。

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(↑どーでもいいけど、このマスクの色味素敵じゃない?)


感染予防対策の観点から、密になるのを避けるべく
例年より水位を下げているみたいで、
そのおかげで、人の流れもスムーズでした。
細やかな気配りが素晴らしいです(^^♪

自分の無病息災はもちろんのこと、
周りの人の健康や、疫病退散の思いも込めて禊いできました。

時間がたっても、池に浸かっていた足の部分は
ずっとひんやりとしていて、不思議な感覚でした。

その後、ご神水をいただき内側からも清めるのが習わしだそうで、
200ml の小ぶり神水と、500mlのたっぷり神水がありました。
酷暑の京都なので、たっぷりサイズを購入。

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すると、私の後ろから、
ここは居酒屋か?みたいなテンションで、
「冷たいのあるーー??」と叫ぶおじさまが。

そんなオーダーあり? とおもっていたら、
奥から、キンキンに冷えたご神水が登場(笑)

冷たいのがご希望の方は、神社の方に聞いてみましょう。

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
【みたらし祭】
毎年、土用の丑の日の前後4日程度で開催。
(今年は7/22~8/1で、すでに終わっているのでまた来年)
初穂料 300円
時間 9:00~20:00
(18:00~20:00は混雑するのでご注意を) 

本殿参拝

身を清めてから、本殿へ参拝。
この時、宮司さんが神様に祝詞をあげていらっしゃいました。
撮影はもちろんNGですが、参拝客はじっくりと見入る。

ご祭神は
西本殿 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 
東本殿 玉依媛命(たまよりひめのみこと)

両殿とも国宝です。

賀茂建角身命は、初代天皇の神武天皇が熊野から吉野に入る際、
八咫烏(やたがらす)に身を変えて導かれた功績が伝えられ、
導きの神として、開運厄除け・勝利の神・試験の合格や
交通・旅行など、人々の暮らしを守る神様です。


その御子神である、玉依媛命は、
鴨川で禊をされているとき、上流から流れてきた丹塗りの矢を
拾い持ち帰り、床に置かれたところ
懐妊されたという神話が残されています。
このことから、縁結び、安産、子育ての神様として信仰されています。

これは、御朱印をいただいたときに挟んでくれる神に書いてあった内容です。
八咫烏って、下鴨神社の神様のことなんですね~。
初めて知りました。(じゃあ鬼滅のあのカラスって…)


本殿前には、他にも言社(ことしゃ)があり、
十二支を守る神様が祀られているお社が七つあるので、
自分の干支の社にお参りができます。

私は子年なので、大国魂命にお参り致しました。

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もっと本殿を見て居たかったのですが、
汗が尋常ではないくらい垂れてきたので、一旦森へ避難(笑)

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夏の京都は何度か来てますが、
毎回本当に気を付けないと熱中症になります。
京都に暮らしている人すごいな。

余談ですが、8/1は京都では、八朔(はっさく)の日と呼ばれ、
舞妓さん、芸妓さんがお茶屋さんや、
お師匠の元にごあいさつ回りする日だそうです。

この暑い時期にご挨拶まわりとは、
現代だと大変そうですね(-"-)


縁結び相生社 と 京の七不思議

楼門前にある、相生社があり、
古代から、縁結びの神として知られています。

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縁結びはいつの時代の大人気ですね。
恋愛や結婚だけじゃなく、さまざまなご縁を結んでくださるそう。

源氏物語にちなんだ縁結びのお守りや、
種類豊富なちりめん守りもあり、華やかでした。


京の七不思議 とされてる縁結びの木

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このご神木は、相生社の結びの神様の力で、
2本の木が1本に結ばれたと言い伝えられているそうです。
途中から急に1本につながっていてびっくりしました。


お休み処 さるや

暑すぎて、さすがに涼しさを求めてお休み処 さるやさんへ。

楼門をでて少し歩くと右手にあり、
冷たい飲み物や、甘味やお土産などを販売しています。

ここでプチ引き寄せが!
昨晩、ホテルのテレビで「氷室の天然氷」の特集を観ていました。
夏には天然氷のかき氷が人気ですよね。

天然氷が、冬の間天候に左右されながら
何度も何度も丁寧に作られている映像でした。
これからは、今まで以上に感謝していただかないとな…
と考えていたところ、さるやさんの入口に

【氷室の氷】

と書いてるではありませんか!!
これは、いただくしかありません。

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いちごミルク、抹茶小豆というスタメンを横目に、黒糖白玉一直線で注文。

優しい黒糖シロップが、柔らかい氷に浸透し、
一口運ぶ度、体に沁み入りますわ~(>_<)
天然氷って、純度が高く浸透するように溶けていくので
頭がキーンとなることがない。

なんの雑味もなくするする飲むようにいただきました(笑)
白玉ちゃんもつるつるもっちもちで美味しかったです。

一緒に出された、冷たいほうじ茶も香ばしく優しいお味。
賀茂葵(かもあおい)が描かれた茶器も素敵。

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美麗祈願 河合神社

下鴨神社の摂社として、古くから祀られ女性を守護してくださる神社。
神武天皇の母親にあたる、玉依姫命が御祭神です。

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かわいらしい顔が描かれている手鏡の絵馬が人気。
自分が普段使っているメイク道具でお化粧をして、
裏に願いを書いて、外見も内面も美しくという意味があるそう。

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(公式HPより拝借)

かわいいですよね。
私が参拝した時も、女子大生らしき3人組が楽しそうに書いてました。

また河合神社の神官の子として生まれたのが、方丈記の鴨長明とのこと。
晩年を過ごした建物を再現した、方丈の庵が展示されていました。
(写真撮り忘れ)

河合神社は、糺の森(ただすのもり)の中にあり、
ひっそりと奥ゆかしく佇んでいる感じがしました。
女性を守ってくださる神社なので、参拝者も女性ばかり。

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現代は、ジェンダーレスな時代なので、
身も心も、常に美しくありたいとおもうすべての人を
お守りしてくださるのだろうなと思います。

シャワシャワと響くセミの声を浴びながら、
糺の森を歩いていると、不思議と瞑想状態に近い感覚で、
心地よかったです。

普段、セミは大の苦手。
けど、神社にいるセミはなんだか平気という不思議。
(街のセミに比べて落ち着いてる感じがする…)

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2時間ほどたっぷり、下鴨神社のパワーチャージをしてから、
バスで次の目的地へ。

京都観光は、断然バスがお得で便利。
京都の街並みもだんだんと覚えてきました。

帰りのバスで、河原町今出川周辺をとおりましたが、
オシャレかつ、趣のあるカフェをたくさん見かけました。
次の時間が詰まっていなければ、途中下車したかったぐらい。

また次、京都にいくときは、下鴨神社から歩いてカフェ散策をして、
鴨川デルタでのんびりしたいな。

【下鴨神社へのアクセス】
京都駅から、市バス(4番または205番)に乗車し、
下鴨神社前(もしくは糺の森前)下車。

大体30分くらいの乗車時間で、バス代金は230円。
京都駅でバス1日券を購入すると、600円で乗り放題。
(2021年10月1日から700円に値上がりするので注意)


まとめ

今回の旅も、晴天にめぐまれ
偶然、みたらし祭りや氷室の氷に出会ったり、
糺の森では、歩きながら瞑想状態を体感できたりと
守られているような、歓迎されているような、幸運が続く旅でした。

最後に、神社に行くと必ず光のパワーが入った写真が撮れますので、
そちらで締めたいと思います。

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森の中で、光のシャワーを浴びるの図。

下鴨神社は、森の中も気持ちのいいエネルギーなので、
たくさん歩いてみてください。

真夏は暑すぎるけど、みたらし祭りやかき氷、
森に入ったときの癒され感は、夏ならでは!って感じで
夏を思いっきり感じることが出来ました!

ここまで読んでくれてありがとうございました。


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